電子書籍
安心して読める
2020/07/14 18:12
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投稿者:Ton - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編と違って最初から「あやせルート」と銘打たれているので安心して読める。沙織や黒猫などの主要キャラと遭遇したときのコメディシーンが面白い。どろどろした恋愛ものより軽いラブコメのほうが読んでいて気が楽。
紙の本
あやせルート
2020/06/27 21:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤンデレあやせ様降臨!!
シリーズ完結からずいぶん経ったけど
相変わらず蹴るわ殴るわの
強烈な美少女でした。懐かしい
でも桐乃のために
嫌いなオタクに向き合うがんばり屋の姿、
すごく応援したくなりました
「お兄さんのことが……好きです」
鳥肌もんだよ。可愛いなー
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内容紹介
『俺の妹』シリーズ復活! 新垣あやせルートをノベライズ!
高校3年の6月。俺はあやせから、相談を受ける。「お兄さん、桐乃のことでご相談があります!」あやせは妹の親友で、俺のことを嫌っている……これからもそのはずだった。
なのに相談に乗っているうち、「わたし、お兄さんにずっとひどいことを――」誤解は解け、俺とあやせの距離は急速に縮まっていく。
「……へ、部屋で二人きりだからって変なことしないでくださいね?」
「やっぱり! な、何を考えているんですか変態!! つ、通報しますよ!」
あやせとアキバデートをしたり、一緒に妹ゲーをプレイしたり、夏コミに参加したり――どうしてこんなことに!?
これから語るのは、『俺と妹』の物語ではない。――俺とあやせの物語だ。
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久しぶりに俺妹関連に目を通したがやっぱり京介と周りの女子たちの絡みをみるのは面白い。男と女としての会話ではなく、京介と黒猫、京介とあやせといった定番のキャラたちとの掛け合いはこの作品ならではの面白さがある。正直アニメ版でしかおっておらず、小説版は少ししか目を通したことはないけど、アニメ版とは違った部分が多く面白かった。登場人物は総じてかわいいが、今回の主役のあやせは頭ひとつぬけていた。
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2013年6月に最終話(のはずだった)12巻が発売されてから6年。
何と「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の13巻が発売されるというではないですか。
一旦は完結したはずのシリーズの復活、続編刊行に驚き、狂喜乱舞するという展開は「狼と香辛料」シリーズに続いてこれで2回目です。
追いかけていたコンテンツで2回もこんな喜びを味わうことができるなんて、自分は幸せ者だと思います。
特に、他のコンテンツのおまけの短編や掌編ではなく、ライトノベルというメディアで、巻数を引き継いで発行されるということは、ナンバリングシリーズであり、いわば「正史」であるということであって、すごく意味があって、心強く感じます。
もっと言うと。サブタイトル「あやせif」を見て、みんなが同じようなことを考えたと思うのですが。
これは12巻で味わわされた失望を拭い去り上書きする得難い機会ではありませんか。
ifと言いつつも正史なんですから…。
互いが互いを無視するような冷え切った関係だった兄妹が、徐々に仲の良さを取り戻していく過程を描いた本シリーズは、文武両道の完璧美少女の妹桐乃が実はエロゲ・妹ゲー好きだというヲタクの自己肯定感をくすぐる設定と、一部実名も含まれるアニメ・エロゲ界隈のリアリティと、原作者が一部のシナリオを、ラノベのイラストレータがキャラデザインを担当し、劇中劇が謎のハイクオリティだったりするという作品愛に溢れた丁寧なつくりのアニメによって、ヒット作となりました。
物語が進むにつれ、主人公京介と妹桐乃はゆっくりかつての絆を取り戻しつつある一方、桐乃のヲタ・非ヲタの友人たちと京介とのハーレムものを思わせる展開も見せるようになり、特に友人の一人、黒猫は桐乃を凌ぐ支持を集めて、読者投票で物語はいったんは「黒猫ルート」に入ったこともありました。
最終的に京介は桐乃を選びます。
このラストには多くの批判的な意見がありました(例えばamazonのレビューで見て取ることができます)。
自分も納得がいかなかった一人です。
ハーレムエンドで曖昧に幕引きを図ることができたのに、ヒロインを1人選んでエンディングを描いたことは評価に値します。そして選ばれたヒロインが実妹の桐乃だったことも、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」物語なんだから桐乃エンドしかありえない(12巻作者あとがき、意訳です)ことも百歩譲って認めましょう。
でも、その桐乃エンドの内容が許しがたいものだったのです。
「おう、近親相姦上等だ! 実妹エンド、やってやるぜ!」と京介に啖呵を切らせたわりに、1ヵ月の期間限定で付き合って、結婚式の真似事をして、何事もなかったかのように兄妹に戻る(さらに戻ったはずなのに未練たっぷりで不意打ちでキスを交わしている)、というなんとも煮え切らないラストは、桐乃以外のヒロインを一人ひとり振っていく様がきっちりと描写されていることもあって、振られたヒロインたちがあまりにも哀れです。
これが失敗だったこと(作者自身も失敗したと思っていること)は、作者の次回作「エロマンガ先生」のヒロインが義理妹であることから火を見るよりも明らかですし、「近親相姦上等」まで思い切ることができない場合は、実妹と言いつつ実は血がつながっていなかったことが分かったという超展開を引っ張り出すことが古来からの大切なお約束です(みんな大好きジブリのアニメでも使っています(コクリコ坂がそうですね))。逆に行動力の鬼である京介が政界に進出し、2親等同士の親族が結婚できるよう民法を改正し、晴れて2人が婚姻届けを提出する…、というエンディングだって、このシリーズだったら不自然ではありません。
そんな考えられる限り最悪のエンディングを、「各ヒロインとのエンディングをそれぞれ個別に描く」というギャルゲでは当たり前の手法を使って、上書きしよう、という意図が「あやせif」のサブタイトルからは読み取れる、と自分は感じました。
PSPで出たゲームのシナリオの焼き直しかもしれないけれど、それでもあの消化不良だったラストの印象が変わるかもしれない…。
サブタイトルを見ただけでここまで思いが巡ってしまったのです。
上下巻が揃ってから読み始めたのですが、内容的にはサブタイトルを見ただけで巡らせてしまった妄想のとおりでした。
もともと京介が桐乃とあやせのために泥を被ってシスコンの変態を演じていること、そしてあやせはそのことに気付きつつも京介の嘘を信じているふりをしていることは、本編(ifルートでないほうを本編と呼ぶことにします)にしっかりと描写があります。
さらに、ついゲームにうつつを抜かして非ヲタの友達との関係がおろそかになりがちな桐乃と、自分の知らない世界・自分の知らない友達の領域が桐乃の中で膨れ上がっていくことに不安を感じているあやせ、そしてその間に立って苦労する京介も、しばしば本編で描写されています。
本編でのこれらの伏線を踏まえ、ifルートのこの巻では、不安に駆られたあやせの相談に親身になって応える京介、そんな相談が繰り返されるうちに、あやせは京介の優しさを感じ、京介に告白するところまでが描かれています。
わずか211ページ、しかも余白が多いラノベですし、ストーリー的にも予定調和の内容をさらさらと読み進めるだけ、時間的には読了まで1時間もかからないほどの内容の薄さです。
でも、久しぶりに読んだ「俺妹」はやっぱりよいものでした。この巻には、キレるあやせ、混乱するあやせ、蹴りを放つあやせ、そしてデレるあやせ、ラブリーマイエンジェルあやせたんの魅力が満載です。「通報しますよ」「死んでください」が読めるのはこの上なく幸せです。
上巻は彼氏彼女になったところで終わりなので、どこまであやせたんがデレるかは下巻でのお楽しみ、ですね。
少しだけ言っておくと、京介はあやせに対してだけ「セクハラ発言」を繰り返しています。最初に被ってみせた「変態」のペルソナを引きずっているだとか、あやせの反応が面白いだとか理由はあるのでしょうけれど、せっかくのあやせルートなのですからこの辺りの京介の気持ちをもう少し掘り下げてもらえるとよかったのかなあと思います。京介=プレイヤーだったゲームのシナリオと、京介は実は正直でない話者だったという声もある小説とでは、京介の扱いは少し変えて���しいと思うのです…。
このままでルートが進むと、美少女に告白されて舞い上がっている平凡な高校生のまま終わってしまいます。
なぜあやせなのか。
なぜ桐乃でないのか、は比較的簡単です。
でも、なぜ黒猫でないのか、なぜ麻奈実でないのか、あやせの何が良いのかについては、京介の声を聴きたかったと思うのです。
もう一つ。
この先、黒猫if、加奈子ifと続刊が予定されているようですが、どうか、桐乃ifも書いてやってください。もちろん近親相姦上等なやつです。ぜひ。
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俺妹のあやせルートです。
あやせが京介にアキバに連れて行ってもらったり、
コミケに行ったり。
桐乃と同じ行動を取る事で、少しでも「桐乃の趣味」を知りたい。
と同時に京介を頼る。
そして、コミケの帰りにあやせが京介に告白。
京介もそれに応える。
ifルートではあるし、今後どうなるか…
楽しみのような、先が読めてるような・・・
どう話を纏めるのかな??
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ifルートを形にするのって、
小説っていうよりも、ゲームを読んでいるような感じがしました。
その人その人の中にあるif。
ラブコメだから許される世界。
ほんの少しだけ違ったらが許されたパラレルワールド。
どこに世界があるのか。
どこから世界が進んでいくのか。
この調子でいろんなキャラクタで世界を楽しませてくれるのかな。
一つ物語を終えて、新しい物語が始まりました。
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『2019年 8月 10日 初版 発行』版、読了。
サブヒロインとのifストーリーとして展開される「あやせルート」の上巻です。
完結した本編とは全く異なるパラレルだと読みすすめたものの、これまでのシリーズからずいぶんと疎遠だったために、記憶も曖昧なこともあって本作の内容に関しては新鮮に読み進めることができたと同時に、いつもの安定の文体でスラスラ読めました☆
語り手の京介とは、ある意味ラスボス候補でもあるあやせとのやりとりはあいかわらずで、言動をあやまればディスられるのはいつものことで、その合間に現れるかわいらしさが微笑ましくもあったり。
とはいえ、京介の無知な好き好き発言があやせの心を動かした、本編最後の場面は作者ならではの上手な展開だとも。
引き続き下巻を楽しみたいと思います。