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洒落にならん。
確かに先生が嫌だ。やり方が、胸糞悪い。言ってることに一欠片の正論が含まれていることもリアルでえげつない。まったく正しいことのない言葉は信じられないもんね。正しいだけじゃ生きてられないってわかってるはずなのにね。あーもう、暗くなるわ。
でも、主人公の将也はまだ理解出来る。私は本当に、将也の友達の子、えーと、塾行ってた子、あの子が理解出来ない。今まで友達として(たとえ表向きだけだったとしても)付き合っていた子をあっさり切り捨ててイジメる側に回って、それを何年も何年も継続する、その感情を持続させるエネルギーって何なんだろう?始めてしまったことを続けている内に、それが習い性になってしまうんだろうか?そうやって惰性で人を追い詰め続けることが出来る人間なんているの?ほんとうに?自分のやっていることがどういうことなのかわかっていないの?
将也にだって返ってきたように、何年も積み重ね続けた自己責任のツケを払う日が、きっと何らかの形で訪れるんだろうと思うよ。あの二人に関わっていた全部の人にさ。せめてそういう風に出来ていないと、やってられないよ、生きることなんて。
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少年マンガにしては難しいテーマですが、起こりうる年代であるので、現実問題として受け止めて欲しいと思う。今後どの様に問題を紐解いていくのか興味があります。単に障害を抱えた恋愛物語にはして欲しくない。
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(1、2巻の感想)
聴覚に障害を持つ女の子・硝子をいじめる主人公・将也。いじめるシーンでの主人公・将也のモノローグが独善的で不愉快すぎる。
いじめが学校にバレた途端にコロッと手のひら返すクラスメート達。絵柄が可愛い分、その無表情は空恐ろしいものがあるな~。ただ、将也はあんまり黙ってイジメられるタイプには見えないんだよな~。
あと、リアルな舞台での物語なのに男女の間違いはやっぱり不自然。「そんなの初めから知ってたよ」とかでも良かったのでは……
この先、読みすすめることでお互いの献身的な姿に感動……することが出来るかなぁ?
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いじめの原因はいじめられる側にある。自分と異質なものに敏感な年頃の子どもに、ろくな道徳教育もしてこなかった大人が子どもの道徳のなさを責めるのは酷。いじめの原因があるのはその子の自身のせいではないけど、そのような子はどこかで変わらないといけない。いじめはその変わるチャンスでしかない。いじめを乗り越えるにしろ逃げるにしろ、当人にそれを気づかせてやる大人の存在が不可欠だなと思った。
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聲の形 1&2巻:名作として後世に名を残せるか?
http://orecen.com/manga/koe-no-katachi01-02/
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小学6年生のある日、耳の聞こえない女の子・西宮硝子が転校してきた。
その後の日々で、「教えてあげる手間」、「授業の遅れ」、
先生の言う「仕方のないこと」のせいで石田将也のクラスのバランスは崩れていく。
将也は興味本位で硝子をイジメ始めた。
子供ゆえの残酷さなのか?
イジメていたはずの将也は、気付けばイジメられる側になっていた。
それから6年が過ぎ、将也は死ぬために硝子を訪ねた。
やり残したことを片付けるために・・・。
この巻では、石田将也が西宮硝子を訪ねたところから始まる。
そして場面は過去に戻り、将也の「やり残したこと」に繋がっていく。
解らないことが多く、話の内容もあまり気分の良いものではなかった。
自分がどの立場になっても、どうなるのかがよく解らなかった。
どの立場も、自分もそうなってしまうような気もするし、ならない気もした。
気になることが多かった。
・将也の高校3年間は、本当はどうだったのだろうか?
他社から出ている吹き出しの大半は本当のことか?
将也の妄想が混じっているのではないか?
・将也が「硝子と会うのは60とかになると思っていた」のはなぜか?
・なぜ、クラスの他の子達まで硝子をイジメたのか?
自分たちとは異なるものを排除しようとしたのか?
遠ざけたかったのか?
自己の確認か?
・将也の机の落書きに「うらぎり者」とあるが、なぜか?
・卒業するまで毎日、机の落書きが続いたがその原動力はなにか?
・同級生の島田は、なぜ中学でも将也をイジメ続けたのか?
・担任の竹内先生は、硝子が聞こえないと解っているのに、なぜ何のケアもしないのか?
平等に扱ったということなのか? どうでも良かったのか?
なぜ、自分のクラスに引き受けたのか?
・硝子が標的の時一応でも注意をしていたのに、将也の時はどうしたのか?
・いずれ将也がイジメられることになると知っていたのか?
・将也達が硝子にしていることが問題となった時、竹内先生に咎めはなかったのか?
・将也の母親は、将也の様子に何の違和感も抱かなかったのか?
子供に関心がないのか、都合の良いときだけ関心を示すのか?
それとも、どこまでも信じているのか?
硝子の件があった後はどうだったの?
・将也の靴が何度も無くなる、もしくは無くすことについて不審に思わなかったのか?
・「きこえの教室」から来たという喜多先生は、結局なんだったのか?
・硝子が転向した後、将也がイジメられ続けたのはなぜか?
・クラスは、なぜバランスを取り戻せなかったのか?
全て詳しく、漏れなく書き起こす必要もないのだろう。
書いてないからこそ、考えさせられる、もしくは想像させるのかもしれない。
将也は「俺はあいつが大嫌いだ。」と思った。
良くないことの全てを硝子のせいにし、自分は被害者でしかない様子は
将也の甘えなのだと思う。
全ての責任を硝子に押し付けようとした結果、「嫌い」という言葉一つになったのだと思った。
子供なりの複雑さを含んだ一言なのだろうと思った。
将也がしたことは将也の責任だし、一緒になってイジメた子供たちはそれぞれの責任。
クラス内で起こっていることを放置したのは竹内先生の責任で、硝子の責任ではない。
そう思うのは、そう考えるのは、自分が「子供」ではなく「大人」になったからなのか・・・?
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耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。
子供は残酷って言葉がピッタリ当てはまる様な内容だった。
とっても難しい問題を描いてるだけに続きが気になる。
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物議醸してる風な噂を前々から聞いていたので
暇つぶしに軽い気持ちで買ってはみたものの…重い。
暇は潰せたけど、心も結構潰れたような。
子どもって残酷だけど、これを読んで
「わぁ…残酷」なんて思ってる私の方が
よっぽど残酷だよなぁなんて何の解決にも
ならない感想しか出て来ない大人でした自分。
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少し話題になっていたので読んでみました。
読了後の感想は
読む前に聞いていた情報とも予想してた内容とも違いました。
色々な要素が詰め込まれてる気がしてなんとも言えません。
複雑な気分にさせられますが先が知りたい作品です。
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登録忘れ。一貫を読んだときにはずいぶん暗い話だなと思っていたが、迫力はあった。
出版までの経緯を特集していた記事の方がどちらかというと印象に残る感じ。
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将哉の視点からだけで描いてあるので他のみんなが何を考えて行動をとっているのかわからないところがいい。
子供の頃なんて他人がどう思ってその行動をとるかなんて考えたこともなかったし、無邪気に他人をからかったり暴力を振るうのなんて結構あった。そこがリアルに描いてあってこれからの展開も期待。
読み手の私も他人の行動や考えに鈍感なところがあるので、将哉の鈍感な考えのままえがかれていくのなら他の登場人物の考えを汲み取れるかが不安です(笑)
顔にばつマークがついている表現が結構好き。
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いきなりかなり痛い、重い。
さらっと話は進むので、やってることの内容に反して軽く感じますが、結構これは話として重いんじゃなかろうかという。
そんな雰囲気を醸し出している漫画です。
これ、気力ないときじゃないとかなり読むのが辛い話ではないかと思います。
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1~3巻(続刊)まで読了。
退屈を嫌う悪ガキ少年と耳が聞こえない転校生の少女。
異質なものとして興味を持ち、退屈しのぎに苛めを始める少年と仲間達。
苛めは段々エスカレートしていくが、ある時問題として表面化する。
その瞬間から様々なものが反転していく。
障害・いじめ・その先の未来、内容は重い。
もしかしたら読む人の自身の過去を見返す人もいるかもしれない。
必ずしも良い感動を得られるとか、そういった部類ではない。
こうなって欲しいという期待を読者が持てない。
どう感じて欲しいではなく、彼らはそうだったとい真摯な作りの物語?
それらを踏まえた上でも心は揺さぶられると思います。
1巻の小学校時代に1人1人が表裏でどう思って、何を望んでいるのか。
2巻以降の高校時代や回想の中学時代にそれがどう繋がっているのか。
1人1人の思惑が交錯しているので、1本筋の展開ではありません。
ボクとしてはただ漠然と良い未来であって欲しいと願う位かな。
あと作風、耳が聞こえないヒロインとの「間」の描き方が素晴らしい。
良くも悪くも心を掻き乱されたい人にお勧めです。
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なかなかに不愉快な感じで。
とはいえ時間が経って割と偉い展開になっている気がするんで、どうなるのかなー、とは気になる。
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このマンガはすごい。罪悪感なくいじめてしまう小学生、浮いた人間を排除する小学生を描いているが、そこまで暗い雰囲気ではなくごく自然に最後まで読ませてしまう点で。