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単行本が刊行された頃から読んでみたいと思っていた本。
文庫化されるまで首を長くして待っていた!
昨日書店に行ったら売っていて、直ぐに購入!
期待大で読み始めた。
あー!もうこの感じ!!
絶対私が好きなヤツじゃん!!
クローズドサークルじゃん!!!
フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、てんこ盛り。
何よりもビックリさせられるのが、このクローズドサークルを作り出しているモノ(笑)
いやぁ、無かったと思いますよ。今までこんな本!
面白かった!
こういうエンターテイメント性に溢れる作品は大好きだ(*^▽^*)
楽しい時間だった♪
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各方面で高評価だった作品の文庫化。待ちわびてた。
解説で有栖川有栖先生が仰るように、特殊設定を絡めたミステリはその特殊設定がいかにミステリ要素として機能するかによって評価が大幅に変わると思う。この作品は本当に上手く特殊設定を使っているなと。
シリーズ次回作も楽しみ。
余談:
レビューになんとなく書こうと思っても文章化できなかったことが、全部有栖川先生の解説によって余すところなく綺麗に説明されていて、それも読んでいてスッキリした。
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本格ミステリってやっぱり面白い! どんな奇抜な設定も、荒唐無稽な環境も、本格ミステリの面白さを引き出す材料になる、ということをこの一冊は教えてくれました。
この手の作品ではお約束の展開とも言える、籠城戦やバリケード、あるいはそれが突破されたときのパニックを、あますことなくロジックに取り込み、最後の推理につなげる。間違いなくこれは本格ミステリだ!
展開の巧みさもさることながら、謎の設定も見事! なぜ今事件は起こったか? 部屋に残された手紙の謎は? どうやって部屋に連れ込んだか? 第二の事件では、なぜわざわざ犯人は手間をかけた方法で、殺人を行ったか? と様々な謎を設定し、いずれも、この状況だからこそ生まれ、解決に導かれる謎になるのです。
ミステリ、パニックものの素晴らしさもさることながら、リーダビリティの高さや、キャラ設定の面白さも見逃せない。個人的に「おお!」と思ったのは探偵役となる比留子が、登場人物たちを名前とそれぞれの性格を、読者にも分かりやすいよう整理した場面。
たぶん著者の今村さんは、本格ミステリの登場人物の多さや、時には個性が描かれていなくて、誰が誰かわかりにくい、といったジャンルへの批判を、少し皮肉ってこういう場面を書いたのかと思います。
出オチになりかねない設定に加え、こうした場面をあえて加えてくるあたり、この作品は本格ミステリというジャンルへの、一種の挑戦状にも思えてきます。そしてその試みがいずれも見事に成功しているのが、本当にすごいです!
本格ミステリとは、不可思議な謎を論理により解決に導き、混乱した世界に秩序を取り戻すジャンルだといったことを、以前どこかで読んだ気がします。
この常識外れで、手のつけようもない設定、そして不可解なことがあまりに多い連続殺人の謎。それは読者にとって暗闇に投げ出されたように感じるのではないでしょうか。しかしこの小説は論理というただ一つの武器で、すべてを結びつけ世界に光を取り戻す……、もう素晴らしすぎます!
解説で有栖川有栖さんは本格ミステリは新しい時代に入ったことを感じていた、としこの作品を『新・新本格の「目玉」』と評しています。
有栖川さんの言う通り、ミステリ史にその名を刻む力を持った傑作だったと思います!
第27回鮎川哲也賞
第18回本格ミステリ大賞
2018年版このミステリーがすごい!1位
第15回本屋大賞3位
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続きが気になりすぎて一気に読めた。
テンポもよくて読みやすかった。
葉村くんの視点での物語だったからか、ストーリーが頭に入りやすかったし、一緒にハラハラドキドキできました。
最後はちょっとジーンときてしまった。。。
明智さん、あんなに早くいなくなるなんて。。。
無事に生きててほしいと思ってたけど、、、
最後は切なかった。
映画も大筋同じみたいなので、見たいけど、ツラくなりそうで、ちょっと見るの悩むな。。。
けど、葉村くんが神木くんなら、見ようかな。。。
ホラーは苦手なので、ゾンビの描写で思わず顔をしかめましたが。
しばらく部屋で音が鳴るたびに、ビクってなりそうです苦笑
切ないけど、おもしろい小説でした。
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デビュー作にしてこのミス2018ほか4冠達成の本作が文庫化されたので。大学のミステリー同好会達が避暑地の別荘へ、近隣では5万人規模のミュージックフェスも開催されている。
館ではお決まりの密室殺人が起き、奴らがやって来る。
全く新しい本格派かも。
神木隆之介、浜辺美波の映画も楽しみです。
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早々の文庫化。話題になり出した頃からずっと読むのを楽しみにしていたので、金銭面のことも含め専ら文庫派、の自分としてはとてもありがたい。そして内容も、期待を裏切らない素晴らしさで、これまたありがたい。クローズドサークルものってことは耳に入ってたけど、なるほど、こうやって環境設定をする訳ね。屍人と密室っていうワードから、何となくの予想はあったけど、屍人の特徴とか、それをトリックに組み入れるやり方とかが秀逸で、つい惹き込まれてしまう。これが処女作ってのも驚き。第2作が続編みたいで、それなら是非に読んでみたいけど、やっぱりまた文庫化待ち(苦笑)。楽しみ。
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おもしろかったんだけど、さんざん衝撃の展開!みたいなことを聞いてたのでハードルあがってたな。
もっとなんかあるのかと思ってた。
あの設定以外は普通にまっとうなミステリでした。
そしてあの設定知らなかったから買ったんだけど、めちゃくちゃ苦手なやつだから知ってたら買わなかったな。
続きはあれじゃないみたいだから文庫になったら買うと思う。
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設定自体は荒唐無稽だが、本格ミステリの題材が出切った感のある昨今では、なかなか面白い着眼点。
また、設定に出落ち感のあるものではあるのに出落ちでは無く、設定をうまく使っている。
目新しい中にも、ミステリーのお約束もしっかり押さえられており、通も好みそうな内容。売れるのも納得の傑作。
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初今村。本格ミステリ大賞受賞作。漸く話題作を読めて、取り敢えず満足(^^ 少しアリス先生を感じさせる作風。葉村=アリス、明智=江神(アリスファンなら分かってくれるかな?)、比留子=マリア…かな?まさか○○が死ぬとは…。班目機関残党?の暗躍から○○○の出現、それから主人公たちの活動範囲が徐々に狭くなっていく過程の緊迫感など…事件が起きない導入部を過ぎ去れば、あっという間に——まさに怒涛!!クローズドサークル、ロジカルな謎解き、そして意外な犯人。これが嫌いなミステリィファンっています?デビュー作(+シリーズもの)と言うことで、キャラクタ描写に若干の粗さを感じつつ…それは作品を重ねるにつれ解消されていくでしょう。ま、それを差し置いても傑作!次回作(どうやら『魍魎の匣』っぽいぞ…!?)に期待して、星四つ半。
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久しぶりに一気読みした!
ミステリーだからっていうのもあるけど、話題作なだけあって単純に面白かったです。
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映画化も話題の今村昌弘デビュー作、文庫化を待っての読了。
大学のミステリ愛好会のメンバーが参加した「曰く付きの映画研究部夏合宿」で未曽有の事態に見舞われ、籠城したペンションで起きる凄惨な連続殺人の顛末を描いています。
かなり奇想なシチュエーションなのですが、ミステリは超本格!展開と相まって一気に読ませます!ってか、ホントに一気読みでした!
ちょっと映画も観てみたい・・・続編も楽しみです。
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怖さ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
謎解き度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
現実度 ⭐️
スケール⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ミステリーは東野圭吾さん中心。。。
だから、読み進めながら何回か手を止めてしまいました。
怖かったから、、、です。
「医学は科学。それ自体に罪はなし。
使う側の人間側の問題である。
けれどその扱いを託すのに、人間ほど当てにならない
生き物はないのではないか?」
医学部出身の著者の想いを垣間見た気がしました。
#読書好きな人とつながりたい
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ずっと気になっていた1冊。
文庫化されたことを期に購入。
大学生が主人公であること、サークル合宿に行くことくらいしか予備知識はない状態で読み始めたが、正解だった。
あまり前情報がないまま、読むことが出来て良かった。
久しぶりに一気に読み切ったが、
スピード感やスリル感があって、凄く引き込まれた。
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いわゆる密室とゾンビによる密室という二重の密室殺人といった設定となっており、その謎解きという意味での面白さは評価できる作品だと思う。密室の中での殺人に加えて、ゾンビに襲われてゾンビ化するという設定のため、多数の被害者が出るのだが、最初のうちは理解がついていけずなかなか読み進められなかった。最後の謎解きの部分は面白く一気に読了した。トータル、三ツ星半というところか。
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ゾンビが出てくるとは思わなかった。
明智さんが序盤でいなくなっちゃうし。
ヒルコが葉村を助手にしたがる意味がわからない。
明智さんと3人で事件解決してってもよかったじゃないか!
犯人予想と言うよりも犯行動機がわりと初めの方から予想できたし。
話し方?日本語の使い方?が辺で気になった。
わたしには、合わなかったかな。
ん〜、期待した分残念だった。