紙の本
マンネリ化せずますます快調なうえに、本格的諜報機関ものの重厚ささえ感じさせる。
2023/04/29 10:23
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンネリ化せずますます快調なうえに、本格的諜報機関ものの重厚ささえ感じさせる。絶望的な状況に追い込まれながらもしぶとく生き延びる“グレイマン”の活劇の凄さに、どんどん巨大な敵との戦いに発展していく驚く展開、敵味方が判然としない諜報機関もの特有の緻密な構成。加えて6巻で登場したロシアの幹部スパイ:ゾーヤが主役級で再登場してくるのだから堪らない。しかも今回の敵はこのゾーヤの父親という設定なのだから実に微妙。この構図、何となく『ドラゴン・タトゥーの女』に始まる「ミレニアム」シリーズを彷彿させる。ところで主役の“グレイマン”が繊細な神経を持つ生身の人間であるという現実味は良いのだが、毎回、あちこち怪我だらけ。本作でも、ボクシングを基本とした巨漢にボロボロにされてしまう。こうも毎回ボロボロにされてては体が持たないよと心配になる。しかし、そこだけは主役なのでシリーズが続く間は活躍してもらうという非現実さは許容しなければねーー(笑)。
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『暗殺者グレイマン』シリーズは全て読んでいます。
グレイマンがシリーズを重ねるごとに、だんだん人間味が出てきました。賛否両論があるようですが、私は支持します!
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今回も暗殺はしませんでした。
こうなってくると、一作目翻訳時の邦題の選択ミスとしか言えない(笑)
そして、主人公を特徴づける「周囲に溶け込み目立たない『グレイマン』」能力も、
本作ではストーリー転換の繋ぎの場面にちょっと出てくるだけ。
はっきり言えば、グレイマン能力があってもなくても関係ないストーリー。
アクションも、相手方が「ギャングのゴロツキ」のものばかりで、
これまでの正規兵/傭兵/民兵に比べて格が落ちています。
さすがにそれではマズイと想ったのか、最後のほうにすこしだけ
特殊部隊(と想われる集団)と傭兵が相手になりますが、
グレイマンも特殊作戦チームと協同で戦うため、
アクションシーンとしては地味なものになっています。
いつもと同じところといえば、
色々な登場人物に付き添う「護衛チーム」は
たいした働きもせず蹴散らされるやられ役なところと、
建物の警備がザルなところです(笑)
ヒロイン役が、知性も身体能力も高く描写されているが、
本質的に「自己中バカ女」なところ。敵役に肉体的にタフな怪人が
出てきたところ。その怪人との決着の場面でこれ見よがしに
墜格子が描かれているところ。などなど、B級アクションスパイ映画の
テイストを感じることが多かったです。
シリーズの失速を感じた作品でした。
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ロシア絡みの諜報小説。イギリス、アメリカが主たる舞台で、人的には北朝鮮も登場する。結構複雑な話で、なかなか本筋が見えてこない。感想は、下巻読了後に記す。
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本シリーズも数えて7作目だ。これまで、主人公ジェントリーの正義漢ぶりにやきもきした場面もあったが、前作くらいから、それが一番大きな魅力になっている。おまけに今までは単独行動が主だったが、本作は、もはやチームとしての活躍だ。全編緩むことなく展開するストーリーに1週間は没入できる。
最近、仕事上でアセット(資産)という言葉がよく出現するが、冒険小説では工作員のことをアセットと呼んでいる。工作員に指示を出すのはハンドラーだ。会社で資料を読みながら、『アセットを使って生産性を向上させる・・・』フムフムとハンドラー気分に浸っているのは私だけだろうか。
いや、英語をカタカナに変え、使いたがる国民性ゆえ、5年後には上司のことをフツーにハンドラーと呼んでいるかもしれないね。
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“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。彼の乗るジェット機がイギリスの空港で襲撃され、CIAが捕らえた銀行家が連れ去られた。CIAに依頼され、グレイマンは銀行家を追う。一方、アメリカでは、元SVR(ロシア対外情報庁)将校のゾーヤが保護されている秘密施設が襲撃を受けた。ある目的のため、彼女はこの機に逃走する。やがてふたつの襲撃事件が関連していることが明らかになるが…。
シリーズ第8作。今回も快調なペースで物語が展開。読ませます。
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うーん。
読んでいると、コートはジェイソン・ボーンに思えてくるし、ブルーアはボーンを助けたニッキーなんじゃね?と思えてくると言ったら、ダメなんでしょうか?(笑)
上巻では、まだまだ序の口。物語は下巻で動き始めます。
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コートランドジェントリーシリーズ。
今回のターゲットは派手。
正式にCIAの下請けエージェントとして復帰したジェントリー、任務のために移動中に全く関係ない護送任務の襲撃に巻き込まれる。
渋々ながら、襲撃犯の追撃に向かう。
一方、アメリカ国内で軟禁されていたロシア人工作員も手の襲撃をうけるが、間一髪のところで切り抜け、逃走する。
今回は前回よりもスケールが大きい。
今までに比べると自身にふりかかる災難は少ないが、その分物語の展開が読めす、引き込まれる。
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流石はグレイマンシリーズ、安定の面白さ。北朝鮮のスパイが、潜水艦から日本に上陸した場面が出てきた時は、「日本でドンパチが始まるのか!?」と期待で胸を膨らまたが、彼らは直ぐに伊丹空港から別の国に飛び立ってしまったので意気消沈した(笑)
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グレイマンが乗っている飛行機が英国で襲撃される。一緒に乗っていた囚人を奪われた。同時に、CIAの監視下に置かれているゾーヤの居場所も襲撃される。グレイマンの当初のミッションとは関係なく、囚人奪回に動かされる。また、細菌兵器を研究するウオン博士がロシアの陰謀に使われる。これらが入り混じって物語は進む。大きな陰謀の謎は上巻で明らかになり、おそらく下巻ではその陰謀を阻止するためにグレイマンとゾーヤが活躍するのだろう。ノンストップ活劇なのはいつもと同じ。謎が複雑に絡み合うのが面白い。なお、ゾーヤは「暗殺者の飛躍」でグレイマンと一緒にミッションを遂行した女性だ。
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シリーズ
CIAの資産のとなった元SVRのゾーヤを何者かが襲撃する。
変わって、ヨーロッパからアメリカに向かうCIAの飛行機。立ち寄ったイギリスで襲撃にあい、ジェントリーは襲撃者を追う。
アメリカではゾーヤが襲撃者から逃れ姿を消す。
この2つの出来事は実はリンクしていた。
どうなるのか?
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好きなシリーズだからわざと間開けて
半年ぶりに読んだ
あぁ面白い…
ネトフリでどんどん続編作ってほしい
映画としてでなく、ドラマシリーズとして
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シリーズ8作目の愛するシリーズ。
グレイマンの優しさ溢れる言動に惚れ惚れ、
銃を撃ったり飛行機を操縦したり、コテンパに殴られもするが、一番の注目は愛の行方。
文庫400ページもアッという間‼
さぁ!下巻に突入!