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紙の本
戦国時代、孫市の名を追った三兄弟の運命を生き生きと描いた歴史傑作小説です!
2020/08/27 09:43
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』をはじめ、『蔦屋』や『曽呂利』、『おもちゃ絵芳藤』、『某には策があり申す』、『奇説無惨絵条々』などの傑作を次々に発表されている若手作家・谷津矢車氏の作品です。同書は、「雑賀孫市は三人いた!」と読者の驚きを誘うことから始まります。最強の鉄砲傭兵集団「雑賀衆」が対峙するのは、戦国の梟雄・織田信長です。戦国末期、織田、浅井、三好といった大大名らが生み出す歴史のうねりの中で、孫市の名を負った三兄弟の運命はすこしずつ狂い始めていきます。たちこめる硝煙に隠された切ない悲劇を、生き生きと描き出した傑作です。
紙の本
天才スナイパー
2021/09/30 13:47
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投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑賀孫市という人物は、高校時代に読んだ当時腐女子に大人気だった某小説で名前を知りましたが、しっかりとした知識を仕入れることもなく、当時読んだ小説の内容もあまり覚えてもなくて、ほぼほぼまっさらの状態で読みました。
大名たちがしのぎを削る中、ちょっと油断したらたやすく取られてしまうほど小さな雑賀庄に鉄砲という”力”がもたらされるところから物語が始まる。その力を雑賀孫市の三人の息子たち、鈴木義方、重秀、重朝がそれぞれの持ち味でその力を駆使して雑賀孫市の名を高め、雑賀庄に攻めてくる敵をなぎ倒す。
しかし、世情の流れや兄弟それぞれの思いのすれ違いから、三人は違う道を行く。
身体は弱いが兵力全体を見て策を練るのが得意な長男の義方、腕っ節の強い次男重秀、天才的スナイパーの三男重朝、三人が仲良く協力しあって雑賀庄を守っていけばこんなに良いことは無いんだけれども、領内の内紛がいつしか兄弟をも引き裂いていくのが切ない。
この作品は、『某には策があり申す』にも登場した藤堂与右衛門が登場する。『某には〜』の方にも雑賀孫市が登場するのだが、それがこの兄弟の誰なのか。最後まで読んで分かった気がする。
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