電子書籍
久米田康治なりのバブル期
2020/07/05 00:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バブル期を知らないので派手な金遣いができたと言われても実感がわかない。
画家でも作曲家でも天才肌の偉人には「引っ越し魔」が多い気がする。
ならばオサレ物件をこさえたり、自宅・仕事場を半端な回数移し替えている久米田康治はどの程度の天才なのか…。
答えは次巻・次々巻、いやもっと続くよ、たぶん。
投稿元:
レビューを見る
"「漫画は基本 読むもんじゃなくて見るもんだぞ」
「でも漫画読むって言うじゃないですか」
「それは便宜上言ってるだけで 漫画は花と一緒で見るものだ!」
「言ってる意味が分からないのですが」
「だからオマエはいつまでたってもダメなんだ
吹き出しのセリフ読んでるじゃないかと言われるかもしれないが
その吹き出しにも様々な形があって
それを読者は「見る」事によって多くの情報を感じ取っているのだ」"[p.125]
巻頭巻末のカラー漫画は大きな謎が明らかになりそうな展開が次に来そうでどきどき。
裏表紙の姫ちゃんの表情……。
投稿元:
レビューを見る
漫画家の友人を訪ねに熊本まで飛行機で行く後藤先生と姫ちゃん。
中盤では「東京でない所で漫画業をするとは」というテーマを大きく描いている印象です。
こういうのって今までの巻ではなかったから、新鮮。
久米田先生の仕事場漫画も含めて、家について考えちゃいますね。
姫ちゃんの通信簿を親と一緒に見よう、って発想がなかった(笑)
投稿元:
レビューを見る
"隠し事は描く仕事でした"
漫画家であることを隠している父と娘の日常コメディ第九巻。
本巻は単行本コラムでも取り上げられてきた、引っ越し・地方在住ネタなどなど。
作中で語られる漫画論に納得。一般に言われる内容でもあるけれど、久米田先生は特にデザイン志向の強い作家さんだからなおさらかなと。
描き下ろしはちょっと踊り場、次巻ついにあの人の登場か。