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ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー。由佐美加子先生と天外伺朗先生の著書。価値なしモデル、愛なしモデル、ひとりぼっちモデル、欠陥欠損モデルという4つのメンタルモデル。私は多かれ少なかれ4つのメンタルモデルの全てに当てはまっているかも。自分に嘘をつくのではなく、自分に正直に向き合うことで得られる何かがある。
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改めて自分自身にしっかりと向きあい
逃げずに認めなければと痛感。
過去の自分からの忠告があっても
意志の力で真の自分のために
やってみる。小さいところから
まず、始めてみよう!
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由佐さんは絶妙なさじ加減でスピってるのがよかった。
塾生5との最後まで食い違う会話にハラハラ。
Key
・4つのメンタルモデル
・タッチポイント
・生存適合OS
・源
いままで多くの人が「社会的な成功」の方法論を説いてきましたが、そのほとんどが「分離の人生」の教えでした。「分離」したまま社会的成功を達成する方法論です。
本書では、その一歩先にある「統合した人生」への道をお伝えします。「怖れ」、「不安」、「戦い」、「努力」の人生から、「愛」、「調和」、「平安」、「幸福」な人生への変容です。
生存の何が快で不快か、ということは、思考で判別されてわかるんですよね。だけど、本当に、自分の奥の命が何を求めているのかという世界は、考えても、絶対にわからないです。
もっとシンプルだし、もっと大事にしたいことって、人間がごちゃごちゃ考えている世界より、もっとずっと深いところにあって。愛が欲しいとか、つながりが欲しいとか、もっと自分の人生を自分らしく生きたい、とか。そういう類のものなんですよ。
塾生1「高度成長の時代の人たちとか、そんな感じじゃないですか」
由佐「その世代が、それをやったということは、人間の意識の段階としては、次のスパイラルに登れる可能性があるということだから。だから、前の世代がやったことをずっと繰り返すって、絶対にないんですよね。必ず、世代ごとに進化しています。人間って。だって、宇宙はきっと刻々と、進化しているから。人間も、やっぱり、刻々と進化するわけですよ。なので、前の世代が終わらせてくれたことは、同じことをやる必要がなくて。そこから、次のフェーズに行けるのが、やっぱり、次の世代に生まれた面白さじゃないですかね。」
塾生9「針の穴を探すって、アクセスポイントという言葉を使っていたんですけど、どういう探し方をしているのかなってところを言語化していただけるのであれば、聞いておきたいなという…」
由佐「本人の感情が、どこで揺れるか、です」
(略)
塾生1「そこに揺るぎが出てきて、突っ込んでいくと、開いていく、みたいな」
由佐「そう。だから、揺れてるから、すごい。波動が動くので。そこにチャンスがあるんだけど。(略)」
本当の愛はどういうものかというと、自分の中にある分離を統合して、すべての私があるがままあるんです、というすべての自分を、いい悪いなく感じるところから始まります。本当に命そのもの、という器の中に、自分がいれるようになる。ここから、表現するんですよ、ただ。自分にあるどんな真実とも分離なく。この表現こそが全部、愛から生まれているから。この愛が表現された時に、愛が循環するという形になって。それは、人間の体験としては、もれなく、喜びなんですよ。だから、奉仕という世界がなくなるんですよね。(略)そこに、正しさも、やってあげるも、取引も、何もない。
塾生6「価値なしモデルと、欠陥欠損モデルは、何が違います?(略)」
由佐「人間って、どんな人もいろんな欠陥や欠損があるって思っていて、凸凹な存在じゃないですか。あるがままというのは、いろんないびつな形をしていて、その存在の凸凹であって完全だ、という感じなんですよ、欠陥欠損モデルの人たちのミッションは。価値なしモデルは、行動成果のパフォーマンスじゃなくて、命が存在する『在ること』の価値。欠陥欠損は、でこぼこで『あるがまま』の個性の完全性という感じ」
メンタルモデルは絶対に一人ひとつ。
由佐「皆、痛みはすべてもっているんですよ。持っているんだけど、体を使って、その世界を創造するという行動を起こすには、何かの担当分野があるらしいというのが、私の今の仮説で。」
人間は誰もが固有の肉体をもって事して分離して存在している以上、絶対に避けられない体験があります。それは「痛み」を感じるという体験です。痛みはどういう時に生じるかというと、「自分の内側でこの世界にあるはずだ、と思っていたものが外側の世界にはない」という欠乏・欠損の認識が起きる時です。この世界に生まれてきたあらゆる人間が絶対にあるはずだと思いたいもの、欲しいものは、「自分はありのままで愛される」、という無条件の愛に対する信頼と、絶対的につながっているという感覚から得られる安心感です。
→それによる回避行動の種類
・克服型
・逃避型
この適合OSを自覚できない間は、人生の中で自分の取っている全ての行動は、必ずそのどちらかになっています。つまり、どんなに正しく、素晴らしいと思う行動をしていても、実際にはこの適合OSが見えていない間は、痛みを回避するための回避行動しか本当には人生でしていない、ということなのです。
生存適合OSは完全に個人特有で、それぞれどんな固有の言葉をメンタルモデルとして持っているのか、そしてどんな回避行動を取っているのか、を細かいところまで見ていくと、一人一人必ず異なります。
痛みに触れないように作り出したメンタルモデルを形成しているその言葉は、その人が自分の生きる世界を規定し、固定化させた言霊であり、一人ひとりの生存適合OSを紐解く目的は、まるで呪いのような言霊を見つけ、解除することにあるとも言えます。
特に逃避型の血管欠損モデルの人たちは、大勢の中にいると、不安げな、自身がなさそうな印象を受けることがあります。このモデルは、自分の凹な状態もありのままで完全・完璧であり、その自分としてこの世界に安心していていいんだ、というありのままで存在することへの承認、存在そのものを認知されること、どこにいても自分はここにいていいんだ、という安心を獲得することをミッションとしています。
(略)
ここでは心から安心して自分のありのままで入られて、本音で何を話しても大丈夫だ、と思える場所があなたの人生にありますか?と問われたら、かなり心もとない感じがするのではないでしょうか。
(略)
どんな個性があったとしても、自分はこの世界でありのままでいて大丈夫だ、という安心感は、本当はすべての人が欲しいものだと思います。自分は他の人と比べると何かがたりない、補いようもない欠陥品だ、という痛みをもつ欠陥欠損モデルは、どんな個性があったとしても、私のまま、あなたのまま、ありのままで��は完全・完璧であり、それが人間として美しく、すべての人がただその人のままでここにいていいんだよ、というありのままの自分でただ入られる安心感から生まれる心理的な安心・安全の場をこの世界に作り出し、広げていくミッションを担っているのです。
一人の人間の意識は、人生で織り成される様々体験を通して段階的に進化していきます。個人の意識の発達段階を「ライフ・タペストリー(人生の織物)」と名付けています。自我の発達とともに忘却の彼方に追いやられてしまう、生まれつき持ってきた痛みの裏にある、本当に自分が望む世界を体現し、想像していきていくまでの人間の意識の進化を表したライフ・タペストリー。
「源」という概念は、大いなるもの、神、サムシンググレート、などいろンな表現で語られていますが、私が「源」の存在を初めて感じた体験は、ビジョン・クエストと呼ばれる「魂のビジョンにつながる」ために五日間自然の中で一人で過ごす、というネーティブアメリカンの儀式にアメリカで参加したときのことでした。
「どんな仕事をしているんですか?」という質問に対して、なかなかわかりやすく答えることができません。こんなことを仕事にしたいと思ったこともないし、こんな風になっている自分も五年前ですら想像できなかったと思います。
でも、世の中を変えたいからでも、誰かのためでもなく、自分の一番深いところにある自分を突き動かしている声とその衝動に従って、他の生命に自分の生命が貢献できるように「源」に使われて、その声に応えてやれることを全てやっている、と思える奇跡の連続のような毎日を生きています。
生命の「源」の意識につながって生きる生き方や在り方が、どんな人生を作り出すのか、どんな現実の体験になるのかを、この人生を使って実験し、望む人がそれを生きられるように分かち合いたい。
由佐さんの講座HPより
おまけにその痛みの裏は、この自分がここで、この世界で何をしたいのかっていうその人の自分の使命につながっているんですよ。これ(この講座の)後半でやります。
私生まれた時からずっとすごい分離なんで、とにかくいつも一人ぼっちっていう感じの人生なんですよね。自分の痛みは「いつも一人にされる」みたいな体験なんですけど。だからこそ、「すべてはひとつで命としてつながっている」っていうワンネスの世界にすごい焦がれるんです。それが自分の情熱なんです。だからこんな仕事をしてるわけです。
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参考になる。学術的な裏付けがあるわけではないし、にわかに信じがたい概念も出てくるが、本質はそこじゃない。
自分の深層心理を感じよう、それがどのようなものでもありのままを受け入れよう、だって幼少期までに作られたものだから少なくとも急には変わらない。
そうすると、自分をゆるすことができ、それが外の世界にもゆるしをもたらす。あるがままに日々を過ごせるようになるとエネルギーが効率的に使えるようになって、その分本来の自分から湧き出てくるアクションを充実させることが出来る。それが生きがいと幸福実感に繋がる。
という話。
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1.目的
メンタルモデルの理解を深める
2.得られたこと
メンタルモデルとは生存適合的OS
3.アイデア
4つのメンタルモデルモデルに分類されており、人の思考の癖がこの中に当てはまる。目標やビジョンを考えるベースになりそう。
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【読書中】
読みながら自分の「本当は」を考えてしまう本!
前半の塾生たちとの会話をまさに自分に置き換えて読むと違った視点で自分を見えるのがおもしろいです。
読了したら続き書きます!
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知人の紹介で手に取りました。
人は、「価値なし」モデル、「愛なし」モデル、「ひとりぼっち」モデル、「欠損・欠陥」モデルのどれか一つに絞り込むことができるとのこと。
全体を通して、コントロールの強さを感じました。
メンタルモデルを引用してお話される方が時々いらっしゃるので、知識として、持ち合わせておくのはよいかも、と思いました。
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現代人のほとんどが、分離からの「闘争」か、「逃走」の中で生きており、その分離の中で「てーへんだ、てーへんだ」と言いながら気づかずに死んでいく。
頷くしかない。
分離が起こす悲劇のプロセスがわかりやすいし、身に覚えもある。
しかし自分は統合期に入っているのだと感じた。
分離した自己を統合し、魂の目的を受け止める。
その覚悟を決めること。
抗わずに受け止めると、戦いは終わる。
分離に至る人間の生い立ちを辿っていくと、なんて切ないのかなぁと。しかし、その理解の先には枯れない愛が湧いていく。
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自覚なしに痛みを回避するために行う行動により人は生きにくい。受け入れて先に進むためには、自身が属するメンタルモデル(4つある)を知り、それぞれに定められた進化するための行動を経て、目指す世界に行く。筆者(由佐美加子、天外伺朗)らはそれを「テクノロジー」と呼んでいる。
人は生まれ落ちると養育者に100%頼って生を開始する。生存戦略として養育者の関心を惹かざるをえない。しかしながらそれを達成できない時にいくつかの反応パターンがある。これが4つのメンタルもでるのそれぞれの特徴となっているのだろう。
「私には価値がない」…成果を成すことで関心を獲得
「私は愛されていない」…他者からもらえず自分から
「私は所詮ひとりぼっちだ」…他者は頼れず自分で
「私には何かが決定的に欠けている」…ダメを全面に出したりできるふりをしたり、ウラでこそこそ頑張る
この本が非常に残念な点があって筆者のふたりとも「ひとりぼっちモデル」なのである。故にその記述は多い。他のモデルも説明はされている。しかし、「欠陥欠損モデル」に至ってはほとんど解説されていない。実際のところも割合も少ないちうことなのだが。
何のことはない私は「欠陥欠損モデル」に属すると思っており、もうちょっと深堀りした話を聞きたかったと、そういうことである。笑
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自分は完全に欠陥欠損モデルだと分かった。
何かダメな気がする。
何か見落としがあって失敗する気がする。
できないわけではないのに不必要に消極的な選択をし続けてきた。
スートラと瞑想で改善されていくのだろうか・・・
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備忘録
・「欠陥欠損モデル」であるとの気づき
・私は今、ありのままの自分で、凸凹のまま、安心してここにいる(スートラ)
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U理論の前に読むとよい本。U理論でやりたかった抽象的で学術的に記載された内容の一端を覗くことができる本。文字数も少なく、講座の対話形式を元に記載されているためかなり読みやすい。4つのタイプに分かれることや、瞑想の仕方などは全く重要な要点ではなく、むしろ今まで続いてきた宗教の意味や、それにつながる人間の性を感じとることができたと思う。ベースとしてはやりたかったことをやりなさいや、7つの習慣のまず終わりから考える、などの考え方をベースに感じたほうが分かりやすいと思う。また感じるための手段はやはり瞑想や、宗教系の修行が手っ取り早い方法ぽい。(この手っ取り早いという考え方がすでに囚われてるっぽいが。。)
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面白い。今読むからこそ面白いと思える本。
それ以前に読んでいたら何を言っているか分からなかったと思う。
自分の感情を観察し、どのタイミングで自分の感情が動くのか、また自分の痛みを受け入れることで自分がどんな人間かを俯瞰して見ることができる。今まで傷つきたくないからと無意識に防御していた理由がわかり、自分が何をしたいのかがわかるしそれを達成するために力を使える。
私の場合は孤独からの脱却。本の中の言葉で言うとワンネスの世界を実現したいんだと思った。
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「自分もしくは世界とはこういうものだ」と無意識に決定づけたその人固有の最も深いところにある信念。それが、この本でいう4つのメンタルモデル。
A:「価値なし」モデル(私には価値がない)
B:「愛なし」モデル(私は愛されない)
C:「ひとりぼっち」モデル(私は所詮ひとりぼっちだ)
D:「欠損・欠陥」モデル(私には何かが足りない・欠けている)
人は誰しもこの4つの痛みを共通して持っている。でもその人が保持するメンタルモデルはひとつに絞り込むことができる。メンタルモデルとは、パソコンで言うならOSに相当する部分で大きな影響を与えるプログラムのようなもの。
このメンタルモデルを知ることで、自分の「不安」「怖れ」「努力」「戦い」の人生を「愛」「調和」「平安」「幸福」に統合できるようになります。
【おすすめポイント】
私はコーチとして活動していますが、深層心理のOSを捉えることはコミュニケーションにおいて非常に重要だと考えます。
私も、このメンタルモデルでパートナー、家族など、自分が関係をよくしたい身近な人を当てはめて考えてみました。すると、不思議なことに、相手への理解がとても深まったように感じ、相手に対する見方が大きく変わりました。「不安」が「愛」に変わるほど大きなものです。生きやすくなるために、もっと理解を深めたいと思いました。
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「不本意な現実」に自分のメンタルモデルが現れる。不条理、不幸、不運と言い換えてもよかろう。ある現実をそう捉える無意識OS(オペレーションシステム)こそがメンタルモデルである。
https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/07/20/211752