紙の本
年下攻め!!
2016/05/30 01:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の時に見初めた受けと、大学生になって再会して口説き続けるという話。
受けを捨てた家族が出てきましたが、撃退するシーンが良かったです。
全体的にサラッと読めました。
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大学生・里見颯馬×古書店店主・木嶋伊織
とってもイケズな伊織にめげず猛アタックする颯馬のお話。
伊織の家族との経緯や祖父母との関係が、いい塩梅にシリアスに仕立ててあって好み。
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京都弁萌え。観光案内のようなうわべだけの京都かと危ぶみましたが、そんなことはなく、土地独特の空気感までディープに描写されていて興味深く読みました。
大学生×イケズ美人。京都の古書店を切り盛りする伊織は、年上の家庭的な男が好みなので恋が成就したことはかつて無し。颯馬はそれを知った上でなお伊織に恋して、店の隣に下宿までしているのですが。
一途に恋する年下男の颯馬と、自分が過去に傷ついた経験からその好意を素直に受け入れられない伊織の心がひとつに解け合っていく様子をじっくり描いているところがよかったです。
京都のことば、そして暮らしの風景がリアルで、思わず引き込まれました。京都の通なお菓子がいっぱい出ていてさらに心惹かれました!食べたもの、食べてないものをチェックするだけでも楽しかったです。
知っている場所が登場するだけでも嬉しくなってしまうような、ご当地感覚が満載でした。
でも、単なる観光案内になっていないところが上手いなと思いました。
ストーリーも読ませるのが上手いです。双方からの視点で交互に描かれていましたが、自然なかんじで心情が把握できてツンデレ美人の気持ちにも、年下わんこの気持ちにも共感してきゅんときました。
ストーリーは好みだったので、あとはエロ的な萌えですね…
色っぽい京美人のエロさが、もの足りなかったというか。伊織は過去の遊びの経験が豊富そうなので、Hシーンでもっとゾクゾクさせるくらい魔性なところがほしかったです…上品なのに、淫ら系の?
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この作家さんの書く文章は好みだと再確認。おまけに年下攻だし京都弁だしで、設定も話も非常に好みでした。
惜しむらくは視点が受攻こまめに切り替わること。このまま受のジレジレを読みたい…!というところで攻に代わってしまい、肩透しというか『おっ、おう…』と感じたところが。それさえなければ満足でした。
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一途な年下ワンコと訳アリ古書店主の、
京都を舞台に繰り広げられるお話し。
京都の街を連想させる古書店や銭湯、和服や和菓子、祭り事などが多数作中に登場するので、本作を読むと京都に行きたくなります^^
そして京言葉や衣紋掛けなど、イメージする京都の風情を損なわないような表現がまた良かった。
特に「長年のつれあいです」はその最たるものと言うか、一番印象に残りました(≧∀≦)
肝心のストーリーですが、攻が若さゆえに暴走したり、素直に反省したり気持ちを伝えたり、とても真っ直ぐでおおらかなワンコです。
一方の受は、攻から見ればいわゆる"いけず"な年上なんですが、実際は受の過去に由来するある思いからあえてそんな言動をしています。
なかなかじれったくもあり、攻受それぞれの気持ちが切なくもありますが、終盤で受が発する「ぼくは今しあわせや」という台詞には泣かされました。
まさにはんなりと情緒ある恋物語を堪能させていただきました。