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最近気づいたことなのですが、どうやら私は「取って付けたような海外ロケをしている邦画」が苦手なようなんです。日本人が主役の娯楽大作で、無駄にお金をつぎ込むためだけに海外ロケシーンのあるやつ。本作がそんな映画と同じ印象を受けるとまでは言わないけれど、前作のようには乗れません。凄い戦いをしているのでしょうが、結衣率いる少年少女たちの動きを思い浮かべることが私にはできなくて、とにかくダーッと行ってバーっと勝ったのね、ということだけしか。この戦闘シーンがわかる人って、戦闘能力高いだろうなぁ。私は確実に死ぬな(笑)。
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今回は壮大なスケールだね。でも解説にもあるように絶対あり得ない訳ではない。地球上にはこんな事が起こってるんだから怖いよな。
さて今回も結衣がドンパチ頑張る。前回までと違って仲間が出来て、仲間と一緒に戦うから面白い。特に陽翔はよく頑張った。他のメンバーもよく頑張ったよ。最後の皆んなが迎えてくれるとこは良かったな。
醍醐との繋がりとかの続編はないの??
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「高校事変」シリーズ第三作。正体不明の武装集団から襲撃を受けたヒロイン・優莉結衣が東南アジアの離島に作られた奇妙な学校村落・チュオニアンに日本から来た少年少女と共に監禁されるというあらすじは、いささか荒唐無稽のように感じましたが、チュオニアンの監視システムの精巧さや規律、処罰を行う武装した男達等はディストピア映画や共産主義国家のような仕組みを思い出させられた。
また今回は一作目や二作目のように結衣一人が無双して敵に立ち向かうという形式ではなく、同じく監禁された少年少女や前作ラストで登場する妹・凜香の協力もあり立ち向かうという内容になっておら、彼らを導いていく結衣が危険性をはらみながらも凛々しく描かれていました。
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今回も面白かった!
最後も主人公が報われてよかった。
主人公は向かうところ敵なしだったのに初めて若干やられていた。
Iはそもそもめちゃ強いのが驚き、IIは空飛んだのが驚き、今回についてはあっと驚く策略とかはなかった。生徒たちが団結して役目を果たしたのが勝因?
でもすっきりしっかり完結したのでよし。
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日本最強(最凶)の美人女子高生・優莉結衣(ゆうり・ゆい)が活躍するシリーズの第3弾。
この3巻も激しく、面白い。
3作目ともなると、ちょっとマンネリ化してくるかな?と思って読みましたが、全くの杞憂でした。マジで面白すぎる。
今回の舞台は、東南アジアの孤島。第2巻で描かれた失踪女子高生を救い暴力団を壊滅させた事件から約1か月後。結衣はいきなり謎の武装集団に攻撃されます。その第一波は撃退するも、睡眠ガスを遠方から撃たれ、結衣は気を失っている間に拉致されてしまいます。気がつくとそこは熱帯雨林の中に作られた学校の寮のような場所。そこは謎の武装集団によって運営、監視される学校施設で、約700人の日本人生徒(いずれも不良や不登校、引きこもりなどの問題を抱えている子供たち)が日本から拉致され、無理矢理そこで学校生活をさせられている場所でした。
もちろん、そんな学校もどきの場所で素直に学業にいそしむ結衣さまではありません。この学校の秘密を暴き、脱出を試みます。
本作が面白いのは、1巻2巻に登場する人物がちょびちょびと出てくるところと、ストーリーが絶妙にリンクしているところなんですよね。
本作品でも、1巻の舞台となった武蔵小杉高校出身のある女子高生が結衣と同じように拉致されてこの学校に入れられています。ああ、あの娘か・・・と1巻からの読者なら誰でも覚えのある結構強烈なイメージを残してくれたあのJKです。彼女が再度登場し、本巻では良い意味で活躍してくれます。そして、あの人の息子も登場・・・って、これ以上書くと読もうとする人の楽しみがなくなるので書きません(笑)。
『高校事変』シリーズは結衣の圧倒的で無双なアクションを何も考えずに楽しむというのも「有り」なのですが、1巻から徐々に変化していく結衣の心の動きをじっくりと愉しむというもの、通な「愉しみ方」の一つでしょう。
1巻での結衣は、ほとんど他人のことは考えず、自分が生き残ることと自分の能力を100パーセント発揮できることに喜びを感じていました。
2巻での結衣は、同じ養護施設に入っている姉妹を助けるという初めて他人の為に自分の力を使うということに意識が変わっていきました。
そして本巻3巻での結衣は、もはや自分の為というよりも、ここに拉致されている700人の学生全員を助けるという目的で行動していきます。
最初は恐怖のあまり「行動を起こすこと」を恐れていた生徒たちも、結衣の行動力に感化され、一歩ずつ・・・・・・いや、いきなりダッシュするような勢いで動き出します。
ここは若さなのでしょうね。
日本の多くの大人のように世間の常識や凝り固まった思考回路が良い意味でまだ確立していない若者、つまり若ければ若い人ほど、こういった異常な状態にもすぐに対応でき、動きだすことが出来るのでしょう。
大人になればなるほど、今までの常識や行動様式に囚われてしまい、違った環境に適応できなくなってしまうというのはありがちなことですね。
このあたりの描写で、著者は現代の大人が作り上げてきた「成熟しきった日本社会」、言い方を変えるならば「思考停止に陥った日本社会」を痛烈に批判しています。
本巻での結衣は、ある意味においてジャンヌ・ダルクやドラクロアによって描かれた超有名な絵画・フランス7月革命を率いた『民衆を導く自由の女神』のような・・・・・・もっと分かりやすい例を出すなら映画『ターミネーター』に登場するカイル・リースに出会った後のサラ・コナーのような立場で、生徒たちに殺した兵士から奪ったAKM自動小銃の撃ち方を教え、「殺さなければ殺される」と生徒を鼓舞し、皆を立ち上がらせるのです。(え?例えが分かりにくいって?そういう人は『ターミネーター サラ・コナー』でググってね☆)
そこには圧倒的なカリスマ性が発生します。
人は一人の人間による『圧倒的な力』を目の前に見せつけられると、その人物に無条件にカリスマ的魅力を感じてしまうのでしょう。
その『圧倒的な力』とは、イエス・キリストが起こしたような死人を生き返らせたり、重病人を一瞬で治癒させたりするような「奇跡的な力」が代表例ですが、その最も逆に位置する行為、つまり、演説によって民衆を虜にしたヒトラーが使った「言葉の力」でも、そして本書に描かれるような結衣が示す、女子高生でも重武装の兵士をなんの躊躇もなく射殺できるという「暴力」で示すことも可能なのです。
本作のラストシーンは、まるで少年少女向けのお涙ちょうだい的な学園ドラマのラストシーンを見せられているような終わり方なのですが・・・・・・これがイヤミじゃない。
というか、はっきり言って感動してしまいます(笑)。
ここまでに至る経緯がそれなりに整っているからこそ、このラストシーンが感動的なのです。
もちろん『高校事変』シリーズのお約束・・・、そう、人がいっぱい死にます(笑)。それも大半は結衣のせいなのですがw、今回は、結衣によって目覚めることができた生徒達の力も大きく影響しています。
彼らが「自分たちの力」で生き残ることができたという達成感は、今の日本では全く得ることができない種類の達成感でしょう。
もちろん、そんな子供たちの姿を見て「仕方がない」と思いつつも、多くの大人は眉をひそめます。つまり「自分が助かるためと言っても『人殺し』を正当化しちゃいけないよなぁ・・・」と。これは読者の多くも同感なのではないでしょうか。
しかし、それはキレイ事にしか過ぎません。
何の罪もない子供たちが無抵抗に虐殺されて良いはずはないのです。それに対しては戦わなくてはならないのです。
筆者は、あまりに「平和ボケ」している現代の日本人に対して、本作のような作品を投げ込むことによって、意識を改革する必要があるのだということを訴えているのでしょう。
本作は僕にとっては『高校事変』3作品のなかでも、最も読後感のさわやかな1冊と言っていいくらい、素晴らしい小説でした。
結衣が今後、悪の道に突っ走るのか、殺戮の天使となっていくのか、どちらの道に進んで行くのか、ますます目が離せなくなってきました。
次作にも、脳天を揺さぶるような問題提起を期待しています。
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犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を、全寮制の矯正施設・塚越学園のトップが訪ねてきた。結衣は転入を勧められるが、見学に出発した未明、突如として武装集団の襲撃に遭う。結衣の記憶はそこで途切れ、ふたたび目覚めたときには、熱帯林の奥地にある奇妙な“学校村落”に身を置いていた。同じく日本から来た少年少女ら700人が生活しながら通学する、要塞化された校舎の謎。シリーズ最高傑作登場!(e-honより)
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スーパーヒロイン、高校生にして、半グレ連合のテロリストを父に持つ優莉結衣(ゆうりゆい)シリーズ第三弾。今度もまたあり得ない設定で物語が始まる。まさに千里眼シリーズのノリだ。でもこれも好きだ。あっという間に一気読みできるスカッと作品だった。日本から高校生少年少女700名を国外へさらうなんてことは不可能なはずだが……。そしてこの作品でもまた多くの人が死ぬ。と言うか簡単に殺しすぎだろう!
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かなりぶっ飛んだ設定に思わず(笑)
今回は熱帯林の奥地にある奇妙な学校村落を舞台に武装集団と戦うことに。
全寮制の矯正施設への入学を進められ、見学に出発して彼女、突然武装集団に襲われ、気がついたそこは南国特有のジメジメした熱帯林の中。。。
そこにはなぜか少年少女700人が、ある校則にしばられ生活していた。要塞化された学舎、あらゆる場所に設置された監視カメラとスピーカー、ここはどこ?これは何?
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一人孤独な戦いを続けるヒロイン結衣。今回は、初めて他者と協力して戦うことになる。
東南アジアの島に拉致され、そこに幽閉されていた高校生たちを救わんと、彼らとともに敵に立ち向かう。
初めて武器=銃器などを持った高校生たちが、結衣に率いられ、傭兵たちを撃破する様は、爽快。
自らに襲い掛かる敵に対しては、手を拱いていては破滅しかない、自分の身を守ろうとするなら、武器をもって立ち向かわなければならない。
平和ボケした現代日本への、著者からの警告だろうか。
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大人の身勝手な価値観に翻弄される中高生。
中高生は、いじめ、引きこもり、暴力、家出で自己表現するしかない状態に追い込まれる。
子育ての事、サッカー少年団との向き合い方を考えさせられた。
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第三巻は予想をしない展開だった。
まさかの拉致
サイコパス
妹が登場
今後の作品にも兄弟が登場するのだろうか?
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あとがきにも書いてありましたが、確かに、ここまでの2作品とは異なるテイストですね。高校生が絡む“有事”を描くのがこのシリーズですが、いつまでも校内だけで戦う訳にも行かないですもんね。って言うか、この作品も一応“校内”でも有事ですが。
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シリーズ3作目、今回は海外が舞台となりました。
矯正施設への転向を指示され、施設の見学に向かう途中に拉致された結衣は、気づくと熱帯林の中にある「学校」にいました。
体罰やいじめが「規則」として行われている特異な環境からの脱出を図る結衣の戦いが始まります。
これまでの2作と異なり、拉致されていた700名以上の生徒が結衣とともに戦うという新しい展開を見せ、結衣のカリスマ性が引き立つ反面、その影響力の大きさに大人たちが慄然とする姿も描かれています。
前半部分では打つ手が全くなかったように思える状況でしたが、機転を利かせて挽回してゆく姿は圧巻でした。
決して「正義」であるとは言えない、殺人を肯定するかのような結衣のありようが、さまざまな問題を抱える生徒たちに自己肯定感や達成感を味合わせ、その気持ちを前向きなものに変えていったことには爽快感と同時に恐ろしさも感じます。
エンタテインメント作品として十分に楽しめる小説ですが、これからの優莉結衣の人間としての「他者との関わり方」や「閉塞感のある日本社会での生き方」を含めた成長もこれからのシリーズ作品の読みどころだと感じます。
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今回は今までよりも少しは骨のある敵だったので、そのスリルは味わえた。でもこれまで以上に現実離れしていてリアリティは薄かった。前回と違って次作への伏線が無い。でも次作が既に発売中なのが気になる。
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今回は主人公が「サイコパスかどうか?」が大きなテーマと感じた
一冊目から読んでいると変化に気がつく
その変化は主人公自身の変化なのか、事象が進んでいくなかで周りの評価なのか…
その事が気になり、いっきに読む…そして、最後に少し答えに近づけたのかな