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まぁまぁでないの。
犯人はモロバレ。でも主人公のおねーちゃんがキッチリと危険な目に合うとこなんか、虎狼の血を彷彿させる筆致やなぁ。
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嫌な話だった…。
知的障害者の人権の話 守ってあげないと!!!!
それと「共感覚」の話 いろんな人がいるんだなぁと思うと同時に、言葉が色で見えるって つらいだろうなぁ~と思った。 にこにこしながら嘘つかれたりしてね。
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柚月裕子のデビュー作というのを本屋で見かけて柚月裕子の原点に興味津々だったのですが、案外単純なストーリーで、一気に読み終えました。「佐方貞人シリーズ」「慈雨」「虎狼の血」「蟻の菜園」等の作品の中で悲惨な性が原因の殺人事件という点では「蟻の菜園」の原点になっているのかなという感じがします。
臨床心理士の佐久間美帆29歳が主人公。知的障害者更生施設の入所者水野彩16歳が手首を切って死んだことから始まる。自殺に見えたが同じ入所者の藤木司20歳は殺されたと訴える。司は人の心を判別する特殊能力を持っていて、美帆だけには打ち明けて助けを求める。美帆は高校時代の同級生だった警察官の栗原に協力を求めて事件の真実を追求する。
知的障害者を性の食い物にする障害者就労支援センターの人材派遣部長、障害者を雇用する会社の暗部等、吐き気をもよおす展開が描かれるが事件の真相はもっと衝撃的で悲惨だった。
美帆が彩に関する司の情報をもとに真相に迫り、栗原に助けを求める。スリリングな展開ではあるが、途中からその展開が見えてきてしまうところが、その後の柚月裕子の凄い小説に比べるとイマイチかなと思ってしまう。もうちょっと他の柚月裕子の小説を読んでみようと思う。
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知的障害者入所更生施設に入所中の少女の救急搬送中の事故、少女の死を受け入れられない青年を担当する臨床心理士がたどり着いた真相は。
声が色・感情として見える青年の能力が大活躍するわけではなく、臨床心理士の事件への迫り方も荒っぽく、クライマックスまで一直線だけれど、犯人や真相の意外性は盛り上がりを感じた。
19-113
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すごいの一言。息をもつかせぬ展開に、ページをめくる指がとまりませんでした。
心を病んでいる人に関わるのが、医者だけではないことを改めて認識させられました。でも、読み終わってちょっと心が疲れました・・・
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知的障害者というタブー視されがちな世界にスポットを当てた話し。
テンポ良く読めるが、人物描写が物足りなかった。
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登場人物が少ないぶん分かり易いが、犯人も早い段階でわかってしまうのが、残念。デビュー作品とは思えないほど出来上がっている。
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柚月裕子さんの本を好きでよく読んできたのに、なぜか今頃になってデビュー作を読むと言う…。
デビュー作とは思えないほどの作品にのめり込み、一気に読了。
途中であれ?この人が?…って鈍感な私でも気付くような場面もあったけど、デビュー作でこれだけ引きつけるんだから、そりゃぁ売れっ子作家になりますよねと思った一作でした。
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発した言葉が色になって認識される…これは、ことばを発する側よりも受け止める側のほうが、苦しいんだろうなぁ、と思い描くばかり。でも。もしも僕自身がそのことばを色で受け止められるようになったら、時分がどんな状況に陥るのかというのは考えるけれど、それでも、できればその能力が欲しい、と思うなぁ。
僕自身に対してのあたり方、あるいは周りの人たちの心の内をしることができるものなら、その評価の良し悪しはともかく、わかったほうが僕自身としてはスッキリするような気がするのです。
特殊な能力で何百万人にひとりのものなのかも知れないけれど、宝くじに当たるよりもこの特殊能力のほうが僕はほしいなぁ、と思いながら読みました。
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柚月裕子さんのデビュー作 今さらながら、読了。
いや〜おもしろかった!一気に読みました。
東野圭吾さんの宿命を思い出したなぁ。。
知的障害の話だから悲しいし、やるせなかったけど
いろんな気持ちを考えられた作品。
司くんのその後や美帆さんと栗原くんのその後も希望〜
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人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。
知的障害者更生施設に入所していた司は、親しくしていた少女、彩を喪ったことで問題を起こしていた。
彩は自殺ではないと主張する司に寄り添うように、美帆は友人の警察官と死の真相を調べ始める。
だがやがて浮かび上がってきたのは、恐るべき真実だった…。
(アマゾンより引用)
こういう話って珍しくないのかもなって思った。
これ読んでたら昔TVドラマであった、「聖者の行進」思い出した。
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先が気になってどんどん読み進めていった。
面白かったです。
これがデビュー作なら、後々の作品はもっとすごいんだろうな、と。
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柚月裕子のデビュー作でかなり人気のある作品だが、私には今ひとつだった。話半ばで先のストーリーが見えてしまったこともあるが、やたらと解説して行くような話の進め方に何となく不自然な感じがしてしまったからかもしれない。
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人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年を担当する臨床心理士が、知的障害者更正施設の闇を追及するサスペンス。柚月裕子の原点となるデビュー作。
社会的弱者の視点で正義を貫くのが柚月作品の本質である。人の感情が色彩に現れるという非現実的な現象を、どこまで許容できるかがこの作品の評価の分岐点になるが、私は全く違和感なく読み進めることができた。
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大切な人を思う気持ちは障害があってもなくても同じで尊い…
どの世界にもそういうものを利用する汚い世界もある
現実にありそうな題材で気が重くなるなか、司の能力のお陰で物語性が高まっていることに救われた