投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
柚月裕子のデビュー作ですが,期待通りでした。
中盤までと、中盤から後半への展開…引き込まれてしまいました。狐狼の血に繋がるような気持ちの悪い描写もありましたが…前作読むのが楽しみ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
知的障害者施設の入所者が個人所有のパソコンを所持していることや、下校時に連れ出せることなど、施設関連の描写での非現実的な部分が気になった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
障碍者の性欲と性犯罪のお話。
結構アンタッチャブルなところを書いてて読んでいてあまり気分のいいものではない……でも読んじゃった。
柚月さんは犯罪者の動機部分に一番力を入れると仰っているのだけど、そのせいかかなり容赦のない書き方しているなあと思う。社会的規範を逸脱するにしては単純だけど火力が強い。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
知的障害を持つ人にも性欲はある。
それをドクターが取引に使うとは…
新人臨床心理士が警察の真似事をしてうまくいく。
危機は友人のホンモノの警察官、心理士の患者、が救う。
司が急にきちんと言葉を発し、意味のある行動をするのは、難しそうに思うが。
展開がそんなのありえない、と思うことが多かったのでのめり込めず。
臨床心理士にカウンセリングを10年近く受けた経験があるが、このような心理士はいないと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
犯人はわかりやすいが、事件の背景はよくできていた。障害者福祉の闇がフィクションでありながらよくかけていたと思う。現実的にあってはならないことであるのは間違いない
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
柚月裕子さんのデビュー作と知って買った一冊。
臨床心理士が事件の真相を調べる話だった。
医療関係の話は難しい単語や言葉などがたくさん出てくるので途中で挫折しそうになるが、この話はまだ読みやすくわかりやすかった。
登場人物のその都度の気持ちや状況が細かく書かれていて、登場人物が今どんな気持ちなのかとかがよくわかった。
結構きつい描写が細かく書かれていて、読んでてあまり気分がいいものじゃない部分もあった。
人の心が色で読める能力って持っていても、ただ生きづらいだけの能力じゃないかと自分も思った小説でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
臨床心理士の美帆が担当する司は、人の感情が色でわかる「共感覚」保持者であった。
SFかと思いきや純然たる社会派ミステリで、扱うテーマは重い。
司が親しくしていた知的障がい者である少女、彩。
自殺したとされる彼女の死の真相に、吐き気をもよおしながらも読む手はとまらない。
ストーリー展開に容赦がなく、随所でショックを受けることになった。
でも面白い。
クライマックスはハラハラしながら読んだ。
読みごたえのある作品。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一気読みでした。
人の感情が色で見える少年、というSF的なスタートで、どうなることか、と思いましたが、しっかり現実的なところに着地しました。
これがデビュー作とは。他の作品を読むのが楽しみです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
特殊な能力がある事を誰にも信じてもらえず、知的障害者を装って生きなければならない。
それが現代であり、否定も肯定もできない。
弱者を追い詰める無自覚な社会。
そこにひとりの臨床心理士が、患者により添い真理を暴いていく。自己に降りかかる危険も顧ず。
面白かったです。
過激な部分の映写もありつつ、主人公の強さと明るさもコミカルな表現で読間にホッとできて、
あっとゆうまにラストまで読み切りました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
特に後半は事件の真相が段階的に見えてきて、続きが気になり一気読みでした。
栗原の発言や行動もかっこよかった!
扱うテーマ(題材)は、障害者や社会的弱者、そしてそれに絡む性という、普段あまり目につかないもの。読む中で見方が広がり、考えさせられた重厚なテーマでした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
これがデビュー作なんですよね?なかなか凄いです。恐るべし。よくよく考えるとかなり色々なテイストが盛り込まれてるんだけど、とっちらかってないところが才能なんでしょうね。やりすぎ一歩手前で見事に交わす様は見事。主人公にフォーカスしすぎないとこも妙。主人公以外、特にすぐそばにいる人たちの描き方が深いんです。これが他の作家さんたちとの決定的な違いかと。深いというよりも丁寧と言った方がいいかもしれません。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
他人の言葉が色で見えるという少年と、新人臨床心理士が障害者更生施設の闇を暴いていくサスペンス作品。
中盤まではストーリーに惹き込まれるも、後半は22時35分あたりからのサスペンス劇場を観せられているような展開に失速。私には珍しく、早々に黒幕が分かってしまった(どんでん返しがなかった)ことが残念だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
美帆のひたむきな頑張り。はらはらドキドキするサスペンス風な話。柚木裕子の世界。
女性作家だからこそ書ける深掘り。他の作品も読んでみたいと感じる出来栄え。次を読むのが楽しみだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
物語は当初、自殺とされた身体障害の少女の死に疑問を抱いた少女と同じ施設で暮らしていた知的障害者の青年とその青年のカウンセリング担当となった臨床心理士の女性が事件の真相に迫っていくサスペンスです
・
臨床心理士の美帆は担当になった青年藤木司を自らの弟と重ね合わせ、罪滅ぼしの意味も込めて少女の死の真相を探るため、危機に直面しながらも突き進んでいきます
・
途中で大体の筋は読めましたが、緊迫感のあるシーンの連続にハラハラしながら読み進めました
・
パソコンのパスワードが中々解けない場面で美帆の後輩女子が「言葉をすべてひらがなに直すんです。そのひらがなを五十音順か、母音の何番目かに当てはめるんですよ」とアドバイスします
「みんな知ってると思いますよ。おばさん世代はあまり知らないと思うけど」
…って
ガーン
知らんかったよ
パスワードって今はそれが主流なの?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2020.11.27
ジェットコースターのように展開して、速攻で読めました。
弱者にしか欲情しないのはさすがにヤバいでしょ。
ただ描写がかなり助平でした
ゲスなのは自覚しております。