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うーん。中国語勉強しようかなあ。ともかく楽しかった。ネット読めるといいのだろうなあ。
散歩のとき何か食べたくなって、を思い出したのはどうしてか。
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中国の昔っぽいイラストが読みたい気持ちをそそられた。
イラストだけだと想像しにくい料理はインターネットで写真を検索して見るようにした。料理名は中国語読みのルビがふられていたので、それでピンインを想像して中国の検索サイトで検索した。ルビがあって助かった。
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読むだけで食べたくなる!イラストもいいけど、写真も欲しかったかな。
あとルビだけじゃなくて、ピンイン表記も欲しかった。
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中華料理は私たち日本人にとっても、とても身近なものだ。レストランで食べるだけでなく、麻婆豆腐や青椒肉絲など幾つかの料理は日常的な家庭料理のレパートリーにもなっている。
それなのに、この本で紹介されている料理のほとんどを私は知らなかったし、正直、味や見た目を想像することも難しい料理もたくさんあった。
その幅広さや奥深さー地域によって材料も調味料・調理方法も異なるーがとても興味深く、中国人でも地元民でなければ知らないような食べ物を、彼らの食べ方で、食べてみたいなぁと心から思った。
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ページを繰るたびに食欲を刺激される一冊だった。
家・街角・レストランの章立ての下、李楊樺氏の挿絵と共に綴られる著者の巧みな文章で紹介されるのは、日本のファミリーレストランや"町中華"ではまず見かけない料理の数々だ。「香椿魚児」(チャンチンの若芽の衣揚げの小魚見立て)や「沔陽三蒸」(沔陽風の3種の蒸し物)や「臭豆腐」(醱酵豆腐)等が特に気になった。
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広い中国・多様な気候風土、長い歴史から織りなされる料理の数々に驚かされます。
見たこともない食材。
想像もつかない調理法。
そして著者の食レポぶりが素晴らしいです。
調理しているところを見ているかのような臨場感、その料理にまつわるエピソードや歴史、名前の由来、など83の全ての料理一つずつに書かれています。
家、街角、レストランと3つのシチュエーション別に選ばれているのも想像しやすくて、物語のような楽しさです。
薬膳を勉強していることもあり、食材や香辛料の組み合わせも興味深かったです。
「それぞれの土地には風土に根ざした滋味があるものなのだ。」
気になるのは西瓜鶏。
鶏と出汁を中身をくりぬいたスイカの中に詰めて蒸し上げる!?
いつか現地で食べてみたいです。
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中国各地の美味しい料理を家庭、屋台、レストランという食べるシチュエーション別に分けて紹介する食いしんぼうのためのエッセイ。
著者は北京出身なので全体で見るとやはり北京料理が多いけれど、旅行で訪れた先の料理についても熱心に調べて紹介している。マカオで食べられている「馬介休」がポルトガル経由で入ってきた「バカリャウ」、つまり塩ダラだと知って、直近で読んだ越智敏之の『魚で始まる世界史』とこんなところで繋がるのか!と感動した。海ってすごいぜ。逆にヨーグルトが西洋から入ってくるずっと前から、西寧ではヤクの乳を使って作られてたんじゃね?という仮説も面白い。
さらに驚いたのは広東料理の「古老肉」。これは酢豚のことなのだが、元々は西洋人向けに開発されたメニューだったらしい。甘酸っぱい味付けを好む西洋人に好評だったので広州でレギュラー化し、のちに広まっていったのだという。まさか中華料理の代表みたいな顔してる酢豚にこんな誕生秘話があったとはなぁ。
読んでいると同じみすず書房からでている焦桐の『味の台湾』を思いださずにいられないんだけど、あちらががっつりと自伝的な語りを含んでエッセイとしての深みをだしていたのと比べると、本書はパーソナルな部分と言っても子ども時代の他愛ない思い出話や旅行の記憶にとどまっている。詩人とライターの違いというところだろうか。
その代わり、料理の誕生や命名にまつわる逸話には詳しい。やたらと皇帝がでてきて権威を持たせるのはどこも一緒か。台湾の牛肉麺がカリフォルニア経由で中国に入ってきて「加州(カリフォルニア)牛肉麺」と呼ばれてる話は国際関係が見えてきたなぁ。一方で、宦官が買い物にきていた地域では玉子料理に睾丸の隠語である「蛋」を使わない、とかいう眉唾物のオモロ話を真顔で書いてたりもする。
一番美味しそうだった料理は広州の雲呑麺。ラーメンにワンタンが入っているもの、ではなくて、麺の種類も打ち方もスープも雲呑麺という料理のために選ばれている雲呑麺。飲んだ帰りに啜りたいのってこういうやつよ。
中国料理の本を読むと、日本食って中国の文化圏内で発展してきたのだなぁとしみじみ感じる。文字情報から想像できる範囲が広く深く細かいのだ。そしてとてもお腹が空く。