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すごい、この人と改めて思いました。どうやったらこういった人間相関図を考えられるのか。
素晴らしいと思います。
ちょっと解説を読んだらなんだこれって解説でびっくりしましたが。
本編は間違いなく傑作だと思います。
すごい。
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貰い物。シリーズ3作目のはずが、この巻から読んでしまった。
畠中作品は初めて読んだが、独特な文体に少し戸惑った。慣れると気にならない程度ではあるが。
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シリーズ第三弾。
江戸町名主の跡取り息子麻之助が、幼馴染とともに様々な揉め事を解決する話。
揉め事の解決がメインのストーリーだが、その裏で麻之助の恋心の移り変わり、それに伴う成長も描かれている。
今作は少し切ない内容。
失ってから余計にその気持ちの大きさに気づくという切ないシーンも。
この先、麻之助がどのように成長していくのか、展開が楽しみ。
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シリーズ第三作。前作にときに、お寿ずのキャラクターが見えにくいと感じたのだが、このような結末であれば納得はいく。コミカルな内容に比べて重苦しい出来事に唐突に訪れるので、大きな違和感は感じるけれど。
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現在、NHK木曜時代劇で放送中の、『まんまこと』シリーズの第3作である。しゃばけシリーズと違い、純然たる人情時代物であり、捕物帳的要素もある。最初に言っておきたい。一話完結ではあるが、『まんまこと』と『こいしり』は読んでおくべきである。
主人公は、町名主の跡取り息子・麻之助。幼なじみの悪友・清十郎、堅物の吉五郎というおなじみのトリオが今回も健在。なお、町名主とは、奉行所では裁き切れない町内の揉め事を裁定するのが役目。麻之助がどう裁くかが、読みどころの一つ。
「おさかなばなし」。主がいるという噂が立つ〝置いてけ堀〟に、清十郎が落っこちた。噂を探ってみると…悲しい裏側があった。魂が救われる日は来るか。「お江戸の一番」。一枚の番付が生んだ揉め事を、どうせならイベントにしてしまえという話。そもそもの対立理由というのが…。麻之助でなければ収まらなかっただろう。
「御身の名は」。極めて現代的で、やっかいなテーマ。誰にでもある心理だけに、誰にでも降りかかるのが怖い。同情する面もないことはないが…。「おとこだて」。これまた現代的な問題である。お武家といえども、そんな簡単にはいかないとは、知らなかった。もう少しうまい手はなかったのかね。現代なら専門のカウンセラーもいるが。
「鬼神のお告げ」。現代でいう宝くじを巡る、一騒動。麻之助も面倒に巻き込まれることに。本編のコミカルさの裏では、ある事態が進行していた…。こうなるのはちらっとは聞いていたけど、こうするしかなかったんですか畠中さん、と言いたくなる…。
最後の表題作「こいわすれ」。ショックから立ち直れない麻之助を気に掛ける、清十郎と吉五郎。そんな麻之助に持ち込まれたゴタゴタ。何だかにぎやかで、いつものこのシリーズらしい。それだけに、最後のシーンが…。思い切り泣け、麻之助。
この先、麻之助がどう生きていくのか、気になるではないか。既に続編『ときぐすり』が文庫化されているので、読まなければ。江戸時代だろうがネット時代だろうが、人の心は不変なのではないか。畠中作品は、過去と同時に今も描いているように思う。
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まだ未練タラッタラなのかよって思ってたらそんな展開かよ。ええーっ!ってなった。悲しいとか憤りとかじゃなくとにかくびっくりのええーっ!。
なんだか文体がくどいと感じるようになってきてしまった、たぶん句読点が多いんだろうな
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あぁ、そういえばこの作者ってこういう事も書くんだったねぇ。
誰が誰を忘れるのかは読んでからのお楽しみとして、シリーズのこの時点でこのイベントは早いんじゃないかって気持ちです。
あまり、登場人物が急激に成長すると、今後シリーズが早く終わってしまいそうで、読んでいて不安が。
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江戸の神田の町名手の息子、麻之助と、悪友の清十郎と吉五郎。
数々の怪奇な事件に出会い、解決していく。シリーズ3作品目。
江戸の情緒が本からにじみでていた。
富くじについての話、鬼神のお告げが面白かった
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うっかり先を知ったうえで読んでしまったけど、それにしてもお寿々が死んでしまったのは悲しい…江戸時代には本当によくあったことなんだろうけど。麻之助が普通を間違えてるのに気がつけていないことが一番悲しい。
早く、麻之助がお寿々の思い出と一緒に幸せを感じられる展開になってほしいから続きを読まないと。
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「お江戸の一番」の考えれば違う分野で1番争いって何?
な話や、「御身の名は」のような嫉妬が原因な話の
ように、現代社会にもありそうな事柄が登場の短編。
「おとこだて」のように一本筋の入った女性への
優しさはかっこ良いですね~。
そして「こいわすれ」・・・まさかこんな話になろうとは!
麻之助の今後がどうなるか!
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20180405〜11 続きが気になる・・
軽妙洒脱なやり取りの中にほろりとさせる話が詰まっているなあ。
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2018.7.14読了。おさかなばなしの怪異で河童と狸に並んで獺も書かれていた。獺が河童とされてる説もあるけれど、獺自体は狸のように化けたりする獣だったのだろうか?というか麻之助よ。やる事はやってたんだな。お寿ずは二十歳くらいになるのかな。吉原の狂歌に武家の書画。吉原の妖艶さは大好きだけどここは私の職業柄朱雀連を応援したくなった。それぞれの連の試みも面白い!ああでも花魁に会えるのはずるい!おとこだての辺りでお寿ずは麻之助の過去の気持ちを知った上でこの人を愛そうとしてたんだなぁ。良い女だ。登場時も魅力的ではあったけど柔和な魅力が随分増した。妊娠してるから尚更なのか。母は強しか。麻之助自身も土壇場で浮かぶ名前がお寿ずになるくらい「夫婦」になってきていたのに…なんてこった。いくらお江戸の頃はそういうのは珍しくなかったからといっても悲しいわ。こいわすれでは今で言うカレンダーが絡んできてカレンダーの商用的な扱いが今と変わりなくて驚いた。富くじは今で言う宝くじだし、本当に色々な物が江戸と同じというか変わってないんだなと思った。そしてマザコンはお江戸の頃にもいたか。まぁいるか。おこ乃ちゃんの「姉さんに似てるなら、私もいつか、幸せになると思います」の言葉は感慨深い。お寿ずは早逝だったがその人生は最後まで幸せなものだったと妄想なんかじゃなくお寿ずの側でちゃんと確信していたからこそでた言葉なのだろうと思う。おこ乃にとっては幸せに暮らし幸せに人生を終えた姉は死してなお羨ましい存在なのかもしれない。一巻から比べると表紙のお寿ずもどんどん柔らかな表現になってるんだよなぁ。切ない。
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まんまことシリーズ3巻。なんとなく、危ない空気が漂ってはいたものの、まさかの展開。当時の出産は、今よりはるかにリスクの高いものだったとはいえ、なんとも悲しい結果となってしまい、ここまでやるとは思っていなかったので驚いた。友人や家族、周りの人の暖かさが沁みる。
清十郎も仕事を頑張りつつあり、男ぶりが増している。吉五郎は相変わらずまっすぐで、男にモテまくっている。今後、おこ乃やお由有がどう絡んでくるのか、切ない期待を込めつつ。
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しゃばけ シリーズも面白かったが、「まんまこと」も、
やんちゃな2人と堅物1人とのやり取りが、面白い。
町名主の跡取り息子の麻之助。
町内での色んな揉め事や心配事を裁定するのだが、幼馴染みの同じく、神田町名主の息子清十郎と謹厳実直の同心吉五郎。
6話からなるのだが、、、しゃばけのように、スラスラと、読んで行くには、少し時代背景など考慮しながら、読み進んだが、恋女房のお寿ずが、、、懐妊していたのに、、、残念な結果であった。
これから、麻之助は、しっかりと、生きて行くことが出来るだろうか?と、、、つい思ってしまいながら、読み終えた。
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しっかり者で優しいお寿ずさんはお気楽なこの物語を引き締める役割を担っていたのに、麻之助の成長を引き立てるだけで終わって欲しくなかったです。