電子書籍
実践しやすい
2019/12/26 20:42
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投稿者:Nuu - この投稿者のレビュー一覧を見る
実例を交えながら紹介だったので実践しやすい内容だと思います。本当にこれでうまく行くのか?という感じもありますが、まずは試してみたいです。
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===読んだ動機===
書籍執筆と研究の参考に。あと自分が話下手なのが時々申し訳なくなるので読んだ。理解していることとできることは次元が異なるが、まず法則として自分の中で言語化して、ルールを確認しておこうと思った。減価償却的に早く読んだ方がといいとも思った。
===読んだ箇所・所要時間・読んだときの状態===
・全部
・合計約2時間
・コロコロしながら気分転換とか、電車で移動中にちょこまか。
===本の感想===
分かりやすい本。話し方と聞き方の両方が書いてある。ちょっと例がちゃちいなと思う箇所やオチはそこじゃないのではと思う箇所もあったけど、長さを短くするためにはこうなるかなとも思った。下記の通り、読んだ後には簡単にまとまめられるが、コンテキストが書かれているので、中身を理解するには、やはり本には目を通す必要があると思う。
ただ、内容を踏まえた上でも、タイトルの「誰とでも」は無理だと思う。結局、この手の会話スキルは話し手聞き手の両方が持ち合わせていないと成立は困難かと思う。雑談レベルの会話を楽しめる相手でない場合、結果的に求められている以外の話題になってしまい、その結果、向こうのリアクションが薄いので、こちらも話を広げるにもモチベーション的にも能力的にも限界があり、盛り上がらない。一方、複雑な話は聞き手に相当なモチベーションがないと聞いてもらえないことを考えると、そもそもこちらが途切れないように努力する範疇の話ではない。まあ当然といえば当然か。
===本の中で重要に感じた点===
話し方
・体験を絵ないし動画として思い出して、シーンを1コマずつ描写するように話すことで聞き手はイメージしやすい(リアクションしやすい)。
・食いつきが悪ければ追加の1コマ。
・つまり日頃からシーンをよく観察しておくこと。
・一気に話さず、短く話しては相手のあいずちを待ってから(間をとって)、話を進める、を繰り返す。
・したこと/話したこと/思ったこと
・最後に気持ちを添える。
聞き方
・雑談は正しさの追求ではなくて、気持ちを吐き出す場所
・言葉の意味よりも相手の感情に共感した反応をする
・話し手の分かってほしいことは話し手自身も把握していないことがあるため、話のシーンを想像しながら(=話し手の意図を探りつつ)、待つ。話し手が話したいことがわかったら、話の流れを変えないように感想を述べる。
・むやみなオウム返しは最低。感情がこもって思わず聞き返してしまうときだけ使う。
・だったのですか?よりもだったのでしょうね
・興味→共感→肯定
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【マインド】
・説き伏せたいときこそ強く言い過ぎない
人はズバズバ本当の事を言われると受け入れがたいという抵抗感が生まれる
正しいかどうかではなく聞く耳を持たなくなる
・スピードと会話の流れを合わせる
気が合うと感じるのは会話の中身ではなくスピードと会話の流れ。
年齢によってテンポは変わる。相手に合わせるというより相手のリズムに乗るイメージ
・省エネで話さない
サービス精神を持って話すだけで特別になる
・否定されたら、ですよねえで受け止める
意見を180度変えてもok
・べき論はやめる
自分が自信を持っているテーマこそ要注意
・仕事のやり方などにはこだわるが、雑談レベルは意見が食い違ってもスルー
マウントしてきたらさせておく。裁判やスポーツの勝負にはこだわったほうがいいが人間関係などは証明しようがなく本質的でない。
あまりに失礼だったらさらに格上の話をさらっと入れる。「私は」という主語で始めるとマウンティング返しになるからNG、「そういえば~の時に」マウンティング封じ
・笑わせる話は爆笑ではなく雰囲気が良くなればok
30-1分程度の短いもの、ウケなかったら自分でふふっと笑う
【話し方】
・話し方のクセはなくす
・ファの少し張った声で話す、ドレミは落ち着き普段着
・その時々にふさわしい言葉遣い、声の出し方、態度がある
・人を惹き付ける話し方とは意志が乗ってるかどうか
アナウンサーは情報伝達には優れているが聞き逃してしまう
【テクニック(話す時)】
・何気ない会話、質問の延長からスムーズに本題に入る/軌道修正する
・メリットを事前予告して、自分の言いたいこと=相手が聞きたいことにする
・重要なポイントを整理し、目的と予約を伝えてから話す
「今日の話のポイントは一言で言うと〜」など話のゴールを予告すると聞きやすい。
・話す量(情報量)、話の間、質問
相手がどの程度の知識を持っているのか
間は1-3秒、相手の理解度に合わせる。
体の向きを変えたり視線を外したりなど飽きてるサインも見逃さない、速くて理解できてないのか知ってる話で面白くないのか
・簡単に答えられる質問をして会話する
・戦わずして勝つ3ステップ
(1)まず相手の主張を受け止める「おっしゃる通りですね」
(2)その上で質問を使って意見を引き出す「なぜ、◯◯は△△なんでしょうね?(つぶやくように言うのが効果的)」
(3)相手の意見を踏まえ、自分の要求や意見を提案する「では、◯◯というのはいかがでしょうか?」
・自分の得意なことのさりげないアピール方法
①文献から引用②経験から話す③自分の専門分野に置き換えて話す
・何を話しても空振りするのは温度差があるから
姿勢と声とテンポ。相手が低い場合徐々にあがるよう会話する
・最初の段階で相手との距離を縮めるために、相手のボキャブラリーを使って会��をしていく
その後自分のボキャブラリーを徐々に交える
・真剣に聞かせるにはあなたを事例に話をすること
「○○さんが~としましょう、○○さんがもし」
・プチ自己開示で興味をもたせる、話しすぎない
・表情が曇る→近すぎる、表情が硬い→遠すぎ
相手と体の距離離そうとする、離れている
アイコンタクト少ない→どっちか
【テクニック(聞く時)】
・一言一句オウム返しする
・要約質問(~というお話でしたが、)と
意見質問(私としては~と感じるのですが、)
・親近効果、最後に受け取った情報に注目する
・相手の話に興味がない時
質問をベースに笑いの軸をずらしていく。相手の話題に乗りつつ、軸をずらす。
基本は、いつどこで誰とどのようにの質問でずらせる。
【テクニック(事前)】
・親しさのレベルを記録しておく
1.距離遠い、仕事上の用件のみ話す
2.普通、仕事上の個人的な話もする
3.距離近い、仕事以外のプライベートなことも話す
ステップが上がるように意識して話す
社歴は長いんですか?などの具体で質問して様子を見ながら踏み込んでいく
・自分のアピールポイントと外見や態度を一致させる
セルフイメージはアップデートする→半年ごと
・自分の考える強みと世間からのイメージを考える
自分のアピールポイントを振り返るチェックシート:仕事人生で1番大切にしていること。日常の中で1番好きな瞬間。1番強みだと考える。専門性。プライベートで経験してきた。大変な出来事。その経験の中で身に付けてきた性格的な長所。仕事や今の立場に一般的に世間が求めるイメージ。そのイメージに合った言葉遣いや表情。
【フレーズ】
・満足感を感じさせる
「あぁ、今の話は勉強になったなぁ、、」と自分につぶやくように言う
「知りませんでした、だから~だったんですね、、」
「すごい話ですね、、もっと早く知りたかったです」
「センスあるなぁ、全く思いつきませんでしたよ」
・緩急をつける
「なーんてね」「なーんて考えてるんですけど」「って思ったりするんですけどどう感じます?」
・知識欲求をくすぐる
「鋭いですね!」
【プレゼン】
・回答しづらい質問が来た時
①自分が答えやすい質問に変換する
②回答の方向性を打ち出す。
「やー、いい質問であると同時にとても難しい質問もいただいちゃいました」と前置きをつける
・時間内に終わらせるために
メインコンテンツと、それぞれにサブコンテンツ複数を用意する
弾いている人の反応を見ながら、サブポイントを増やしたり減らしたりして時間を合わせる
・人を感動させるには
”実は”を話す。(自慢話や苦労話ではいけない)
大前提を話す。体験が話のテーマと大きく関係している必要がある。
・忘れられてしまわないように印象的なフレーズを利用する
・話す内容の2,3倍スライドを用意する
セミナー中使うのはその半分以下
・セミナーに参加してもらったら目指すは、ファンになってもらうこと。
話し方には良いエネルギーが溢れる。話し方と良いエネルギーの少ない話し方がある。エネルギーの源は感謝やサービス精神
・楠に向けて話すとは、1対複数人ではなく、1対1 ×○のイメージで話すこと
「オンラインだとしてもなんだか本当に会って話をしているみたいです」と言わせる。
話し方、話しかける頻度多くして、相手からの反応も多くなるように話す。
みんなでセミナーを聞いているというより、講師が私だけに話してくれていると言う感じを持たせる。