紙の本
大人になれないあなたへ
2021/04/21 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場する人物たちが頼りなさすぎだけど、各章で全員前向きな方向に歩めそうな気配を感じた。
ミステリ要素は、後半に少しだけだったかな・・・。
純也が、冷静に大人のフリしながらカレンを求めているのを感じると、やるせない気持ちに。
歌子さんの生き方が、純也にとって1つの指針になりそう。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こどもの視点から描かれているので、大人たちが、あまりにも子供のことを守れていなくて、イライラしたけど、最終的に感動した。
投稿元:
レビューを見る
年末年始のお供にする本が欲しいなと思い近所の本屋で購入。この本を読んでいる最中に年を越した。
意外と適当に生きても人って何とか生きていけるのかなとか、思った。
日常を描いているような書きっぷりなのに中々ぶっ飛んだ世界観。異世界に連れていかれた。読んでいて楽しかった
投稿元:
レビューを見る
心の奥底がチクチクする本です。
文体は軽めですが、内容はヘビーですね。
他の居候者に対しお互いが疎ましく感じているような描写はありつつ、なんだかんだ家族に近い関係性になっているように見えました。
不器用ながらもそんな関係が形成されていく中、捨てた母親があんなにも軽い態度で帰って来ると…そりゃー「死ね」って思っちゃうかも…。
得ると失うを繰り返し、大人になっていく事が人生なんですかね。
大人になるとは何でしょうか。
誰もがこのテーマに一生付きまとわれ、逃げられないと思います。
…かくいう私も(笑)
投稿元:
レビューを見る
2023.03.17読了。
純矢江口ペアがなんか好きなのと、私はまさきさんのつくる「余白」が心地いいのだと気づいた。
投稿元:
レビューを見る
自分の心の中の大人像は、子どもの頃に見ていた「子どもから見たら大人に見えていた人たち」のことだと思うから、大人になるにはまだまだ時間がかかるものだと思い続けているような気がする。
同時に、大人になるにはまだまだ長い時間が必要なのだとも思い続けたいのだろう。
自分の中に大人を探して、もう大人なんだからと自分に言い聞かせることに疲れたときに、読みたい本。
投稿元:
レビューを見る
大人になったら仕返しする
の、タイトルが大人になれない
ラストに向けて歌子さんのことが途端に愛おしくなっていく話だったなぁ〜そしてタイトルに気づいて心震えた
はじまりはみんなのことあんまり好きじゃなかったけど、だんだん好きになってしまって不思議だった
スッキリ大田園ではないこともあるけど、(純矢のこれからとか、歌子さんの自殺の真相とか)面白かったぁ
投稿元:
レビューを見る
小学5年生の純矢は母子家庭。ある日母親から捨てられ親戚の歌子に引き取られる。無職の中年と67歳の引きこもりが居候している吹き溜まりのような場所。人との触れ合いの中で純矢は自分の居場所を見つけ出していく。夢見た未来と現実の狭間でもがきながら誰もが大人になれずにいる。それでも最後は温かかったな。
投稿元:
レビューを見る
読了、GWの中頃に読み始め5日ほどで読み終えた。
内容としてはジュンヤの一人称視点で進められ、とても読みやすかった。
扱っているテーマは家族・復讐?といった重いものであるが細やかな表現のおかげでその重苦しさを感じることなく読み進められた。
特に,最後に物語が集結するのではなく含みを持たせた終わり方になっていて想像力が掻き立てられた。中盤に登場した早乙女や歌子さんの思惑、これからのジュンヤがどうなるのか、自分は物語を小説内で完結させているものが好きなのでムズムズした読後感になったが、作品としてはとても面白かった。