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ロードバイクの世界へようこそ。日夏竜二は、大学進学のため上京した。通学に使うママチャリを買いに行った深大寺サイクルで、たまたま居合わせた客達に囲まれ、ロードバイクを試乗。ついには購入してしまった。そんなおせっかいなおじさんと練習を続け、初出場した草レースで入賞した竜二は、ロードレースの楽しさに目覚めていく。同い年で、自分よりも走れる御園圭と出会い、実業団レースに臨むことを決意する。日本初の自転車山岳レース小説『ヒルクライマー』著者による、初の本格ロードレース小説。
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高千穂遥との出会いは中学生の頃か。クラッシャージョウを手に取ってからだな。
なんだかんだ言って、文章が好きな作家の一人。無駄がなくて読みやすい。
本人の趣味をテーマにするのは相変わらずで、SFからプロレス、バイクから自転車。
具体的な地名が入りすぎてその部分は大半読み飛ばしであったが、ひょんなきっかけから自転車にのめり込む主人公とそれを取り巻く人々。
軽妙な文体と相まって、面白く読めた。
自転車、判んない人は止め他方がいいかも。
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読み初めは子供向けと貶そうと思いながらページを捲っていましたが、途中から捲る手が止まらなくなりました。主人公のようなスタイルで自転車に乗ることはできませんが、サイクリストとして物語りに入り込むことができました。今後レースを観戦する際には本書を思い出すことでしょう。
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小説の形態をとったロードバイクの入門書のような内容だった。進研ゼミの漫画を思わせるライトなテンポ感と展開でストーリーも特別心に残るものではないものの、深大寺を舞台の中心とし、読み始めるまさに前日に走った尾根幹が出て来たりと多摩地区に住む身としてはその景色をイメージできてなかなか楽しめた。