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多様性の時代と言われ、ある程度の知識や情報を得ていると自負していた。
しかしながら、この本を最後まで読んで、驚いてしまった私は、昔の感覚を捨てきれていない事を自覚した。
読み聞かせていたので、子供の方がナチュラルに受け止めていた。
とても良い作品です。
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学校で好きな人に好きって言うのが流行っている
好きな人がいるなら好きっていわないの?
わかんないっていうと、それは本当の好きじゃないと言われた
本当はこうくんが好きだけど
この気持ちをいわなきゃダメなの?
読み聞かせ時間は5分弱です
自分の中のバイアスが知らぬ間にかかっているのを認識させられた
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こんなにくるしいこの気持ちは「すき」?好きな気持ちって人それぞれだから、言っても言わなくてもいいしね。最後の姿に「そっかあっ」ってなる。
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一日も早くヘテロノーマティブを社会から取り除かなきゃ。人のセクシャリティを物語のギミックとして「ネタバレ」扱いしたり、気の迷いかも・幼いうちから性的指向を決めつけるのは良くないかも…とか言って暗にヘテロであることを望んだりする世界を見ていて、本当に苦しく思います。
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このきもちに、 たとえ なまえなんか なくても。
ぼくは きっと、 こうくんが すきだ。
とても共感して、それでもいいんだとなりました。大人の心にもじんわり響く絵本。
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嬉しくて悲しくて苦しい この気持ち「好き」でいい?-。
『闇祓』以来の辻村深月san、『すきなひと』(桜庭一樹san)に続く「恋の絵本」シリーズ。
”すきな ひとに「すき」って いうのが はやってる。”から始まるお話し。「こうくん」が好きな主人公。こうくんが嬉しいと自分も嬉しいし、こうくんが悲しいと悲しい。他の子がこうくんを好きになると苦しい。そして、いっしょに走り出せたときの「うれしさ」。この気持ちに名前がなくても、主人公に名前がなくても^^、「すき」で良いですね。
少し切ないですが、きっと誰かに届く、勇気を与えられるお話しだと思います。
今日マチ子sanのイラストも素敵でした☆