紙の本
風通しを良くする
2023/10/24 17:04
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
風であれば斬られて負けることはないという極意を身に着けた唐木市兵衛の大阪での活躍が続く。権威者の近習・部下は、権力を有していると勘違いしている若侍が引き起こした事件が契機となり、主人公の活躍が見られる。武士の意地を古きままに貫こうとする者もいれば、新しい武士として生き方に心を開こうとする者もいる。風の剣が、世間の風通しを少しだけ良くする。
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「風の市兵衛 弐」(第二期)第六弾。(通算・二十六作目)
まだ大坂にいる市兵衛さん達。今回は百姓の女房が辻斬りに遭った件の真相調査を依頼されます。
犯人の侍は本当にクズで、被害者のお橘さんに土下座で謝罪してほしいくらいでしたが、現実的な示談になった感じです。
そして、いよいよ江戸に戻る旅路で、前回市兵衛さんに闘いを挑んできて破れた室生さん関係の方々が、また一方的に決闘を申し込んできます。
それにしても決闘を申し込む理由が「そっちの都合でしょ!」と言いたくなってしまう程一方的なのに、受けてあげる市兵衛さんへの態度が良くないですよね~。
市兵衛さん、今回もお疲れ様でした。次巻はやっと江戸ですかね・・。
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内容(「BOOK」データベースより)
唐木市兵衛に返り討ちにされた刺客の一族が、復讐を誓い市兵衛の身辺探索を始めた。一方、大坂に情が移り江戸への出立を渋る小春を、亡姉の親友お茂が訪ねてきた。幼馴染みが辻斬りに遭い、生死の境をさ迷っているという。犯人捜しを始めた市兵衛だったが、己れの居場所を刺客に突き止められてしまう。良一郎らを先に発たせた市兵衛は、自ら死の罠に飛び込み…。
令和2年7月13日~16日
発売されてから、随分待って手に入れました。
複数の事件と言うのか、出来事を交差して進んでいくので、如何つながるのか、最初は不明でしたが、最後になってやっと分かりました。
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大坂シリーズ最後は卑劣な馬鹿息子へのお仕置きに、平行して江戸で起こっていた両替屋 堀井問題なのでさが、どちらも大人の解決っほくて爽やかではない。
また、彦根藩保科家のパートは必要だったかな?た思わせる後味の悪さ。
これらのモヤモヤを最後のお茂さんの手紙が一気に解消してくれました。
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旗本の家柄ながら元服後すぐに出奔。大坂で商売と算術を、奈良の興福寺で剣術を学び、江戸に戻って臨時雇いの用人稼業で生計を立てる唐木市兵衛の活躍を描く、時代サスペンス。大坂編第3部。
シリーズ26作目。第弐部6巻。
* * * * *
大坂3部作のエピローグ的な位置づけだからか、表看板となる事件はちっぽけで市兵衛にとっては明らかに役不足でした。案の定すぐ片が付いてしまいました。
ただ秘する花のごとき剣戟シーンである「彦根の剣豪一族」との闘争は目を引く内容でした。
卑怯の誹りを受けようとも手勢を連れて市兵衛を取り囲み、矢の雨を降らせてでも討ち取らんという武門の執念を見せる剣豪一族。
宮本武蔵と吉岡道場の一件もあることから、説得力はあると思いました。
( ただし、市兵衛の圧勝に終わるとはいえ後味がよくなかった。)
その代わり、お茂の後日談はよい口直しで、うまい収め方だと思いました。
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第二十六弾
またしても大阪で世話になった人のために又しても真相究明に
江戸・大阪に関係する騙りも決着
しかし因縁の刺客との対決が
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今回は、何かホッとした。これで重いしがらみが断ち切れれれば、この後の話を読むのが楽になる。市兵衛自体は、魅力的な人物だから、先が楽しみだ。