紙の本
警戒して読んでいたが…
2020/01/05 23:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
警戒して読んでいたが、やはり騙されてしまった。騙された、という面と、「解説」を読んで訳が分からなくなった面と、両方かな。
「解説」で理解できず、全編を読み直しても理解できないことが残ったり、ちょっと不完全燃焼。
でも浦賀ファンとしては、次回作を期待してしまう。
投稿元:
レビューを見る
先月急死された浦賀和宏氏の生前最後に発表された著作。「浦賀和宏というペンネームの小説家(本名八木剛)が命を落とした」というショッキングな書簡から始まり,続くその「浦賀和宏」が書いた「デルタの悲劇」は,小学4年生の溺死事件に関わったであろう同級生斎木・丹治・緒川の視点から交互に語られる物語。この3人に罪の自白を迫るのが八木剛という設定。読んでいる最中にある仕掛けに気づいたので,冒頭に戻って読み直し。その後,1日のあいだに唸りながら三度読み返した。41歳というのはあまりに早い。ご冥福をお祈りいたします。
投稿元:
レビューを見る
うーん。トリックへのこだわりが強く、ストーリーの緻密さはない印象。肝心のトリックも定番で目新しさは感じず。ただ、もう一度読み返してトリックの答え合わせがしたくなる作品。
投稿元:
レビューを見る
簡単に読めるし、気分転換にはなるかも。けど、トリックがわかりづらく、自分の好みではない。パズルみたいな感覚の作品。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと怖いけどめっちゃ面白かった。途中内容に違和感感じながら読み進めて、解説読んでやっと理解。2回読み直した。
投稿元:
レビューを見る
小学4年生の時にイジメられていた少年が池で溺死する事件が起きた。
警察は事故で片付けたが、その死に思い当たる人物がいた。悪童3人だ。
その後、何事もなく時は過ぎたが
20歳を迎えた成人式の日、溺死した少年の死の真相を調べる男が訪ねてくる…。
これフィクションだよね?と思ってしまう作品。
私は『叙述トリック』にはめっぽう弱いらしく(笑)
読んでるうちに『????』と訳わからなくなりました。
お母さまの手紙から始まり、お母さまの手紙で終わる。
そんな構成も好きだな〜。
評価があまり高くないのは…
あまりにもトリックが巧妙過ぎちゃって〜
頭がついていけなかったからですね(笑)
これは再読したいと思う逸品。
また浦賀和宏さんの作品は読んでみたいです。
そして、浦賀和宏さんのご冥福をお祈りいたします。
投稿元:
レビューを見る
度肝を抜かれた。ゲームで「真のエンディング」というものがあるが、それを小説内で味わえた。記憶に残る作品を残してくれた浦賀さんに合掌。
投稿元:
レビューを見る
終盤にかけて、本作の一番のトリックを読者にも薄々気づかせるような描写が何度か出るので、序盤を読み返した人も多いのでは?私もです。
一回では分かりづらいなという感想。それを見越した解説とエピローグは一般的なものではなく、ほぼ本編(というか、メタ視点のトリックの解説)なので、決して先に読んではいけない…。
フィクション内でも本作に登場した作者が死んでしまうが、現実世界でも病死されたとのこと。ご冥福をお祈りします。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。途中から、ん?ってなりながら最後まで読んで、また気になったところに戻って読み直しました。初めて読んだ浦賀さんの作品だったんてすが、亡くなったんですね。残念です。他の作品も読んでみようと思いました。
投稿元:
レビューを見る
2回は読む必要がある作品です。
最後まで読んでから改めて読み返すと、改めて楽しめる小説だと思います。ただし初めてこの作家の作品を読まれる方は別の小説をおすすめします。他の小説の登場人物も顔を出すためです。
投稿元:
レビューを見る
これが生前最後の刊行作品だったのか……と思うとなんだか微妙な心地になります。殺されちゃってるんだ、浦賀さん!
殺されたミステリ作家が遺した、事実に基づく作品「デルタの悲劇」。小学生時代に悪童三人が関わったいじめと死亡事故。事故として処理されたことに安心し鳴りを潜めていた三人に、十年の時を経て迫る追及の手。自分の生活を壊される怯えと、過去の罪の意識に苦しむ三人。彼らの運命はどうなるのか、そして彼らに迫る八木の目的はいったい何なのか。さらに過去の事件の真実もまた明かされることになるのか、サスペンス感溢れる読み心地で手が止まりません。
読み終えて……見事にしてやられたなあ、としか。とある目論見については見破ったと思ったのだけれど、仕掛けられていたのはそれだけじゃなかったのか! これには舌を巻くばかり。最後の最後まで気が抜けません。あと、解説を書いてるのがあの人だってところにはにやりとしてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
著者が書いた小説の前後に母親の手紙と解説(いずれも著者の手によるもの)があり、それすべてで一つの作品
子供時代の事故で片付いた人死が殺人だとする小説内の著者が関係者を回り追い詰める?
序盤から何か違和感を覚えながら読んでいましたけど、解説とエピローグがないと私には理解できませんでした
それを踏まえてもう一度読めばなお理解が深まるとは思います
著者得意のトリックでもうおなかいっぱいです
投稿元:
レビューを見る
10歳の頃にクラスメイトをいじめていた3人組のところに10年後現れた八木。斎木、丹治、緒川はどう対処していくのか、そしてクラスメイトを殺したのは誰なのか。
途中で???となって、最後の「解説」で理解!思わず二度読みしてしまった。うまくできてる…。
投稿元:
レビューを見る
作者が登場人物として出てきたときはびっくりして声出た、短くて読みやすい!
そしてこれはフィクションなのかノンフィクションなのか最後までずっと考えながら読む
投稿元:
レビューを見る
複雑、何度も何度も読み直した。
作品としては大変作り込まれていて、作者の「トリックをこう考えたんだぜ」という意図が見え隠れ。あまり好みではなかった。