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逢瀬―横浜に咲いた絶世の花魁喜遊 みんなのレビュー

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紙の本

幕末外交の裏面史

2021/05/05 22:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者に深いゆかりのある横浜の開港したばかりのころの雰囲気が、異国情緒に溢れたという現在のイメージとはまったくかけ離れたものであったということがよく伝わってきた。
かなりの思い入れを込めて描かれたようで、華やかとは言い難いその誕生のいきさつから諸外国との密談の場となった「岩亀楼」と、そこの花形花魁であった「喜游」を中心にした幕末外交史は、まさに攘夷派の暴力とそれを口実に治外法権の居留地を広げて植民地化を狙う諸外国との息詰まる綱引きの場であった。
ヒロインである「喜游」については、その辞世の和歌は知っていたが、似たような境遇の「唐人お吉」と混同していた。その数奇な運命と、図らずも時代の波に翻弄されたあげくの自決が似通っていたからだが、この作品とその資料となった奉行所の尋問記録を読むに至って、その生き方は受け身ではなく、自身の考えに従って身を処した一女性だったのだということを知った。
しかし、彼女の抗議は、諸外国の横暴を抑えようとしながらも、国内の攘夷派の暴発を懸念したが故に、列強の武器商人との裏取引をせざるを得なかった幕府によって、封印されてしまったらしい。唯一の抗議が自決しかないというのが、余りに哀しい。
そして横浜開港の立役者ともいうべき大商人「中居屋重兵衛」も、その謎多き人生とスケールの大きさで物語にさらなる魅力を与えてくれた。彼を主人公にした物語もぜひ読んでみたい。

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2020/05/19 21:34

投稿元:ブクログ

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