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神社のミステリー
2022/08/28 11:17
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学中退の坂本壮馬と、参拝者以外には決して笑顔を見せない16歳の巫女の久遠雫の神社を舞台にしたミステリー。ちょっと設定が、変わってる、と思い、読み始めましたが、内容はカルーいものでした。
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うーん
2020/11/06 19:58
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラノベのような感じがしました。大人の感じだと勝手に思っていたので、残念。子供も楽しめる作品と思えば、まあまあ。
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文庫化。
神社を舞台にした『日常の謎』もの。キャラ文芸に近い、可愛らしい作風だった。この人も作風のバリエーションが多いなぁ。
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壮馬視点で話が進むから、どうしても彼の考えに引っ張られてミスリードしやすい。
何という読者泣かせか。
感情的な話は彼が、大筋は教育係の雫が解くスタイル。
いつもは大体壮馬が間違えて雫がフォローするが、最後の話は逆転したのが面白い。
ただ感情に頼るだけでも、理論だけでも解決は難しいのかもしれない。
こと恋愛に関しては壮馬も大分読み間違えてるし……感情担当、それでいいのか。
雫が抱えていた過去が思いのほか重かった。
彼女のためについた嘘を呪いのようにこの先も背負い続けるのだな、彼は。
それもまた恋、というか愛の形か。
ある程度は伝わっている気もするが、本音ほど顔に出にくそうだな、彼女は……前途多難だ。
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ライトな謎解き系はどうしても惹かれてしまいます…(京都寺町三条のホームズ的なオモシロさを期待してのことです)。
で、本作ですがはじめての作家さんのもので、どうもこのテの少女系主人公=ちょっと性格キツメは苦手なタイプです。表紙のイラストからうける印象とのギャップがあるせいでしょうか。同様の主人公として天久鷹央、九条櫻子あたりが個人的には思い浮かびます。
肝心の謎解きとしては、ともに神社で働く壮馬のミスリードを読ませておいて、ラストは主人公の雫の推理でどんでん返し、という展開が続くのですが、最終章ではどっこい、雫の仕組んだ嘘を壮馬の推理が見事に暴く、という真逆の展開。このあたりの話しの流れは読み手を引き込む迫力はありました。
が、雫の推理は、確かにそれまでに散りばめられた伏線を回収してくれるものではあるのですが、なぜか納得感が低いと感じます(自分の気のせい?)。また雫と姉をめぐる過去もちょっと重すぎで、(次巻があるようですが)初巻からこの重さはどうかしら、もう少し時間をかけて小出しにしていくのもアリでは、と思いました。
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サブタイに「縁結び神社の事件帖」とあるので、恋愛のトラブル解決的な内容かと思っていたのですが、それだけではないいろんな事件を扱う日常系ミステリでした。
しかも、中には人の命に関わっていたものもあって、想定していたよりヘビーな内容で、ちょっと意外に感じました。
個人的には、以前京都に住んでいた際に神社や八百万の神に興味を持ったこともあって、神社や神職が題材になっている時点で興味を持って読めていたように思います。もちろんそれだけではなく、各キャラクターがしっかりと個性的なところも自分としては好感が持てました。
特に壮馬の兄、栄達はマンガ「呪術回戦」の五条悟的な強キャラ感があるうえに、まだまだその能力?の片鱗さえ見せていない底の深さを感じます。
そうしたキャラたちが見せるドラマをもうちょっと読んでみたい気になったので、近いうちに続きを買いに行こうと思いました。
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人間性が少し、なんというか…あまり丁寧じゃないような気がしました。
登場人物の会話や感情、謎解きのシーンですら、非現実的で、少しリアルさが欠けるため引き込まれなかったです。
ストーリー性としては良かったと思いますが。
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源神社での美人巫女さん、雫ちゃんと壮馬くんとの謎解きストーリー。ちょっと軽めなので、ミステリーとは言えないかも‥と個人的には思いますが、サクサク読めました。
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大学を中退して神社で働くことになった青年とその教育係の巫女が、神社関連の揉め事を解決する短編集。話が進むにつれて二人が心に抱えたものが明らかになっていく。
ライトな日常の謎系で、神社の日常が描かれているのも面白かった。
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こちらも6月の合同サイン会のサイン本。
天祢涼氏の作品は全く読んだことがなく,かつkindle unlimited対象の作品もなかったため,完全にこれが初めて読む作品。サイン対象の本からこれを選んだ理由はよく覚えていないが,神社を舞台にしているところが私の好きな作品に通じていること,よく知らない業種のお仕事小説というのにも興味があるし,ミステリであることもポイントだったと思う。ラノベっぽい表紙に影響されたわけではない。
読んでみたところだいたい想定通りの内容で,面白かった。シリーズ化されて,続刊も2冊出ているようなので,そのうちAmazonでセール対象にでもなったら読んでみようと思う。
教師を目指していた青年・壮馬が,目標にしていた先輩の教師としての挫折からの自殺という事件に会い自信を喪失し大学を中退,その後兄が神職を務める神社に手伝いとして務めることになる。そこで新人の教育係として出会ったのが,歳下の巫女で美少女の久遠雫。何かわけありな様子なのだが本人も兄夫婦も何も教えてくれない。そして兄によると雫は名探偵なのだそうだ。というわけで,神社の周りで起こる事件を雫と壮馬も少し協力して解決していくという連作短編集。
第一帖「境内ではお静かに」
壮馬が勤める元町の源神社が管理する無人神社・阿波野神社の掃除を指示された壮馬と雫は,阿波野神社で心霊現象を見た」とする動画がアップロードされたせいで夜中に若者が集って大騒ぎをしてうるさいからなんとかしてくれというクレームを受ける。
第二帖「端午の節句はご家族で」
源神社で毎年子どもの日に行っている「子ども祭り」を中止しろという脅迫めいた手紙が届く。
第三帖「移転を嫌がるご事情は」
源神社の神職のひとりが宮司を兼務している菊野原神社に周辺の再開発事業に伴い,移転計画が持ち上がっている。しかし市の担当者が神社と話し合いをしようとしても,けんもほろろに拒絶されているという。拒絶しているのが源神社の神職でもある白峰だった。
第四帖「彼のお好みとは違うかと」
第二帖で知り合った鳥羽の紹介で,学生が雫に相談事があるとやってくる。就職活動中だが,何者かが妨害していてすべて不合格だという。誰が妨害しているのか調べてほしいという依頼。
第五帖「あなたの気持ちを知りたくて」
雫の秘密が明らかになる話。