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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑っているサラリーマン風の人がいたので、何を読んでいるのか、とのぞき見したのが、この本との出会いでした。通勤電車では、読まない方がいいです。笑ってしまいますから……
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ちょう大好き。このすっとこどっこいなかんじ。
そしてすごく孤独で尊くて失われた時間たちの話。
わたしにもある。
「この夜のことをすっと覚えているだろうという気がした」夜のこと。
幼稚園にあがる前の景色。
しん、と音が消えてなくなる読書の時間。
大好き。
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2017/7/7 久しぶりに読む
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ぬふふ…と時々笑いをもらしつつ読む。「私の通っていた大学の学食はまずいので有名だった」という一文を読み、文庫カバーの袖にある著者略歴を見る。
そこの学食で、私も一度食べたことがある。昔、とある研究会がその大学であり、昼は学食が開いているというので、知らぬところで食べるところを探して右往左往するのも大変やしと食堂へ行った。けっこう込んでいたので、おそらく素早く出てくるであろう、そしてそうまずくはないであろうメニューとして「カレー」を注文した。
えらいまずかった。残したくなるくらいまずかった。カレーは七難隠す系の食べ物だと思っていたが、カレーがまずいって、どないやねんここの食堂…とあまりに驚いて、私はしばらく人に会うと「まずかったカレー」の話をした。
岸本佐知子が出たのは、そのまずい食堂の大学だった。そこまで代々まずいのかと、ある意味感嘆。
そして私はやはり「裏五輪」がすきだ。そろそろ冬の五輪らしい。きらいやなあ。
(2010/1/25)
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2010.01.24 朝日新聞に掲載されました。
2010.02.07 朝日新聞に掲載されました。
エッセー集。作者は翻訳家。
本屋でよく売れています。
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僕の友達には似たようなやつがいます。
そいつの口癖は
「俺は根に持つタイプだけど、昔良くしてくれたやつは覚えてる。情に熱い。」
です。
何が言いたいのかよくわかりません。笑
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ストライクゾーン、ど真ん中。
このエッセイとも空想ともつかない
お話の連続に大満足。
時代や性別が重なるからだろうか。
ものすごく共感できる上に、表現のうまさ。
すかーっとします。
おせんべかじりながら読みたい。
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大好きです。この人と、友達になりたい。
絶対気が合うと思うんだ。
ずっと手元に置いて、気が向いた時に。
眠れない夜にも最適。
さらに眠れなくなります。
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エッセイともほら話ともつかぬ、でもどれかは一度は感じたことのあるような、そんなお話し集。わたしも「目玉遊び」は幼い頃からやってました。最近はそれが酷くなり「飛蚊症」だと知りました。
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独特の視点ととぼけた語り口が面白かった。コアラの鼻の素材についてだとか(足で踏んだらじわっとなにかがにじむのだろうかなんて、普通考え付かない)、チョンマゲについての考察だとか、この人と飲みに行ったらきっと楽しいんだろうなぁ!
一気に読まずに1~2篇ずつ読むのがおすすめ。まとめて読むとなんだか、こっちの受信力というか、感じる勢いがだんだん落ちてしまうタイプの本でした。「玄人のひとりごと」や「じみへん」もそうだったけど、雑誌で一話ずつ読むとすこぶる面白いのに、単行本だといまいちになってしまうものってありませんか?
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コアラの鼻の素材は何か。「人間」の読み方は本当に「ニンゲン」で良かったんだっけ。プリティウーマンの歌の出だしの所だけ永遠に頭の中で回る。
日常の小さな妄想が、生活すべてを支配していつしか世界を覆いつくす不可思議なエッセイ。
クラフト・エヴィング商会の装丁と挿絵が、いい味を出している。
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素晴らしい翻訳家である岸本佐知子さんは、とどめを知らぬ妄想力とただしいユーモアの持ち主でもあるのだ。読み終われば世界がほんのすこしちがって見えてくる。
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なんだか変なワールドなんだけど、けっこう読んでしまう。いちいち日常の細かいところにつっこんでいく筆者に、感動すら覚える。なんだかひとつの芸術って感じがした。ゴキブリに戦闘機みたいな名前をつけてるとことか、面白い。
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妄想がしだいにおかしな方向へいき、それが連鎖してとんでもない方向へ向かっていく。その妄想大爆発が、とてもかわいらしい。
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頭の中でリフレインし続ける「ホッホグルグル」との格闘。コアラの鼻の材質。自分以外は誰も覚えていないあったはずの「べぼや橋」…くだらなくともつい笑ってしまう奇想妄想のエッセイ集。
とてもどうでもいいことばかりなのだけれど、不思議な妄想に笑ってしまう。よくこんなこと考えるなぁとつい感心してしまいます。そして本業はさすが翻訳家というべきなのか…文章とても上手で読みやすく、ついつい引き込まれてしまう一冊です。
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エッセイと妄想の挟間。
ロープウエイ風呂がいつまでもイメージがのこっていて、ふとしたときに思い出してしまう。
以前図書館でハードカバーを借りたのですが、面白かったので文庫で買って再読。