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疾走するような文章で読みやすい作品でした。一日あれば読み終わります。ミステリーとしては、かなり簡単なものでピアニストが誰であるかは早くわかってしまいます。
コンクール出場者の背景をうまく作品に取り込みラストへの布石としている。少々強引なきらいはあるものの概ね布石としては成功でしょうか…ただ、音楽がタリバンに与えられる影響というのは作者の希望的観測にすぎず、フィクションならではといったところでしょうか。
コンテストよりも鎮魂に重きを置いた岬…演奏中に突発性難聴の発作(?)を起こさなかったならば果たしてどうしていたのか…フィクションでタラレバを考えてもいけませんね。
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ピアニスト岬洋介シリーズ…
今回は、自分自身がエントリーしたショパンコンクールでの出来事。
作中のショパンの曲をユーチューブで検索して聴きながら読むと、ピアニストたちの演奏の描写が少しわかるような気がしました。
岬は不思議な人。彼の内面が知りたいなあ。
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2014-20
音楽もクラシックも全然わかんないのに一気に読める。
疾走感のあるストーリー展開。
岬先生はやっぱり格好いい!
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スピーディーな展開で一気読み。引っかかる所はいろいろあるのだ。こんな状況でコンクールを続けるかなあとか、冒頭の場面が浮いてるんじゃないかなとか、音楽性ってそんなにはっきり白黒つくものなの?、あの子を死なすのはひどいよとか。何より、タリバンの場面はちょっといただけない。いくらフィクションだとはいえ、説得力がなさすぎて鼻白む。
なんかまだまだ突っ込みたい気がするが、それでもなお面白く読めてしまうのが中山作品の不思議。ストーリーテリングのうまい人だなあ。疾走感があってやみつきになる。
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シリーズ続けて読んでいると、犯人の目星がつくようになってしまう…
演奏部分の記述が多くて、本編が物足りない感じ。
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一気に読めました!
岬先生が相変わらず魅力的ですね。
そして主人公の心理描写とかがとても丁寧に書かれているのでスーッと物語に入り込めました。
ショパンは知っている曲も多いのでそういう意味でも入りやすかったかな。
またドビュッシーやラフマニノフも読みたくなりました。
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一気に読み終わりました。シリーズ3作目!
ミステリー部分は犯人がすぐに予測できてしまうのですが、ピアノの演奏シーンが本当に怒涛で、音楽の波にさらわれるようにどんどん進んでいき、事件が起きていることを本当に忘れてしまいます。
技術的なところだけでなく、弾いてる間の演奏者や聴いている人の心の動き、ショパンの意図、メロディーの流れが、文章だけで伝わるところがすごいです。
ミステリー部分も含めると一作目が一番だけど、ピアノ描写だけなら今回が素晴らしい!
ショパン、聴きたくなります。
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大好きなシリーズ3作目。
平積みにされてるのを見つけたときは本当に嬉しかったなぁ
ピアノの旋律の表現力が凄すぎて、
聴こえるはずのない音が行間から聴こえるようで
本当にこのシリーズは読んでいて心地好いです
今回は鋭い推理を見せる場面はあまりないが
最後には岬先生大活躍!
そして空港でのラストシーンは泣けたなぁ
「さよならドビュッシー」の彼女らしき人物?が出てきたのには驚き!!
(「おやすみラフマニノフ」の彼らはともかく!)
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音楽ミステリーシリーズ。このシリーズを読むと、音楽を聴きたくなります。解説しているピアニストの清塚さんは実際コンサートに足を運んだ事のある方で、彼が解説している通り主人公である岬さんは主役でありながら、黒子、本ストーリーに登場する人物の円滑油としての役割を担っている感じになります。今度は、ショパンを片手に本をじっくり味わいたいと思います。
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今回は、馴染みのある、、、はずのショパンだったけど、いろんな曲が出てき過ぎて、少し進みが悪かったな。
でもやっぱり岬先生が素敵すぎて困っちゃう(笑)
どこへ行ってもあの雰囲気は健在!!
あの終わり方が、続くのか気になるところ。
また会いたいです、岬先生!!!
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岬洋介シリーズ第三弾。
途中らへんで、ラフマニノフとドビュッシーの話をうっすらと思い出してきた。
印象の強烈さは旧作の方やったけど、個人的にはショパンは身近なことと、ポーランドという国の背景が見えてきたのがよかった。
音楽家が沢山排出された時代は、国家という枠組みが大きく動いた時代と重なる。
憂いも喜びも、アイデンティティも、国家と共にあった時代。
音楽という手段で表現されて今に残っている、ということが素晴らしい。
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ムダに…というと実際に起きていることに対して語弊があるかもしれないけど、小説としてはムダに暴力に溢れていて気落ちした。音楽に明るくないものとしては、何ページも続く音楽の描写が辛くもあった。また、登場人物の背景や心情の描写が浅く、心を寄せづらいとも思った。
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音楽の持つちからのひとつは、それを生みだす者への共鳴であるのだろう。身の内に伝えたい想いがあり、それを吐き出す行為が共鳴を生む。
岬さんは自らが伝えたい想いに真摯だ。痛々しいほどに愚直なほどに。それが、共鳴を、ちからを生むのなら。p279「ピアニストにはピアニストにしかできない闘い方がある」とは、つまりそういうことなのだろう。
反対に、「ポーランドのショパン」を弾けと言い続けながら、戦争もテロも音楽家には無縁だとしたヴィトルドのかつての演奏は、どんなものだったのだろうか。どんな共鳴も生まなかったのではないだろうかと、思わせる。
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今回の舞台はショパンコンクール。ポーランドでは世界的テロリスト・“ピアニスト”が潜伏していた。
主役はショパンコンクールに出場するポーランド人ヤン・ステファンス。ヤンはピアノ一筋で生きてきた。岬先生もショパンコンクールへ出場するためにポーランドに行った。
音楽との向き合い方、コンクールの緊張感、楽曲を演奏するときの奏法の描写がすごい!中山七里はこれだから好き。
なんで音楽を勉強するんだろう、って究極の疑問だと思う。音楽に力があるとか、認められたいとかそんな軽いものでは無い。もっと自分の音楽を好きになって向き合いなさいと岬先生がヤンに言う場面がある。この感じがいい。すごく辛くて音楽から離れたいとか人を信用できないとか思っていても岬先生からこんな言葉をもらったらヤンくんは前向きにまたピアニストとしての道を突き進むのだろう!こんなにすごい先生なのに、この先生は講師のクチを探すって言ってるし日本で音楽するのって大変!
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岬洋介が出てくるシリーズ3作目。今回は岬洋介が、ワルシャワのショパンコンクールに参加するが、事件が発生する。国際コンクールが題材とあり、国際情勢などもたくさん入ってきたり、ショパンコンクールなので、演奏のたびに音楽的理論が展開される。正直そのあたりが読みづらかったけれど、ストーリー的には大丈夫でした。
懐かしい人たちも登場したりして、続きはあるのだろうか。解説でなるほどと思いましたが、このシリーズは決して岬洋介の視点では話が進まないと書かれており、なるほどと思いました。