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物語は、正直、荒唐無稽に思うが、ウッカリ騙されてしまった。
が、音楽を文字での表現には、本当に舌を巻く。目で追っているはずなのに、耳から聞こえてくるように感じていた。
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シリーズの前の作品ほどミステリの要素にインパクトはなかったが、変わらず音楽の描写は冴えている。クラシックをあまり聴かない私には、曲名を読んでもピンとこないことが多いが、文字が伝える音色(おんしょく)や抑揚、音の優しさや力強さ、演奏者の緊迫感や聴衆の高揚だけで、その曲のイメージを頭の中に描くことができる。音楽を「読む」ような体験。文字という、一見音楽とは相容れない道具で音楽を表現できる力に、毎回感動している。
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岬先生のシリーズ第3弾です。
今回の舞台は、ポーランド。
ショパン・コンクールの行われている数日間、テロが勃発します。
華やかなコンクールの舞台とテロ事件、さらにはアフガニスタンの
紛争まで織り込んで、どうなるかと思いましたが、
みごとに収束されています。
ざわつく気持ちが、すーーっと緩んでいきました。
岬先生は、何処へ行っても淡々としてスマートです。
でも、ピアノの前では全力投球!
真摯に向き合う姿に惚れぼれします。
岬先生のノクターンが聴こえてくるようでした……。
スピンオフで、前二作の教え子たちがでてきます。
大人になった姿がちょっと嬉しかったです。
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「このミス大賞」作品ということで期待しながら読んでいたら、面白くて一気に読了☆ ショパンコンクールを舞台に起こるテロや犯人に迫る筋はパッとしなかったものの、音楽を極めようとするコンテスタントの心理描写がうまいな〜と思いました。ショパンの曲が聴きたくなる本(o^^o)
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このシリーズは好きだな〜。
文章や表現の仕方などカッコイイ。
マンネリと言われても、ミステリー要素が弱いと言われても好評価。
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岬洋介シリーズ3作目。ショパンコンクールが舞台で、タイトル通り、ショパンの曲やうんちくがこれでもかと出てくる。曲の描写も相変わらず丁寧で、聞いているかのよう。
ミスメリ要素は薄いし、ご都合主義はありつつも、読んでいて楽しいし、登場人物に感情移入して泣ける場面も。
決勝戦は圧巻だったし、岬洋介を立てる話のまとめ方も「こうきたか!」と納得した。力業だけど(笑)
前作の主人公たちもチラッと出てきたし、今後も続編に期待。
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疾走するような文章で読みやすい作品でした。一日あれば読み終わります。ミステリーとしては、かなり簡単なものでピアニストが誰であるかは早くわかってしまいます。
コンクール出場者の背景をうまく作品に取り込みラストへの布石としている。少々強引なきらいはあるものの概ね布石としては成功でしょうか…ただ、音楽がタリバンに与えられる影響というのは作者の希望的観測にすぎず、フィクションならではといったところでしょうか。
コンテストよりも鎮魂に重きを置いた岬…演奏中に突発性難聴の発作(?)を起こさなかったならば果たしてどうしていたのか…フィクションでタラレバを考えてもいけませんね。
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ピアニスト岬洋介シリーズ…
今回は、自分自身がエントリーしたショパンコンクールでの出来事。
作中のショパンの曲をユーチューブで検索して聴きながら読むと、ピアニストたちの演奏の描写が少しわかるような気がしました。
岬は不思議な人。彼の内面が知りたいなあ。
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2014-20
音楽もクラシックも全然わかんないのに一気に読める。
疾走感のあるストーリー展開。
岬先生はやっぱり格好いい!
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スピーディーな展開で一気読み。引っかかる所はいろいろあるのだ。こんな状況でコンクールを続けるかなあとか、冒頭の場面が浮いてるんじゃないかなとか、音楽性ってそんなにはっきり白黒つくものなの?、あの子を死なすのはひどいよとか。何より、タリバンの場面はちょっといただけない。いくらフィクションだとはいえ、説得力がなさすぎて鼻白む。
なんかまだまだ突っ込みたい気がするが、それでもなお面白く読めてしまうのが中山作品の不思議。ストーリーテリングのうまい人だなあ。疾走感があってやみつきになる。
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シリーズ続けて読んでいると、犯人の目星がつくようになってしまう…
演奏部分の記述が多くて、本編が物足りない感じ。
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一気に読めました!
岬先生が相変わらず魅力的ですね。
そして主人公の心理描写とかがとても丁寧に書かれているのでスーッと物語に入り込めました。
ショパンは知っている曲も多いのでそういう意味でも入りやすかったかな。
またドビュッシーやラフマニノフも読みたくなりました。
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一気に読み終わりました。シリーズ3作目!
ミステリー部分は犯人がすぐに予測できてしまうのですが、ピアノの演奏シーンが本当に怒涛で、音楽の波にさらわれるようにどんどん進んでいき、事件が起きていることを本当に忘れてしまいます。
技術的なところだけでなく、弾いてる間の演奏者や聴いている人の心の動き、ショパンの意図、メロディーの流れが、文章だけで伝わるところがすごいです。
ミステリー部分も含めると一作目が一番だけど、ピアノ描写だけなら今回が素晴らしい!
ショパン、聴きたくなります。
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大好きなシリーズ3作目。
平積みにされてるのを見つけたときは本当に嬉しかったなぁ
ピアノの旋律の表現力が凄すぎて、
聴こえるはずのない音が行間から聴こえるようで
本当にこのシリーズは読んでいて心地好いです
今回は鋭い推理を見せる場面はあまりないが
最後には岬先生大活躍!
そして空港でのラストシーンは泣けたなぁ
「さよならドビュッシー」の彼女らしき人物?が出てきたのには驚き!!
(「おやすみラフマニノフ」の彼らはともかく!)
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音楽ミステリーシリーズ。このシリーズを読むと、音楽を聴きたくなります。解説しているピアニストの清塚さんは実際コンサートに足を運んだ事のある方で、彼が解説している通り主人公である岬さんは主役でありながら、黒子、本ストーリーに登場する人物の円滑油としての役割を担っている感じになります。今度は、ショパンを片手に本をじっくり味わいたいと思います。