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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギバー、ティカー、マッチャーなどなど……。与える、ということが、こんなに役立つとは……。かなりの衝撃的な書物ですよ、これ。
ただし、実践できるかは……ですが……
電子書籍
「与える人」になる意識
2018/02/25 22:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
与える人というと、「自己犠牲」を連想していたが、本書ではそれを「他者志向」と呼ぶ。
大局を見れば、人は与える人、「ギバー」を重視する。
とは言え、人はギブアンドテイクで考えがちである。その辺の事情を本書は細かく分析し、
「こういう研究結果が出ている」といった具合に論理的に「与える人」になることを
勧め、そして、「与える人」の何たるか定義している。
紙の本
やや懐疑的ながら総じてアグリー
2015/05/31 19:28
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KY - この投稿者のレビュー一覧を見る
GiverはMatcherやTakerに都合の良いように使われてしまうのではないか…という当然の疑問にもしっかり答え、且つ対処法も示唆しています。が、実際のビジネス環境ではそううまくいくものでもないのかなーという疑念は拭えず。読み物としてはなかなか面白いです。
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ギバー、テイカー、マッチャーに分けて、それぞれの特徴をわかりやすく取り上げた本。自分は結局、どのタイプか。ギバーでありたいと思い、行動する反面、テイカーやマッチャー的な行動もある。「根っからの〇〇」な人もいるが、時と場合によるという人もいるのかもしれない。
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タイトルで損してるせいで遠ざけがちな一冊。でも本当は、全人類が読むべき一冊。
一見、怪しげなビジネス書の類に見えがちだが、そんなことは決してない。心理学アプローチから、社会科学的・論理的に、重厚な論理展開を用いて、「情けは人のためあらず」で日本人にはおなじみの、利己的・他己的志向の違いがもたらす影響を語られている。
ふだん生活を送る中で考えることの多いテーマだけに、ここで示された結論の鮮やかさに、かなりの衝撃を受けた。なるほど!の連発。
著者の主張は、決して難しいお勉強の世界でのみ作用する話ではなく、幼稚園児以上の人類に皆あてはまる程、普遍的なお話。話し方もとても分かりやすい展開となっているので、高校の教材としてもぜひ使ってほしい。
さすが最年少終身教授、鮮やかで温かい、人間味溢れた論理展開、心地いい。今後のご活躍も期待しております。
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他者のために役立ちたいと思い行動する「ギバー」の実例と彼らの行動原理が詳細に説明されている。
100%ギバーの定義に当てはまる人はいないだろうが、自分の行動と似ているという点も必ず見つけることができるだろう。
ギバーであることは長い目で見れば強みであるが、成功するのには、他者思考であると同時に利己的でもあるべきだという点が興味深かった。
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前半はギバーになるとどんなよいことがあるか、後半はギバーとしてどんなことに気をつける必要があるか、と述べている。
ゆるいつながりの大事さ、交渉事は通常はゼロサムではなくパイを大きくすることが可能なこと、重要なのは才能ではない、弱みを見せること、人に虚心にアドバイスを求めることの重要性、など、なんとなく思っていることが実際には逆であることが、実例と背景となる理論をもって説明されており、説得力がある。
ギバーには、他者志向と自己犠牲と二つの動機があり、自己犠牲ではつけこまれてしまい、消耗してしまう。卑下や、根拠のない全能感からくるギブではなく、自分の能力とバランスのとれた他者を助ける心が大事なんだと思う。スキルがなくてはギブにはならない。もっと助けたい・できるようになりたいという動機もギバーにはあるわけだ
最後にテイカーをもギバーとしてふるまわせるようにできる仕組みが紹介される。うまく考えれば組織ももっとよくできるはずで、そのためにはたとえば IT などを含めた”仕掛け”がこれからはもっと大事になってくるだろう。興味深い。
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「使った以上に帰ってくる」っていうお金の話は知ってるけど、全てがそうなる時代なのか?ってところが気になる。
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結論。間違っていない。与えることは絶対に間違っていない。
でも、自分のことを犠牲にしてまで与える必要はない。
それをしてしまうと、結局ただの良い人で終わってしまう。
この本の良いところはこの点だと思う。ただ、与えればいいってだけじゃないんだってことを教えてくれる。
与える人(ギバー)の中でも、全員が成功しているわけではなくて、全く成功していない人もいる。
トップ層とボトム層に分かれていて、その違いがどこにあるかを明らかにしているから役立つ。
具体例も豊富で非常に読みやすいし、頭に入りやすい。
人材育成に関わる者として、期待をかけられるとその期待に沿った成果を出しやすくなるという
「自己成就予言」は非常に興味深かった。
他人からの期待であっても、自分はできるんだっていう自信を持つことが非常に大切なんだってことが
よく分かる。
「ボランティアなんて大嫌い。偽善者がやることだ」なんて思ってる人におすすめ。
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人を3つのタイプに分けた時の行動パターンや、それが及ぼす効果について書かれた本。非常にボリュームもあり内容も○。いつか再読したい。30代半ば以降でないと、理解することが難しいかも。
以下抜粋
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・ギバー:人に惜しみなく与える人
・テイカー:真っ先に自分の利益を優先する人
・マッチャー:損得のバランスを考える人
・初対面で一番好感を持たれるのは、「権利意識が強く、人を操作したり利用したりする傾向のある人々」(=テイカー)→つまり自分に全く利益をもたらさない人をどう扱うかで、その人がどんな人間がはっきりわかる。
・自分の知力だけに頼った、一見個人の力を大きい仕事でも、成功するかどうかは自分で理解している以上に、他の人々の協力にかかっている。
・テイカーは自分が他の人より優れていて、別格の存在だと考える傾向がある。だから他人に頼りすぎると、守りが甘くなってライバルにつぶされてしまう、と考えているのだ。ギバーは頼りあうことが弱さだとは考えない。それよりも、頼りあうことは強さの源であり、多くの人々のスキルをより大きな利益のために活用する手段と考えている。
①遅刻をしない
②努力を惜しまない
③人に親切にする
④道をはすれたことをしない
・責任のバイアス
→恋愛関係にある二人に、ゴミ出し、デートの計画など関係維持のためにあなたがこなしているのは何パーセントか?という質問をすると、3/4のカップルは100を超える。お互いに自分の貢献度合いを課題評価している。
・ギバーは遠慮はしない。ネタが使い物にならない、と思えば相手にはっきりそういいます。だからといって「自分自身が使い物にならない」と言われたとは誰も思わない。
・自己成就予言:他人から期待されるとそれに沿った行動をとって期待通りの結果を実現すること
→成績のよくない生徒を向上させるには、教師が生徒に抱く期待がとりわけ重要
・マッチャー:危険を冒したくないので、見込みがあるというはっきりとした証拠を手にするまでは助けを差し控えることが多い。
ギバー:すべての人のなかに可能性を見出そうとするので、可能性の片鱗が見え隠れするまで待っていたりはしない。(原石は見つけるのではなく、磨く)
・(ギバー)かかわりのある人に”自分は特別なんだ”と思ってもらうために、できるだけ多くのことを与え教えようとする
・テイカー:うまくいってない投資に責任を感じ、自分のプライドやメンツを守るためにさらなる投資をしようとする。
ギバー:同僚と会社を守ることを第一に考えるので、進んで失敗を認め柔軟に意思決定しようとする。
・ギバーは他人に尽くすため、テイカーやマッチャーより一生懸命、それよりも長い時間進んで働く
・人に影響を与える要素は優位と信望。
優位:テイカーは強気なコミュニケーションをとる。力説し声を張り上げて権利を主張し、確認をもって自分をアピールし、実績を強調し、信念とプライドをかけて売り込む。しかし疑い深くな���ている人に対して、優位に立とうとすればするほど相手は抵抗するもの。(=ゼロサムゲーム)
それに対し信望はゼロサムではない。尊敬と賞賛はいくらでも与えることができるからだ。信望には、無限に続く価値があると言うことだ。
・人は話せば話すほど、いっそうグループについて知ったと思うもの。
・ギバーが燃え尽きるのは与えすぎたことよりも、与えたことでもたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因。
■他社志向のギバーになる:自分のために人のためになることを行う。そのために、
1.人助けはまとめてやる(決まった時間にまとめて)
2.年間100時間のルール(ボランティアでも年間100時間程度行うと、人のため、という意識から
自分のため、という意識が大きくなり自身の幸福感が増す)
・テイカーを相手にするときは、自衛のためにマッチャーになるのがいい。ただし3回に1回はギバーに戻ってテイカーに名誉挽回のチャンスを与える。
・人に貢献できるとともに、自分自身も利益を得ることができる
・往々にして人は、他人をギバーでないと思い込み、相手に与えるきをなくさせたりするような言動や行動をとるもの。
・テイカーをギバーにするためには・・・
→与えることを人目にさらすこと
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与えることで成功できるのか?答えは”イエス”である
本書の具体例からも、それがはっきりとわかる本で面白かった
今からの時代は昔の考え方では成功は難しい、もっと前を見て歩こうと最近良く言われていたので
この本はその「先」を見ている本でした。時代の先を見たい、これからの成功者の考え方を知りたい人におすすめです。
憎まれっ子が世にはばかる時代ではないと気づかせてくれて勇気がでるのと
時代の流れが早い現代で、どうやって幸せになるかはっきりと示してくれる本でした
まず、与えるものはモノというわけではない、考え方だということに気付かされました
例えば「自分に利益をもたらさない人をどう扱うかで、その人がどんな人間かわかる」
上司にはおべっかを使って自分の時間を捧げるが、部下はないがしろにして自分の時間を使わない
そういう人がどうなるかは、なんとなくわかりますし、本書ではもっと掘り下げて議論されていた
さらに心理学的な面からも、自分では気づきにくい「ギブすることのメリット」と
与える人でも成功していない人もいる、成功をわけるのはどの部分なのか??
を「成功した教師、失敗した教師」などの例えなどでわかりやすく伝えていた
ゆうきゆう先生の本に通じるところもあったので、ゆうきゆう先生の本を好きな方にもおすすめです。
「やられっぱなしで終わらせない! ことばのゲリラ反撃術」
これとか
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他者に対して「与える人(他利的な人)」が『人脈づくり』、『協力』、『人に対する評価』、『影響力』でどのようなコミュニケーションの方法を取るか、闇雲に「与える」だけではダメだなど様々な局面で実験結果などを踏まえとても論理的に解説していて得心!と同時に大きく心が揺さぶられる好著です。本書の存在をfbの投稿で教えて頂いた素敵なギバーのKさんに感謝☆
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ここ近年で一番刺激を受けた本である。この本に載っていることを皆で共有し、実践して行きたいと心より思っている。
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ネットで話題になっていたので読んだ。本書は自己啓発書ではなく、ビジネス書である。内容も少し難しい印象。ただ噛み砕いて読んでいくと、目からウロコのようなことも多々ある。これからは、与える人ことが報われることになる。本書では、一環してその内容をあらゆる事例、あらゆるデータから考察している。人生を意味あるものにしたいと思う人にはオススメです。
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この書籍では、人間のタイプを
ギバー(人に惜しみなく与える人)
テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
マッチャー(損得のバランスを考える人)
の3分類に分けて、それぞれの特性を膨大な研究資料や引用からビジネスで成功する考え方を提示する。
決して答えがあるわけじゃないが、自分は今どのような位置にいて、何を気をつけて、どう前進するべきかを示してくれる名書。
何より読んでいて面白い。まさに時代にフィットしている考え方だと思う。
ここではギバーが最も成功するという書き方をしているが、最も成功しない人もギバーであるというギバーにも2種類あるなど、読み解くにつれて引き込まれる構成がされており、最後まで目を離せない。
これはほんと立場や経験によって、賛否あると思うが、個人的には背中を押してもらえた書籍である。