紙の本
実話と紛うようなスリル
2021/01/27 03:19
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の中で実際に起きたとされる惨殺事件のその後を追った設定。死刑判決を受けた美男に魅了される女達とそれを取り巻く異様な環境。黒幕は意外というほどではないが、その過程が想像したシナリオとは違いドキドキした
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娘と恋人が両親を殺害したという「文京区両親強盗殺人事件」から18年後、事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになった。
小説の著者、編集者や関係者、法廷画家などへのインタビューや獄中の犯人との会話などから当時の様子が語られる。
何が真実なのか。
真梨幸子にしては整理しやすい話だった。
(図書館)
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説明通り、イヤミスでした!もしドラマ化か映画化したら、後味の悪い作品になりそう…後半、目が離せなくて一気に読みました。
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私の読解力がないだけかもしれないが、ただ気持ち悪く気をてらっただけの意味不明小説としか思えない。登場人物の役回りもとても中途半端な印象。
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思ったよりもグロくなく、読みやすかった。イヤミス加減もちょうどいい。狂って翻弄されてく様がうまく描かれていた。
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人格者と評判も高かった夫婦が、身体中を切り刻まれコンクリート詰めにされ埋められた。血を分けた娘と、その恋人によって…。その残虐性から世間を震撼させた『文京区両親強盗殺人事件』から18年後。事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになる。そこで明らかになる衝撃の真実とは!?極上のイヤミス長篇。
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のどかなタイトルとは裏腹に、凄惨で残酷で、愛情もや救いのかけらもない物語である。この物語の登場人物たちは、どんな人生を生きたくてこんな人格になってしまったのだろうかと、まるで別の次元の生物を見るような心持ちになってしまいそうでさえある。だが、どの人物にも寄り添えないからこそ余計に、その心の動きを追ってみたくなるのか、ページを繰る手はとまらない。最後の最後まで厭な気分のループで終わり、読後は眉間にしわが寄っていること間違いなしである。これぞイヤミスという一冊である。
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わかりづらい。視点がコロコロ変わるので、話の大筋を掴むのにやや難儀する。と思いきや、この著者さんにしてはわかりやすい話とのこと。これで?マジか!初読み作家。18年前の残虐な『文京区両親殺人事件』をモチーフにした小説を書きたい女性が、関係者から話を追うところから始まる。もう、何が嘘かまことか、真実か妄想かわからん。関係者たちも揃いもそろってまあ胡散臭いこと。謎が残って消化不良のところもあるが、先が気になる面白さはアリ。ヒントがあったのに気づけなかった自分が悔しい。ちょいグロイヤミステリー。(新刊発掘本)
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なんだか最近読書が、自分と作家さんとの騙し合いの戦いみたいになってる。今回も、絶対騙されないぞと伏線っぽいとこや相関図をメモしながら読んだ。「これ、後で来るぞ」と思ってたとこが効いてたり全然関係なかったり。黒幕はわかったけど、理由が外れた。最後ドタバタしてたけど面白かった!やっぱり真梨さん大好きだ。
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人の欲や醜い部分が描写されていた。
インタビューのように書かれている部分は
自分が小説内の1人であるかのような
感覚があった。
私が今まで読んできた中でも
恐怖を抱いた作品であった。
もう一度読むことはしばらくはできないかな。
私にとって新しいジャンルの作品に
挑戦できたことはとても大きかったと思う。
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かつて赤い屋根の家で起こった強盗殺人事件。その事件をモチーフにした小説が書かれ、関係者たちもさまざまな形で事件を思い起こすことになる。さて、二人のうちのどちらが主犯だったのか、そして事件の真相は、というところなのですが。
事件そのものに関しては、それほど込み入った謎はない印象。とはいえ、事件について調べる側の人間があの人もこの人もどうも普通じゃない(苦笑)。誰にでも多少はある嫌な面を前面に押し出したような人ばっかりだなあ。だもんで、誰にも同情できないのは幸でしょうか不幸でしょうか。しかしある意味の「黒幕」の正体と事件との関りは意外だったなあ。
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イヤミスクイーン健在っぷりを再確認。そしてたっぷり堪能させていただきました。
以前の作品のようなややこしい人間関係もなく、とっても分かり易くイヤミスってた。
「文京区両親強盗殺人事件」をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになった。そもそもその両親を殺しを主動したのは?娘の彩也子か?その彼氏の大渕か?そしてその連載を始めたのイイダチヨとは誰なのか?大渕の元カノ聖子、大渕と獄中結婚した礼子、轟書房の橋本とその上司でカリスマ編集者の笠原、誰が何をどこまで知っていて何を企んでいるのか…。
見事に翻弄されました。
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2度、読まねばならない作品。
チープな内容と思いきや、
自分はどこで勘違いしたのかと確かめたくなる。
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今回も騙されました。
人の思い込みや、噂というのは怖いなあと改めて思いました。
そして、怖いのは女だけではないですね(笑)
いつもよりは、登場人物も少なくて混乱しなかったので読みやすかった気が。
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こんな回りくどい復讐ってある?と思っちゃう。殺し方の残虐性も言う割にいまいちだし。もう世間には北九州監禁連続殺人事件とか尼崎の事件とかもっと恐ろしい犯罪があるからなぁ。結局どっちが主犯だったのかはっきりしないのも嫌。まぁ現実はそんなもんなのかもだけど。真相は闇の中。
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坂の上の富裕層の家
美しい娘が彼氏と一緒に親を殺すという事件
その謎を解いていく駆け出し作家
なんだけど
ででくる人たちがみんな腹黒くてえげつない
そして病んでる
大人の世界ってやーねー(笑)
特にこの人の描く女性は
エロに貪欲で愛に飢えてて
なんか恨みでもあんのかな(笑)