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レオくん みんなのレビュー

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コミック

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.7

評価内訳

18 件中 1 件~ 15 件を表示

猫性が照らす「ふつうのニンゲン」の姿。

2009/07/29 17:34

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年がデビュー40周年という、萩尾望都さんの新刊。

高校から社会人になりたてのころ、萩尾望都さんの作品の
ファンだった。
だった、と書いたのはわけがあって
『残酷な神が支配する』あたりから、著者の描かれる作品の
底流となっていった家族の間の葛藤、そして暴力の
真に迫る描写が辛くなってしまったから遠ざかってしまったのだ。

それも今思えば時代を先取りしていたんだなぁと思う。

対するこの作品は
ひとーねこの心理描写を自在に往き来しながら
ふつうのニンゲンの在りようを描いた短篇集。
あっちこっちに諷刺がちらちらと垣間見えるけれど
さりげないから、ついふふふと笑ってしまう。

*****
さて、レオくん。

擬人化されていて、ふつうに人とも対話している。
でも、あくまで猫性はキープし続けている。
いろんなことを体験するレオくんなのだけれど
(婚活とか、映画スターとか)
きゅんとしたのは、第1話と第4話。

冒頭の第1話「レオくんの小学1年生」では
レオくんの猫だからこその”苦悩”が描かれる。

美人のめぐみ先生の笑顔のダメ出しが
ちょっとコワイ。
一手一投足を注意されて、ついには泣いてしまう
レオくんなのだが
それは”猫らしく”きちんとした結果なのだ。

できないこと、注意されることばかりが続いても
おうちに帰ると大好きなプリンとママが迎えてくれて
そんな哀しみなんて吹っ飛んでしまう。

対する4話「ヤマトちゃんの恋」。
レオくんのできなさと対極に
”りっぱなひとになる”ことを
母から厳しく求められている少女、ヤマトちゃんが主人公。
いやでもいやと言えない、まちがえたらいけない。
優等生でいることにおとなしく従いつつも
奔放な猫のレオくんに、惹かれてしまう彼女が
だまってぽろぽろと流す涙がたまらない。


ドタバタとおかしみのある
漫画家のアシスタント入門のエピソードや
かの大島弓子さんの『グーグーだって猫である』のヒットを
パロディに仕立てた映画スター入門のエピソードなどがあって
くすっと笑える部分との絶妙なバランスが取られているから
深刻さは全然なくて読みやすく仕上がっているけれど
のほほんとしつつ一生懸命な愛すべきレオくんの猫性を通して
語られるニンゲン洞察は、やっぱりとっても深ぁいのだ。

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メタファーや直喩を飛び交い、それらを超えてしまったもの

2009/07/23 09:01

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2歳のオス猫、レオくんが小学校にいったり、漫画家のアシスタントしたり、お見合いしたりする漫画。

 猫を擬人化する漫画は、今じゃさほど珍しいものではない。
 が、萩尾望都さまはやっぱり違う。

 レオくんを、時に擬人化し、時に猫そのものにしたりと、多分擬人化漫画に存在するであろうルールを軽く超越してしまっている。それは、読み手の価値観を揺さぶる。
 もし、レオくんのような同級生がいたらどうする?
 会社にレオくんのような同僚がいたらどうする?

 レオくんには「猫だから」という逃げ道がある。
 人間にはそれがない。だから、レオくんは猫以上には決してなれない。

 猫のほのぼのとした生活を描いているようで、奥に怖いものがあるように私は感じた。
 だからこそ一日だけレオくんの同級生だった、ヤマトちゃんの優しさや繊細さが心にしみる。レオくん主観でないこの1本をいれたところが、やっぱり萩尾望都のすごいところなんだと思う。

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ネコらしさと人っぽさ

2022/04/23 08:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アップルカモミール - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵本のような雰囲気の表紙に惹かれて、萩尾さんのネコまんがってどんな感じだろう?と思いながら読み始めました。
第1話は、ネコのレオくんがある日小学校に通いたくなる話。お母さんも学校の校長先生達もネコだからといって拒んだりせず、「まあとにかくやってみましょう」みたいな感じで柔軟に受け入れるので、これはほのぼのとしたファンタジーかなと思わせる。
全体を通して可愛いネコまんがとしても、そうではないものとしても読める作品だと思いました。
レオくんの描写は、体躯とか子どもっぽい行動とか、2歳の若い雄ネコでやたら人懐こい子って、そうそうこんな感じ!となりました。

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すこしふしぎ

2022/02/26 00:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:drumbeat4baby - この投稿者のレビュー一覧を見る

猫のレオくんが人間社会を体験する漫画です。
猫の特徴や生活形態そのままに、人間の小学校に通ってみたり、人間とお見合いをしてみたり。
猫のリアルと擬人化を行き来する少し不思議な作品。
ほのぼの読めてとても良いと思いました。

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2009/06/19 12:37

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2009/06/25 22:36

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2009/06/26 16:34

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2009/06/26 21:56

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2009/10/25 16:33

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2009/12/18 19:23

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2009/12/24 00:56

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2010/02/10 03:13

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2010/06/24 22:08

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2011/11/23 00:41

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2012/03/17 18:48

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