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うーーーん 微妙。
前作ほどの引き込まれ方はしなくなってきた。
少し難解になったからか、それぞれが交わらない部分が増えてきて枝が幾つにも分かれたからか…。
詳細まで作り込まれているのだからできたらもうすこしシンプルに読みたかったなぁという感想。
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三部作の二作目ということで、三作目への伏線を大量に残して終了。
今回の事件自体はそんなに難しくなさそうだったのに700ページもあったので、次作への伏線を入れるにしてももう少し削れたんじゃないかな…?とも思わないでもなかった。
それでも面白く、あっという間に読めた。
最後の方は、えっ!?この人も!?この人も!?という怒涛の展開だった。
この辺のことは三作目を読むまでに忘れないようにしないと…。
四猿がなにをしたいのか、本当に過去にあったこととはなんなのか…そのへんが全て三作目で明かされるだろうから楽しみ。
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3部作とは知っていたけど、嗤う猿のエンディングがあまりにも!だったので感想難しい…なんせなにもほとんど解決してないから。むしろこれは悪の猿と、嗤う猿上下くらいの緊密度だと思う。
嗤う猿に関してはネタバレせずには語れないかな…
明らかに親ないし姉の罪を娘や妹に償わせる形で綺麗に完結した前作からするとまず本作は、4MKが真犯人なのか?そのつながりは?という謎から入る。若い女性というか少女の手の込んだ殺害ではあるけど、前作のように順番に体の一部が送られてくることで親が苦しむわけではない。娘が死ぬとその親が殺されるパターンは、前作のように贖罪を求めているのではなく、単なるセット?とも見える。残された家族の悲痛が強く描かれているわけでもないので。
そしてえ、そこまで?なんで?というほど前作の主人公でもあるピーターに固執する4MK。前作も不気味だったけど今回はその比じゃなく、さらに怖い。子供の頃の日記を丁寧に準備したり土地や家屋の名義をピーターのものにしたり。
えー!
ピーター、ピーターを信じる仲間チーム、ピーターを疑うFBI、そして実行犯と、そこにまたちらほら出てくる4MKの影、前作の続きの少年の日記。切り替わる場面が多いのに疲れず読める。ものすごい面白さとスピード感、これでもか、と突きつけられる衝撃。すごー。
英語でめちゃくちゃ驚いた表現をjaw dropping (顎が外れる)って言うけど、外れた顎が地面に届くくらいびっくり。
唯一の私の失敗は、電子で買ったらなぜか順番が変に本棚に出てしまって、悪の猿の次に猿の罰の最初を読んでしまったこと…うう。おかげで2作目の1番のショックポイントで驚けず…恨むよ電子書籍!
まあそれでも本当に楽しめた。第3作、これはもう一気読み必至!