電子書籍
どっぷり魅力に浸かる
2021/05/25 14:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
銭湯と自分時間をこよなく愛する、著者の生きざまが思い浮かんできます。エッセイストや写真家としての活動だけでなく、小説デビューにも期待したいですね。
投稿元:
レビューを見る
良いけど、香港の方が好きかな。江戸の香りが濃くてくらくらします! しかし、エッセイの上手い人は羨ましいわ。
投稿元:
レビューを見る
中国モノしか読んだことがなかったので、彼女の日常への視点が知れてよかった。共感できるところと、うーん、と思うところがある。社会の軽薄な風潮を批判しても切り捨てないところ、完全に対象を客体化するのではなく、自分もふくめた共通の問題として捉える姿勢が好ましい。
投稿元:
レビューを見る
この人の本が、もっと読みたいなぁ。写真家の視点・・・なんてわかった言い方をしたくないほどに、日常生活のあらゆるものを見る目がすごい。100円ショップの商品から世界経済を見、ゴミの中から働く人たちへと目を向ける。ちっとも偉そうじゃないのにすごい展開力、深い深いまなざし。この人と一緒に歩くとこんなふうに見えるんだなと、静かに感動してしまう。
投稿元:
レビューを見る
香港から帰ってきた著者が住んだのは風呂なしアパート。居場所がファミレスと銭湯しか心安らぐ場所がないような状況で書かれたエッセイは鋭くもあり、時に自虐的であり面白い。
投稿元:
レビューを見る
著者の考え方が理解できる本かと思います。
が、その論理というか考え方というのは、ところどころ、新たな視点を提供してはくれたのですが、個人的にはどうもあまり馴染めませんでした。
ほかの本はけっこう好きだったのですが、この本は好きにはならないというか、読まなくてもよかったかなとちょっと残念。
前後を端折ってピンポイントになりますが、ある項目で記載されていた「性格の欠陥」という言葉が笑えない言葉として私の著者像に残ってしまいました。
2001年単行本が出ているようなので、現在は当時とはまた異なるかもしれませんけれど。
払ってもいい金額:350円
投稿元:
レビューを見る
これは良いエッセイでしたねぇ…香港の熱気が文面から漂って来るやうです…。
初めて読んだ作家さんですけれども、これは他のも読んでみたくなりましたね!! それくらいこの本にはエネルギーがあるというか…香港という場所にはこれまで全く興味・関心はありませんでしたけれども、本書を読んでこう…行ってみたくなりました!! けれども帰るのめんどそうだなぁ…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
香港に長らく滞在していた著者だからこそ、現代日本における違和感とかね…そういうのに敏感になれるんだと思います!!
まあ、そんなわけで久しぶりにイイ本でしたよ、ええ…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
投稿元:
レビューを見る
うん、そう、そういうこと、言いたかった!考えてた!ってことを言葉にしてくれて、ああ、これには気づかなかった!ってことに目を開いてくれる。ちゃんと感じたことを考えて、伝えてくれて、それでいて面白いエッセイです。
投稿元:
レビューを見る
〇あなたの生活の快適さを保証するために、あなたが眠っている間に働いている人たちが社会にはたくさんいるのだ。
☆だから、人のことをとやかく言うもんじゃないなあと思う。そうなると、どうも無口になってしまう。なんも言わないのが一番いいような気がして。
〇100円の健康青竹を踏むことは、幼い頃の自分自身の記憶を踏みにじることだった。
☆その商品の裏にいる人たちのことを考えてみると、100均の商品が不気味に思えてくる。298円のパイナップルでさえ、え、外国からきてこの値段なのかと思うけど、本当に元の元の人の所にはいくら入っているんだろうか。
〇日本とて、もともとは多民族の寄せ集まりだった。
☆「日本人」で統一することで、国民意識を一体化させてきたという。こうやって国民像を作ったさきにあるものは何だろう。
〇彼女が私を選んだのは、つまるところ私になら勝てると彼女が判断したからなのだろう。
☆こういう人、いるよね。だからこそ、堂々としていよう。付け入る隙を与えないように。
〇旅に出たら考えるのは当たり前だ。
☆旅にでたいなあ。
投稿元:
レビューを見る
もう20年くらい前のエッセイなんだけど、ここで書いてある世のなか……というか現代日本への違和感とかとても共感できる。常識ばかりがはびこって良識が通じなくなっている。そういう世のなかで生きていくのってつらい。