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紙の本
面白くも考えさせる名作
2021/02/15 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
太陽フレアの影響で大規模な磁気嵐が起こり、地球全体が大規模な停電に見舞われる。
アメリカ南部の渓谷で小さな雑貨屋兼GSを営んでいるセラは、未曾有の事態において叔母と姪を守るべく地域コミュニティの立ち上げに貢献し、補佐的な立ち回りをしていた。
一方山奥で世捨て人のように生きていたベンは、元軍人らしい備えの良さで政府の発表以前から情報を入手し、準備を怠らず、店で見かけて気になっていたセラにも備えるように助言をする余裕もあったが、人と関わりを持ちたがらず、事態が起こっても一人で引きこもっていた。
中盤付近までベンが引きこもりすぎてセラと会うどころか人と会うのも稀でロマンス小説らしくなく全然進展しないのだけど、たまに山から降りてきては悩むセラに的確な助言をしたりして影響力が絶大。
互いに惹かれ合いながらもどちらも奥手で人付き合いが苦手なせいで関係は遅々として進まず、やきもきさせられたけど、中盤で困りきったセラがベンの元へ向かって助けを求めてからはずっと恋人だったのではって距離感で急速にくっついて、足りないものが埋まる感じってこういうのだろうなって思った。
恋愛面を抜きにしても面白かった。
何ヶ月も停電になる中で、人々が工夫して日々をなんとか生きようとしたり、そんな中で略奪によって利を得ようとしたり……。
数日かけて読んだのだけど、停電後の混乱で起こる略奪は夢に見るほどだった。
停電だけでも途方に暮れるのに、アメリカは一般家庭でも普通に銃を持ってるから本当に怖い。
たぶん停電が何ヶ月も続いたら私は死者の方に数えられるだろうと思う。
そういうリアリティが恐怖や不安を煽り、それを払拭してくれるベンの存在が否応なしに格好良く見える。
何気なく手に取った作品の中では久しぶりに大当たりだった。
電子書籍
終末系
2022/01/31 21:37
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
終末じゃなく復旧するって言うのはわかってるんですが終末感やサバイバル感がすごくて面白かったです。
ゾンビ映画とかドラマでサバイバルとかまあ電気がない世界みてますが小説では初めてだったので新鮮でした。
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