紙の本
高根の花・憧れといったイメージから
2023/01/01 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼なじみ・同級生といった親しみやすい存在へと転換期を迎えているようですね。メディアの発達とともに、誰もがアイドルになるチャンスが開けているのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
この本読んでわかったこと。自分はハロプロが好きなだけであって、アイドル全体が好き、ってことではないこと。そんなこと、早くわかれよ、ってことですが、アイドルすべてに目を配り、そのそれぞれに時代的意味を考察している作者、偉いです。たぶん、南沙織や「中三トリオ」の時代に、職業歌手としてのプロフェッショナリズムとは違う存在価値を言い表す記号がアイドルと言う言葉で、それが1986年KYON²の「なんてったてアイドル」で、人に言われるものから自称するものになったのだと思います。結果ではなく自己目標であることによって平成になってアイドル・カンブリア紀が生まれているのでしょう。昔は「歌は世につれ、世は歌につれ」だったのが、「アイドルは世につれ、世はアイドルにつれ」になったってことかも。と、いうように社会とアイドルという言葉の関係、あるいはアイドルであろうとしている人とアイドルという言葉の関係は置いておいて、はて、オタクとアイドルって言葉の関係はどう変化しているのだろう、が読了後の疑問です。そう、ここしばらくハロプロ沼にはまっている自分にアイドルとして好き、という気持ちは入っているのかな?システムとしてのハロプロに対する箱推し感は、宝塚が好き、とか大相撲が好き、みたいな感じでアイドルって括りはいらない気がするのだけど、それがアイドルに嵌っているということなのか?とよくわかんなくなりました。
投稿元:
レビューを見る
よく言われる言葉ですが、「アイドル冬の
時代」という期間は確かにあります。
ちょうど時代が昭和から平成へ移ってから
の10年間くらいでしょうか、1990年から
2000年ですね。
しかしこの本では「そんなことはない。そ
の時代にも皆が夢中になったアイドルは存
在した」と主張します。
この本では「アイドルの定義」をかなり多
様にとらえています。しれが故にアイドル
冬に時代につながるのですが、本書を読め
ば納得させられます。
「アイドル」の考え方が変わるきっかけに
なる一冊です。
「そんなきっかけはいらないよ」と思う方
でも純粋に面白いですから読んでください。