紙の本
おなかが減る
2023/10/29 08:00
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投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1番面白かったのが「夏も近づく」。田舎の親戚の家に泊まりに行くというのはあるあるだが、だからこそ、田舎ならではの食の豊かさが強調されている。やはり食とは偉大なものだと実感。
紙の本
普通かな
2021/12/21 16:24
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
特別良いと思う作品があるわけでもなく。
伊吹さんの作品は、良い話のように見えて、
案外常識を逸脱してる内容だったりするんだよね。
紙の本
美味しい小説はいかが
2021/08/07 16:12
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性作家7人の料理を織り込んだ短編集。作品の中にでてくる料理・お菓子は読んでて目に浮かぶ美味しそうな料理。この料理を食べたり作ったりしている人達の背景がいろいろとあり味がある。個人的には、「夏も近づく」「色にいでにけり」が好み。最後の「どっしりふわふわ」は驚きの味かも。食べた後はやっぱり幸せになりたい。
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タイトルの通り「注文の多い小説集」でした。全体的にほろ苦い話が多いかな?柴田さんの「どっしりふわふわ」は、途中までヒロが男性だと思ってましたが、女性だったとは!でも幸せそうで何よりです。柚木さんの「エルゴと不倫鮨」は、ラスト目が覚めた仁科が不倫しなくて良かった。伊吹さんの「夏も近づく」は、最低な父親から離れ、叔父と暮らした方が幸せなのかもしれないですね。
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【七つの絶品料理を、召しあがれ】塩むすびに緑茶、鮨にワイン……あなたはどんな味が好きですか? 「料理」をテーマに物語の名手たちが紡いだ極上の短編小説七篇。
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7編の小説それぞれが、コース料理のように全て違うテイストで、食べ飽きない一冊。
痛快だったり、爽やかで愛しかったり、ゾッとしたり、応援したくなったり、背筋が凍ったり、夢現の心地だったり、未来を展望したり。
どのお話も、その後が気になるところ。
個人的に1番賢治イズムを感じたのは「福神漬」かな。お気に入りは「夏も近づく」。タイトルからしてちょっと好き。
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いつ届くかいつ届くかと楽しみにしていたので、
届いたその日に読み始めて
あっという間に読み終わってしまいました。
柚木麻子さん、深緑野分さん、柴田よしきさんと、
好きな作家さんがたくさんいて、
なによりおいしそうな本!と期待大でした
ごはんがメインだったり、
ほかの要素が濃くてごはんは印象に残らなかったり、
作家さんによって特色はありますが全部面白かったです
お目当てだった3人はもちろんですが、
特にお気に入りなのは伊吹有喜さんの短編でした。
知らなかった作家さんとの出会いがアンソロジーのいいところ。
伊吹有喜さんの作品、たくさん読んでみようと思います!
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どの話も面白かった。私的に1番好きなのは、最後の
どっしりとふわふわ
です。
自分の思考の固さを恨んだ。
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「エルゴと不倫鮨」柚木麻子
「夏も近づく」伊吹有喜
初読の作家さん傷ついた気持ちが少しづつ癒されていく過程がこちらまで優しい気もちにさせられた。
「どっしりふわふわ」柴田よしき
百合が原高原?あれ?ってやっぱり。美味しいパンが食べたくなる。すごくいいお話だった。
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カテゴライズするなら、食べ物小説なんだろうけど、アンソロジー短編集ということもあって、料理の描写が少ない気がする。
「エルゴと不倫鮨」柚木麻子
「味のわからない男」中村航
はともに、食事ってのはファッションじゃねぇんだよ、食べるという行為自体が生きるための本能的なアレなんだよ!
みたいなテーマを感じるけど、女性作家と男性作家でこうも読後感違うのかと思えて面白い。もちろん性別だけでなく作家のパーソナリティによるものだから、女性性、男性性と言ったほうがいいのかもだけど。
「どっしりふわふわ」柴田よしき
は『風のベーコンサンド』の続編なのか。シリーズ化されてるからなんだろうけど、ラストの一行になんだかイラッとする。
表紙に猫がいます。
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●エルゴと不倫鮨/柚木麻子
●夏も近づく/伊吹有喜
●好好軒の犬/井上荒野
●色にいでにけり/坂井希久子
●味のわからない男/中村 航
●福神漬/深緑野分
●どっしりふわふわ/柴田よしき
初端、柚木さんの話が痛快だった。
おもしろかったのは、坂井さんと柴田さんかな。
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表紙がおしゃれ。紙もふだんの文春のつるっとしたのとは違い、少しざらっとして単行本の表紙みたい。
7編どれも楽しく読めてよかった。ふだんあまり食事の描写に入り込んで読めない(具体的に思い描こうとしない)ので、物語の一要素としてするっと読み流してしまうんだけど、最初から「料理がキモの話ですよ」となるとさすがに身構えて読む。ミモレットの鮨、沢の水と素麺と掘りたてのタケノコ、噛むほど美味さが広がる個性的なパン――いろいろな食べ物を楽しんだ。
『夏も近づく』(伊吹有喜)がとても好きな雰囲気。寡黙な二人、でも自然は雄弁でそれが人の背中を押す。
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料理にまつわる短編集。どの話も楽しかったんだけど、「夏も近づく」「どっしりふわふわ」が面白かった。
いろんな作家さんを知れてよかった。そして、お腹がすいたー。
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本の質感やデザインが良くて、店頭で一目惚れして購入した。文庫本なのにザラザラした感じが良い。
良かったのは柚木麻子の「エルゴと不倫鮨」。赤ちゃん連れで来た母親の態度が、はじめは不快だったのに、読んでいく内にその言動が痛快になっていた。他の女性客たちと同じ様に。美味しいものを美味しく頂く。それが一番なんだと改めて気付かされた。
伊吹有喜の「夏も近づく」も良かった。静かな田舎で生活する事になった、中学生とその叔父さん。その2人のちゃんと生活している感じが良かった。ハッピーエンドなのもいい。
後の作品は私は好みではなかった。
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2020年21作品目。
「エルゴと不倫鮨」柚木麻子
「夏も近づく」伊吹有喜
「好好軒の犬」井上荒野
「色にいでにけり」坂井希久子
「味のわからない男」中村航
「福神漬」深緑野分
「どっしりふわふわ」柴田よしき
収載の料理がテーマのアンソロジー。
創作鮨とワイン
冷たい緑茶と塩むすび
蕗の薹の味噌汁
きんとんと柿をかたどった求肥
ゲンゲ汁
カレーライス
サンドイッチと白いパン
が登場。
どれもおいしそうで食べてみたい。
「夏も近づく」の拓実、理想だ……
土鍋で炊いたつやつやのごはん、想像しただけで、もう。
三重県が、静岡、鹿児島に次いで3番目の茶所とは知りませんでした。
前夜にアイス緑茶を仕込む。
甘い緑茶ができ上がるのかしら。
つくってみよう(^^)