紙の本
意外な展開でした。
2024/03/07 13:15
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投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には前作のほうが面白いと思いましたが、こちらもあっという間に読めました。犯人は意外でしたが、結末には作者の優しさを感じました。
電子書籍
六話の短編
2022/12/18 10:38
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女関係に絡む事件をテーマとしているが、解決というよりも分析しているような印象。あと気になったのはボーイッシュな見た目の女性を嗜好崇拝するくだりが多い。著者の好みなのか
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倒錯的な快楽を求める人々が陥る犯罪短編集。
『動機なし』の完全犯罪についての考察や『気づいていなかっただけ』の旧交を温めながらの謎解きのおもしろさよりも、個人の性癖の“クリーピー度”が上回る。
犯罪相談所を開いた高倉教授が犯人や関係者と会話してるだけでズバズバ真相を炙り出していく様は、もう犯罪心理学のエキスパートを通り越してエスパーの域w
若い女性のお臍の性的魅力はよく分からないけど、“腹が冷える”や“腰回りの肉が…”の理由でいかにウエストを隠すかの年代の自分には臍出しルックの鈴ちゃんの若さが只々眩しかったw
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ミステリ
かかった時間 3時間くらい
コロナウイルスでうろうろできなさそうだから、軽めの本でも何冊か読もうとして買ったもの。「クリーピー」というのは、「身の毛のよだつ」という意味の、恐怖を表す言葉らしい。本作は4作目で、後書きによると、名探偵もの短編集の傾向を強めた3作目につづくものであるようだ。
なんというか、文章からあらわれるアンバランスさ(かしこい感じとしっくりこない感じ)から、心理系か文芸系の大学生か院生が描いたものかと思いきや、作者はバリバリの、計算すれば70近くの、アメリカ文学の研究者様であった。アンバランスさの意味がわかった。
まあ、それはそれとして、必然性のないフェティズムがなかなか前面に出てきていたことや、ご都合主義的な展開なんかを加味して、星ふたつ。
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クリーピーシリーズももう4冊目。映画から入ったので、完全に高倉教授=西島秀俊さんで再現される。
ついに個人事務所を開設されて、いよいよ探偵ものになった感じ。短編なのでそれぞれのゲスト登場人物の掘り下げは深くないが、キャラクターが濃い人が多いのでどれもインパクトがある。そして総じて変態が出てくる。そして変態だー!!と思うけど、それが続きすぎて普通になってくる不思議。
イヤ~なところを突いてくる上手さは最初から相変わらず。ただやっぱり、最初のクリーピーでの隣人の気持ち悪さがピカイチだったので、探偵ものでの長編も読んでみたい。
「犯罪心理学者」という主人公の職業柄、いろいろな犯罪ものの知識が得られるのもこの作品の面白いところ(「冷血」読み始めた)
そして今回ブクログ登録しようとして、シリーズ2冊の登録と感想が抜けていることに気づいた…
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犯罪心理学者の高倉孝一が「高倉犯罪相談所」を開設した。気に入った事件しか引き受けないのだというが、高倉好みの気味の悪い“事件”が持ち込まれてくる。企業重役の不貞行為、小劇団内の監禁事件、女子中学生拉致事件など、歪んだ愛にまつわる奇妙な事件の数々に、探偵・高倉孝一と助手の夏目鈴が挑む!
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高倉が高倉犯罪相談所を開設した。
前作までとは違うパターンの短編集のイメージ。
夏目鈴は活躍するのかな?
よくわからないけど、安楽椅子探偵にするにはちょっと弱いかも。
1作目が一番良かったような…。
ちと残念。
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さんよう三葉の写真 究極の倒錯者に変貌 手による扼殺やくさつ 瞼に浮かび 赤紫の扼痕やくこん 静岡県の城ヶ崎海岸 虚偽に違いない 三島由紀夫の『黒蜥蜴』を種本にしている にょぞく女賊 得心がいく 生殺与奪の権を握られている気分 むつごと睦言(ピロートーク) ひょうせつ剽窃(プレイジャリズム) 土佐清水市へ出張 イスラエルの特殊機関であるモサドに身柄を拘束され アイヒマンを連想
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「クリーピー」シリーズの犯罪心理学者・高倉孝一が高倉犯罪相談所を開設し、助手の夏目鈴と共に数々の奇妙な事件の解明に挑む短編集。
どの短編も意外な真相や結末が面白かった。
犯人の歪んだ愛が不気味ではあるけれど、シリーズ初期の頃の背筋が寒くなるような気味の悪さとは少し趣きが違うように感じた。
個人的にはイヤミスに近い読後感だった。