紙の本
2060年の東京を舞台に描かれる近未来小説の決定版です!
2020/05/13 10:54
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、2060年の東京を舞台にした近未来小説です。同書の内容は、三度目のオリンピックを控えた東京は、治安維持のために遠隔操作ロボットを使おうという政策が立てられ、これはAIロボットの研究所と警察庁が共同して実施されることに決定しました。主人公の大沢健は、プロジェクトチームの一員で、オリンピック開催においてテロ予告を受けた会社の警備にあたります。その会社は健の初恋の人である天野咲が勤めており、今回の任務をきっかけに健は自分専用の遠隔操作ロボット「翼」を通して少しずつ咲との距離を縮めていこうとします。 そんな日々がしばらく続くのですが、オリンピック当日、事件が起きます!それは一体、どのような事件なのでしょうか?またこの事件はどう発展しいくのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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記憶には記録にはない温もりがある
大切な人を想うあまり、理屈に合わないことをしてしまう。それが人間だ。
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読み始めの印象と読み終わった後の印象が、ガラリと違っていて、これは恋愛?ミステリー?と一つのカテゴリーにはまらない作品でした。
前半は、恋愛要素を主張していて、ストーカーともとれる解釈もありましたが、主人公の一生懸命で一途な思いが前面に伝わっていて、ライトノベルのような印象がありました。
なんとなく頭をよぎったのは、昔、速水もこみちさん主演の「絶対彼氏」。類似しているとすれば、ロボットぐらいですが、知っている方には、想像しやすいかと思います。そのロボットに指示をするのが、主人公。幼なじみの妹に前々から恋をしていたが、なかなか言えず。ロボットを通して、どう接していくのか読みやすく面白かったです。
しかし、中盤からミステリーへと方向転換し、さらに衝撃の事実へと展開が変化するので、驚きの連続でした。
残酷でもあり、これでも良かったのではと色々な見方ができる作品でした。
文庫版では、3年後の物語が追加されていて、単行本は未読なのですが、もしも3年後の物語がなかった場合、なんとも歯痒い結末で、切なすぎる印象でした。しかし追加される事で、温かみのある要素やスッキリとした要素が加わり、よい結末で良かったです。と同時に複雑な心境にもなりました。ロボットやAIの進化によって、人と共存していく事の恐怖さみたいなのが、頭をよぎり、良い作品だけれどもどこかモヤモヤ感の残る作品でした。
読んだ後にHPのアニメPVを見ましたが、自分の想像していた映像と異なっていて驚きました。先に小説を読んでからをお勧めします。
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山田悠介さんの作品がとても好きで、何も考えずに手に取りましたが、
私の中で1番好きな作品になりました!
読み終わった後は、心がポカポカしました
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山田悠介作品に共通することかもしれないけどセリフが多くて非常に読みやすい。ストーリー展開も衝撃で面白かった。
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山田悠介さんらしい作品でした。
読んでいる最中は主人公のストーカー感が少し気になっていましたが、最後にその理由も分かるというミステリー要素のある仕上がりになっていました。
どうして陽一郎がそんな研究をすることにしたのか、決心したのか、その辺りの描写が少し少なかったように思います。でも、兄妹のそれぞれの人間性が文字からでもよく伝わってくる、読みやすい作品でした。最後にもう1波乱あったらサイコーでした。が、健がロボットだと知ったときの衝撃は凄かった。ロボットがロボットを操縦していたなんて!!予測できなかった。お兄ちゃんが裏でなにかやってることは予測できたけど。ちょっと想像できない展開に、読む手が一瞬止まりました。
「愛」をテーマに山田悠介さんに本を書かせると、こうなるんだなぁと。他の人では書けないだろうと思います。素敵でした。
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過去に出版された同作にラストシーンが追加されたリニューアル版(?)
前回は本当に え、これで終わり?!
これじゃ★付かないよ…と思ってたのでハッピーエンドに近くなって良かったのかな。
ただオススメはあまり致しかねます…
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内容は面白くて読みやすい。恋愛の様子でキュンとする場面はあまり無く、結末が人によって受け止め方が違うと思うけど私には後味が少し悪く感じられた。読みやすいページ数でした。
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山田悠介さんの小説は大好きでよく読んでいます。
この物語を読むに当たって、初めは、主人公のヒロインに対する行動に理解出来ず、物語に入り込めば入り込むほど、イライラというかソワソワというか…落ち着かない気持ちで、区切りをつけて読み休める度に、「んー、今回は読み終えられるかなぁ」と進まない気持ちになる面がありました。
物語も終盤、クライマックスだと言う時にページをめくる手は止まらず、私が初め感じていた違和感を回収していきました。驚きの結末に、思わず表情が動くほど楽しむことが出来ました。
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見事にすれ違いに騙された作品。
主人公の執着とか考えにうーんと思ったけど、後半になるにつれてタイトルそういう事か、と一気に読めた。
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数百年後、もしかしたら数十年後の未来かもしれないな。と
ロボットに感情を持たせて良いかどうかの議論は一生続きそう
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個人的に山田悠介さんの作品で1番好きかもです。主人公の彼女へよ切実な想いが伝わってきました。ラストシーンでの大どんでん返しは山田さんの作品らしいなと思いました。
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ロボットを操作していた健でさえもロボットだったことに1番の驚き
しかし最終的には人間の心を宿し咲を迎えに行ったのは感動的だった
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設定に惹かれたし描写もいい。
次第に彼女に惹かれる流れと彼女の仕草が丁寧に書かれてる…けど記憶に残らない。
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山田悠介さんの本は、初めて読んだのが怖すぎて苦手だったので、かなり久しぶり。
これは面白かった!
ラストがとても切ない。