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紙の本
初学者が韓国を学んでいく上での道案内をしてくれる本
2004/10/11 21:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:COOKAPOO - この投稿者のレビュー一覧を見る
日朝国交正常化問題、拉致被害者問題で今大きく注目を集めている北朝鮮の兄弟国、韓国。日本と海を隔てているものの極めて近い距離にありながら、その実態を正確に把握している日本人は少ないのではないでしょうか。とくに、20代の人は韓国民主化以降の印象が強く、かつて長い間非情な独裁体制が敷かれていたことを知らない人が多いと思います。また、料理・ドラマ・映画など文化面では韓流に触れていても政治・経済のことになると印象論しかもっていないという事例もあるでしょう。そうした人にこの本はオススメです。
著者は冷戦・経済・政治主体・文化社会という四つの視点から韓国を含めた朝鮮半島について分析を展開します。かなり硬い文章で書いてあるのですが、順序だてて、今論が拠っている立場を明確にした上で話をすすめてくれるので読みやすい本といえるでしょう。
また内容は、相当な量の情報を一冊になんとかまとめた、という感じなのでこの本を読んで本当にきちんと勉強したいと思った人は他の韓国関係の本を追いたくなると思います。そういう人のために、巻末に参考文献がきちんと載っているのもポイント高し、です。
これ一冊で韓国が分かった気になる、というよりはきちんと韓国についての知的関心を開きそのさきの道案内をしてくれるという意味で、とてもよい本です。★4つにします。
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