紙の本
メディアの退屈な未来 (?!)
2011/01/15 18:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからは,これまでにないあたらしいメディアの登場について書いているような印象をうける. 「プロローグ」 にもグーグルが登場し,「その次」 を予感させる. ところが,著者は新聞やテレビなどの従来のメディアの現状から未来をなぞり,政府の政策をなぞる. これがメディアの未来だとしたら,あまりに退屈ではないか?!
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メディアに関係していない私だけど今は、どういうものか。を知っていると様々な場面でそれを使えると思いました。
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ワンソース マルチユースの重要性を実感した。
今後はコンテンツをいかにクロスメディアさせるかがポイントになる
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私が学生の頃のレポートのお供は百科事典でした。
家にある辞典と図書館の百科事典を駆使してレポートを手書きで書いて提出したのを覚えておりますが今の時代、学生さんはきっとネットを駆使してレポートの題材を調べるんだろうな。そしてきっと手書きのレポートなんて殆どないんだろうなあと思います。
ここ10年~20年のネットの普及で知らない間に自分の生活もずいぶんと様変わりしました。と言うことはメディアの世界だってずいぶんと変わったに違いないと思ったのですが…日本のメディアってこんな内情だったんですねえ。
今後伸びてくるメディアの中に通信分野の企業が取り上げられていることが面白かったです。なるほど。新聞・テレビ・ラジオなどの既存のメディアでは受動的だった視聴者が能動的に自分の見たい・知りたい情報を獲得するには携帯・ネットなどのツールが一番強いんだな、と。
よくも悪くもネットによって変化した情報社会にどのように既存のメディアが生き残っていくのかと言うあたり、まるっきり門外漢の自分ですが面白く読みました。
個人的にこの頃のテレビってあまり面白くないな~と思うのでもっと野心的で面白い専門番組とかができれば面白いなあと思います。
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ツイッターやブログが出てきたとしても媒体としての新聞はそう簡単にはなくならないと思う。
確かに、広告媒体としての新聞、そしてテレビの価値はもう死に絶えているかもしれない。
放送と通信の融合も一時期は騒がれたが最近はもっぱら聞かなくなった。
ドコモのBeeTVは制作をテレビ局に委託しているから、これらの新メディアがテレビ局を救うことになる可能性は高い。
通信事業者はどこまで本気でテレビ局と組もうとしているのか?少数株主だけで終わってしまうのか?そしてそれらのコンテンツは本当にグローバル展開できるのだろうか?
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米国のメディア状況を詳述しつつ、
日本のメディアの将来像を大胆予測。
日本のメディアもいずれは、
6つのグループに収斂される!?
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20100324
元毎日新聞常務の著書
前作:新聞-破綻したビジネスモデルの続編ともいえる
内容は、次のメディアは、が主軸ではなく
既存メディアの斜陽を踏まえて、健全なジャーナリズムを
どう守るか育てるか、に多くの記述を割いている
良い本です。
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大きな変化を迫られているマスメディアはどうあるべきなのか。アメリカの事例や近年の日本の動向など、非常に冷静に紹介されている。現在の状況や問題点を指摘するだけでなく、今後どうなるかについても言及しており、非常に説得力がある。
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新聞業界の内情はわかったが・・
その他はふつー
やはり新聞で育った著者だけに、新聞業界には何とか生き残ってもらいたいというのが見える。
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メディア・インテグレーターがいいんじゃないかって結論。でも正直、その度合いを調節するのって難しい気が。つまりいつコングロマリットになり結果的に言語統制につながってしまうかわからない、というのは悲観しすぎか?あとやはり新聞とか既存メディア主体で書かれているから、もっと新しいメディアの可能性とかに触れてほしかった。
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アメリカの新聞崩壊から始まり、日本のメディアの状況について語られる。
続いて、新聞、テレビ、映画を含めたメディアコングロマリッドについて語られ、これでこの本の大部分が占められる。
タイトルの「次ぎに来るメディア」については最後の方に少し語られるが、オマケ程度に読んでおけばいいと思う。
この本は、現在のメディアの状況を一通り把握できる本であると思う。
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市場的にメディアは再編せざるをえないのは分かった。
メディアという分野に自分の興味が向かないことも分かった。
満足度4
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[ 内容 ]
世界的な経済危機、さらに少子高齢化や、インターネット社会の誕生によって、国民の新聞離れ・テレビ視聴の多様化という構造変化が急速に進んだ。
その結果、既存メディア業界の経営は、軒並み崖っぷちに立たされている。
この状況から日本のメディア産業は、どのようなビジネスモデルを見出し、再編成されてゆくのだろうか。
日本の未来予測にとって重要な指標となるアメリカの事例を参照しながら、メディア産業の未来を描く。
[ 目次 ]
プロローグ
第1章 アメリカ新聞界のカタストロフ(「新聞死亡ウォッチ」;「新聞社に最悪のニュース」 ほか)
第2章 化石のような日本メディア界(日本新聞界のいま;なぜ売れていない新聞を引き受けるのか ほか)
第3章 メディア・コングロマリットの光と影(流れなかった緊急放送;FCC(連邦通信委員会)の歴史 ほか)
第4章 “次に来る”メディア産業図(メディア・ホールディングスの誕生;挫折した竹中改革 ほか)
エピローグ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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次に来るメディアの話、ではなく、新聞やTVをとりまく業界についてアメリカの実態をもとに、日本でどうなるか?を考えた本。
結局のところは、全国戸別配達網に基づく高い新聞購読料をベースにした新聞社や、多重構造の下請けによって成り立つTV業界などが現在甘受している既得権益はもはや過去のものとなりつつあり、コンテンツのデジタル化が進むにつれて、最終的には通信・放送・マスコミが垂直統合的に一体となったコングロマリットになっていくんじゃないの、ということを言っているのだと理解した。
で、まあそれはその通りだと思うが、すぐに到来する未来ではないような気がする。
読み物としては、全体の論調が新聞記事調で、こういう動きがありますよ、ということを俯瞰的に論じてはいても、結論や主張が明確に述べられているわけではないので、読んでいていまいち腑に落ちる感じがなく、たとえて言うなれば、新聞に載ってるちょっと突っ込んだコラムを読んだような気分。
まあ著者が新聞の人だから当然といえば当然か。
業界的な話は多いので参考にはなります。
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筆者は新聞業界の人なのかな?新聞を軸に話が進んでいく。アメリカでは新聞のない街があるんだとか。日本でのメディア・コングロマリットのあり方について検討している。なかなか興味深い。