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お金を扱ってて、所持金もまだ少ないので、リスクや暴落はとても怖い。なので僕は全世界に投資できるファンドを利用している。とりあえず数十年後に資産が形成できればいいので、1つの国ではなく、できるだけ多くの国に投資して、リスクを下げている。でも、本書の投資家には米国に注力して投資を行う人がいて、米国は株価を伸ばそうと努力する企業風土、〇〇は米国の500の企業に分散投資できる、××は高配当で〜〜な企業を多く採用しているなど、米国中心の運用スタイルを裏付ける情報まで持っていた。初心者はお金を失いたくなくて、おすすめ銘柄や分散投資ばかりに目を向けがち。投資に関する情報を何も持ってないので、周りの言うことに従ってしまう。しかし、本当に利益を上げている人は、①普通の人が知らない情報②自分だけのビジョン(指標)③制度や仕組みをきっちり活用できる知識、の3つを持っているんだなぁの印象。確かに本書の投資家たちは何年も前から投資を始めて、下落や不況時の運用を経験している。ただ、彼らの言うことは、少し調べればわかることなのだ。例えば、ファンドがどこの国々に/どの商品に投資するかは目論見書を見ればいいし、海外企業の値動きには何が影響しているのか国際、経済のニュースを読めばいい。銘柄の特徴だって、何分かで調べれば大抵のことはわかるだろう。でも、とりあえず投資を始める人はそんなことはしない。なぜなら、投資に興味を持たず、銀行員に任せておけばいいと思う人だからだ。登場する投資家らは、全員が証券マンでも銀行員でもない。始めは僕らと同じスタートだった。経験を積んでいき、その都度に得られた経験を元に情報を知り、今の運用スタイルを手に入れた。努力とか才能なんかではなく、彼らはトレーダーのように毎日値動きとにらめっこしてる風ではなかった。
現役の投資家の意見を知れるのはありがたい。既に投資を始めている僕にとって、次に知りたいのは、どのように運用するか、だ。書店の投資本はチュートリアル本ばかりで役に立たない。あるとしても経済学者が出すような小難しい本で、専門用語を知らないと読めない投資本だろう。投資顧問や社長に限って、具体的なデータもなしに抽象的な内容ばかりを並べる本を出す。書店で現役の投資家が役に立つ情報はほぼ皆無と言っていい。現役投資家の情報媒体を利用するか、本書の投資家たちみたいに企業や市場を自己分析する、の2択ぐらいだ。本書は、運用スタイルから始まり、なぜそこに至ったか、過去・現在・未来の運用スタイルの変遷、投資している銘柄の特徴、役立つ情報がたくさん。
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どのような運用の方法、指針をされているのか参考になる本です。
2019年8月31日発行
2020年8月25日読了
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FP1人、投資家4人の実体験を元に、図を交えながら書いてあり、とても分かりやすかった。
用語も解説してあるので、初心者でも読みやすい。
体験談なので、投資をするイメージが掴みやすいと思う。
個人的に、NISA枠が終了したあとの対応が書いてあったので、参考になった。
米国株投資が気になった。