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面白かった!そりゃ、訳は古臭くて、褒めてるか貶してるかの読み取りも難しいことも多いけど、いろんな人のだめっぽいところは十分に伝わるし、なにより構成として、上巻の終わりにダーシーさんの手紙が来て、ぐぐぐーーって話が面白くなって終わるから、いい印象です。後半も楽しみ。
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ダーシーに起こった変化は、「注文を寿司屋の大将に拒否されて驚いた資本主義信奉者の客が、書いての高慢を捨て、売り手との共創について考える」という類のもので、非常に普遍的なパラダイムチェンジといってよいものである。一方エリザベスに起こった変化は、アドホックに一人の人間に対する一つの偏見を解消するもので、彼女は「私偏見いだきがち〜今後の人生では第一印象で判断しないように気をつけよう〜♪」くらいの示唆しか得ないだろう。ここに高慢&偏見と双頭のテーマとなるには些かアンバランスさを感じた。強いて注文をつけるなら、であるが。
手垢のついた解釈だが、結婚やシンデレラ願望が、資本主義闘争的な面を、これは現代においても多分に含み、そこまで卑下されるべきでないところであることは、学びになった。
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高慢と偏見、資産家の男性と結婚できるかどうかが女性の人生の全てを左右する時代。学歴や知識を身に着けた女性でも、自立して仕事をする道はなく、自分を養ってくれる男性と結婚できなければ惨めな人生が待っている。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。現代でも女性差別は残っているけれど、当時と比べると女性の地位は格段に向上している。それなのに、高慢と偏見に共感を感じるのは、現代でもお金持ちの男性との結婚が女性の幸せという価値観が残っているからなのかもしれませんね。
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古い言い回しや持って回ったセリフが多いせいか、やや読みにくい。しかし、18~19世紀のイギリスの今が伺える面白さがある。
女性が相続できない現実があり、結婚の成否が人生の大きな比重を占める。そのような環境を別にすれば、エリザベスの頭の中は、現代と変わらない。
ダーシーの本当の姿をエリザベスが知って、この後どう展開するのか。
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◆素直になれない男女のムズキュン◆
表紙やタイトルからして「難しそう…」と思ってしまうのは、もったいない!とりあえずエリザベスとダーシーに注目して読んでみてください。第一印象最悪な二人がすれ違いながらも、惹かれあっていき…ってまるで少女マンガです。素直になれない不器用な二人がもどかしくて、ハラハラドキドキ。ドラマ化や映画化で、ツンデレなダーシーに胸キュンする人も世界で続出。登場人物たちの心の動きが生き生きと描かれた名作です。
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こういう感情の芽生えはよくあることだと思う。対人関係に置いての印象、その後の情報を自分なりの解釈でスキーマが作り出されていく。本当に他人を理解するまでもなく善し悪しを判断するその傲慢さに主人公エリザベスの苦悩と恥辱に悩まされる後半は共感できる。
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翻訳だから仕方ないのかもしれないが、意味が分かりにくい部分や時代が違うため想像しにくい部分が多々ある。
登場人物一人一人が自分の考えを持った実際の人物のように感じる。
特に主人公のエリザベスの飾りなど一切ない心のありようを書いてあるのも衝撃的。
この本を読んで、これまで読んできた本の登場人物は物語を進める役を与えられた単なるキャラに感じてしまった。
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ロマンス読みとして一度は読んでおきたかった超有名作品。
映画とドラマは視聴済みでストーリーはわかっているのでひたすらダーシーに萌えながら読む、という邪道?な読み方を。
高慢だと批判していたダーシーの手紙を読んで偏見を持っていたことを自覚するエリザベスのシーンが印象的。
高慢だったのは一体どっちだったのだろうか。
「高慢は、誰にもある弱点だと思うわ。」
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オースティンの名作ですが、現在にも通じるメッセージが沢山。
思慮深いメアリの、鋭い発言に痺れた。
「高慢は誰にでもある弱点だと思うわ。万人共通的のものだと思うのよ。人間の性質は、とにかく高慢に傾きやすいんだわ」
「そして何かしら自分の特質に自己満足を感じない人は、ほとんどいないと思うわ。虚栄と高慢は、よく同じ意味に使われる言葉だけど、まるで別なんだわ。虚栄がなくとも、高慢な人もあるんだから」
「高慢は自分自身をよく思うことだし、虚栄は人によく思われたいってことなんだわ」
その通りだなあと思う。
あと、エリザベスが賢くウィットに富んでいて素敵なので途中からエリザベスを追ってました。笑
2人のロマンスの盛り上がりも最高です。
一読の価値あり。
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ずっと気になってた高慢と偏見。ようやく読み始めた!
長ったらしい台詞が多くて読みやすいとは言えないものの、ハマるとエリザベスを好きになれる。
でも彼女の何がそんなに魅力的でダーシーを惹きつけるのかと問われると、そこはうまく説明できないな…。
コリンズ氏のプライドばっかり高いくせに退屈極まりない性格はよーく伝わるが。
さすがにこの小説は新訳の方がわかりやすいのかも?
それにしても当時のお嬢様達の暮らしの退屈そうなことよ。高等教育を受けるでもなく働くでもなく毎日毎日何してるんだろうと不思議になる。こんなに時間を持て余してたらそりゃ軍の男の子を追いかけ回したくもなるかも。
親戚の家へ6週間も滞在するっていうのも驚き。
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エリザベスがなかなか賢くてよいけれど、イギリスのこの時代の女性たちが結婚のことしか考えてないからあまり感情移入できない。結婚もいいけど失恋もいいぞ、っていう父が良いと思う。
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久しぶりの読書。
10年前くらいに映画を見て良かったなと思っていた記憶があって読んだけど、恋愛映画とか観たり今の結婚事情とかで時代が変わってしまったのか、あまり新鮮味のない話に感じてしまった。
けどこれが先駆けなんだろうな。
これからどうなるか気になるので下巻も読んでみる。