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再読
冨次郎編が始まり、読後の余韻に浸ってついつい
読んでしまった…こんなに分厚いのに(。・ω・。)
開けずの間…薄気味悪い、怖っ!
だんまり姫…切ないね。この話好き!
面の家…謎は謎のまま。
あやかし草紙…縁?運命?まだまだ先に何かしらある
だろう二人、楽しみ!
金目の猫…伊一郎いいなぁ。冨次郎らしい優しい話。
また最初から読みたくなってしまったな( ̄▽ ̄)
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三島屋変調百物語の5作目。なんと言っても聴き手のおちかがめでたく結婚し、三島屋の富次郎が聞き手を引き継ぐところがこの巻の味噌。物語の中では「開かずの間」が一番怖くて後味悪し。「あやかし草紙」が一番面白かった。しかしよくもまあ次から次へと新しい話が出てきて、作者の創作意欲には脱帽してしまう。
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表題作で号泣。このシリーズは怖い話や不思議な話がベースになっているけれど、色んな縁、つながりが大切におもえるお話ばかりで毎回考えさせられる。登場人物みんな大好きになってしまう。お勝さんが一番すき。三島屋の人たちみんな大好き。
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第一部完結ということで、まさかの主役交代。
おちかが幸せになるんだという嬉しい表紙にわくわくしちゃいました。
次からはおちかのいとこの三島屋の次男である富次郎が聞き手になるということで、少し不安もあるけど、今回伊一郎兄さんの人となりもつかめて、ますます三島屋が好きになりました。
そして遠くから三島屋を見守っている金目の猫のおきん。彼女のその後も知りたいなぁ
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表紙を見たときにもしや⁉️と思いましたが、おちかが瓢箪古堂さんと縁組みになりましたね。しかもお嫁にしてください。なんて見届ける覚悟をしたおちか、1日でも長く勘一と幸せな日々を過ごしてほしいです。そして伊一郎さん「おうさ、わたしだよ」かっこいい登場でした(笑)
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シリーズ第一期完結巻とのこと。
なんだか、シリーズ中では一番、残った印象の薄い作品。
「おちかが嫁にいく」がありきな巻だった気がする。
古本屋の若旦那には、なんだかうすうすそういう予感はしていたし。。
ただし、バトンタッチされる富二郎のキャラには十分に馴染めたので、(既に連載開始されてるという)続巻には、変わらず期待してしまう。
★3つ、7ポイント。
2020.11.18.新。
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「開けずの間」に巣くった行き違い神は、その人の願いを叶える代わりに、それに見合う命をくれという。誰でもいい、おまえが名指しすればいいと言って、次々と命をとっていく。人は弱く、欲をかくものだから、その弱みにつけこんで、命は差し出され、とられていく。なんでそんな浅はかな、と思うけれども、渦中にあってはどうにも身動きが取れなくなってしまうものなのだろう、どこでどう間違えてしまったのかと悔やんでも後戻りはできなくて、禍の中に身をゆだねるしかなくなってしまうものなのだろう。だからようく用心して、自分は弱い人間だと思い知って生きていかなくちゃならないのだ。
「だんまり姫」に仕えることになったおせいさんは、ほんとに肝が据わっていて頼もしい。そして、そんなおせいに解き放たれた「いっこくさま」は、なんの、せいよ、わあは「一国の城主よりも、はるかに偉いものになってやろうぞ。」という。泣けてしまう。
そして、「あやかし草紙」では、長閑な笑顔と動じない物腰、何かをわかりきってしまったみたいに澄んだ目で、いつも風の向こうを見ているような勘一という人の秘密を知ったであろうおちかが、嫁にもらってくださいと申し出る。まさか、二人の縁を、おちかさんの方から結びに行くとは……、びっくりした。
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三島屋シリーズ5作目にして一期の完結らしい
今回は5編
・開けずの間
塩断ちで行き逢い神を家に呼び入れてしまい、家族を次々に亡くした男の話
病弱な子供の為に塩断ちをしようとする女房を異常なまでに静止する理由とは?
珍しく登場人物が多い
一家の兄弟とその伴侶が出てくるので当然と言えば当然なんだけど
明らかに死に要因の配役のキャラクターが多いなぁ……
願掛けに何かを断つというのは昔はよくやっていたんでしょうねぇ
ただ、塩断ちに限らず、願掛けの内容を明確にしないといけないという教訓なんだろうか?
・だんまり姫
亡者を呼ぶ声を持った女性が、大名家の喋らない姫の付き人になる話
姫がしゃべらないのはなぜなのか?
声を出すことが憚られる状況だったため、手話のようなもので会話をしていた老夫婦の元で働いていた女性
夫婦亡き後、その手話が姫との会話に使えるかもということで、姫のおまる係として世話をすることになる
そんな生活の中、城で出会った男の子の幽霊の正体とは?
終わり方が怖いんだか怖くないんだかよくわからぬ
ま、それぞれ自由になったんだからバッドエンドではないんだろうけどね
・面の家
「面」の監視役として雇われた性根の悪い女の子の話
面とは何なのか?女の子は何を恐れているのか?
面を封じている家は何なんだろうね?
しかしまぁ、面の動向を監視するために外部から人を連れてくる必要があるというのは効率悪くないか?
自分たちには従順だけど適任な人を探すとかは駄目なのか?
ま、それも難しいんだろうけどね
・あやかし草紙
老婆の語った夫婦の話もあるけど、メインは勘一さんの語った写本の話かね
百両という破格の値段で写本を請け負った浪人
写本の条件として、「文章を読まない」という不思議な依頼
もし読んでしまったら……
表題作の意味としては、変調百物語を一緒に聞くようになった富次郎が書いた絵を収める箱に名前をつけたほうがいいという勘一さんの助言により、お勝さんが提案したのがあやかし草紙
ここからが富次郎に百物語を引き継いだ境目なんだろうなぁ
・金目の猫
富次郎の百物語の練習がてら、伊一郎が語った兄弟の子供の頃の話
寺子屋の帰り道で見かけたしろいふわふわの正体とは?
最後におちかさんの結婚式のときに例の男がご挨拶に来てて、お勝さんが富次郎への引き継ぎを認めたとか何とか言ってたけど
百物語ってそんなもんだっけ?
あとがきで、始めてしまった百物語は九十九まで語らないといけないと言っているのがウケる
こんなペースで完結できるのか?
将にライフワークとも言える作品になってしまったのでは?とも思う
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江戸は神田の袋物屋「三島屋」で繰り広げられる百物語。
心に大きな傷を負ったおちかが、魔訶不識、妖の恐ろしい話を聞きながらも、そこから人のやさしさや悲しさや醜さに触れることで、少しずつ過去に折り合いをつけられるようになってきた。
今回の最初のお話は、背筋がゾクゾクッと凍り付くような妖の恐ろしい話。それを引きずるかのように、それから続く章のお仕舞には、おちかを守るお勝が思わせぶりに「うふふ」と笑ったり、第1章で妖が身をやつした柘植の櫛?と思われる櫛が登場したりと、「今後、何か悪いことが起こるのでは?」とハラハラしながら読み進む。
でも、恐ろしいお話は第1章だけ。続く各章は摩訶不思議、恐ろしいけれどどこかに心が温かくなるお話ばかり。
最後の最後に、おちかが嫁に行き、目出度し目出度し。
今後は、従兄の富次郎が百物語の後を継ぐことになり、百物語はまだまだ続きます。
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この巻でおちかさんがお嫁に行ってしまいます。
前からお勝さんの意味深な言葉があったりとフラグはたっていたのですが、ミスリードであることも密かに願ってたりして寂しい気持ちです。このあたりは、富次郎さんに近い気持ちでしょうか。
その富次郎さんが次の百物語の聞き手になるのですが、男性目線に変わることで新たな話の展開が楽しみです。(艶っぽい話も増えるのかな)
それはそうと、99話まで続くとなると聞き手はどうなるのでしょうか。富次郎さんもやがて三島屋を出ていくだろうし(そのまま居座ったりして)、身代を息子に譲った伊兵衛さんとかでしょうか。まだ早いですけどおちかさんの娘とかで母娘2代とか、妄想が止まりませんね。
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総括
最終話において
周辺の話が出てきて
それまでとの繋がりもあり
納得のいく終わり方だったと思う
けど
これ以前の4巻で
もっとベースの話を繋げていってほしかった
いわゆる刑事物のタームごとの事件と
シーズンを通しての物語
平四郎シリーズのようなものと期待していたので
そういった意味では期待外れ
平四郎シリーズは大好き
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表紙から婚礼の話があるのは想像つくけど、おちかがこんなに急に!まさかのプロポーズ!!飄々とした若旦那もあやかしに深い縁が…おちかともご縁があったのだなぁ〜次巻からは富次郎、絵も見たいなぁ〜兄弟の話よかった、兄と弟では見えるモノが全然違う(^-^)それにしても、最近のお勝さんの不思議の力は凄すぎる!
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百物語の聞き手おちかの卒業編。
このシリーズの中では、やはり「三鬼」の巻が面白いように思う。
瓢箪古堂の若旦那の話は読めていた。
語り口は相変わらず上手い。
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おちかちゃんが嫁に行ってしまった…まさか自分からプロポーズするとは。一番面白かったのは『開けずの間』現代でもありそうな話だと思った。
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ああ、面白かった!
途中で、読むのは2回目だと気づいたけれど
やっぱり面白くて一気読み。
どの話もしんみりして、小気味良くて、ほろり。
たぶんもう一度読んでも面白い。