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結構良かったのではなかろうか。
トリック自体はそれほど難しいと感じなかったが、お話の各所に現れるメタファーとでも言うようなものが作品全体でとても良い働きをしているように思った。
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レティシア・ブラックロックの人となりを割と気に入っていたので、この真相はだいぶショックだった。疑心暗鬼に陥り過ぎて登場人物の全員を疑うつもりでいたのに、この犯人は本当に想定外でびっくりした。ただ、あまりに衝撃的だった分、面白いと感じた話でもあった。
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ミスマープルシリーズの代表作と聞いて購入。
ミスマープルが好きなので、全体の1/3までマープルが出てこなくてやきもきした笑
クラドックがあれやこれや調べてくれるけど、なかなか進展しない…と悩んでいると、マープルがサラッと気付きを言ったり、大胆な行動で捜査がガンガン進展していくのが気持ちいい。
また、鏡は横にひび割れてでマープルに弱音を吐くぐらい懐いていたクラドックが、初対面ということもありかなり警戒していたのが可愛らしかった。後にめちゃくちゃ頼るのに…笑
試し行為をして、この人は聡明な人だ!となるシーンもニヤニヤした。
犯人に関しては、一つ前に読んだのが鏡は横にひび割れてだったので、詳細は違えど意外性が同じだったので
驚きはしたものの、あっ同じパターンね!とか思ってしまった。
でも推理ものって大体そうなのかもしれない。
人を殺すのも人間らしさ、に、そうですわね。になった
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絶対に読むべき古典的名作、として幾つかのランキングで目にしたので、読んでみた。
犯人の意外性は抜群。人の入れ替わり、偽装系のトリックとしては、この焼き直し的作品はあまたある気がするので、後世への影響はかなり大きい作品なのだろう。
でもなあ、最初の殺人があまりに綱渡り過ぎて、ちょっと腹落ちが悪いかな。。
お友達が、レティとロティを呼び間違える場面はちゃんと読んだ記憶があるのに、そんなに重要な意味があるとは夢にも思わずで、今回も綺麗に騙された。
騙される快感は相変わらずだ。
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面白かった!登場人物が多すぎて全然頭に入らなくて毎回登場人物一覧見ながら読み進めてたので結構時間がかかってしまったのだけど、後半ミス・マープルが動き始めてからガンガン面白くなっていって止まらなくなってしまった。そういえばミス・マープルシリーズ読むのは初めてかも?
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有名作だし何と言ってもタイトルが魅力的なので期待値高く読み始めた。冒頭の広告を見た住人の反応の書き方はとても映画っぽく、とても興味を掻き立てる。
事件は早々に発生するので展開も早い。クラドック警部は生真面目なようで面白みには欠けるが個人的には好感が持てた。が、ここが「完全攻略』ではマイナス評価のよう。ただ、クリスティはトリックに重きを置きたい場合、比較的文章の飾り付けが減りストイックな文章になる傾向があると思う。例で言うと代表は『オリエント急行の殺人』やそれ自体がトリックだと言うことで少し意味合いが異なるかもしれないが『アクロイド殺し』とか。
本作も意外な結末という点においては、その2作にも匹敵するレベルだと思う。ただレティーとロティーかぁ…確かに気になったんだけどなぁ。あと調査報告(だっけ?)の綴りのeとiとかも含めて、文化を理解して原文で読めばもっと良かったのかもしれない。日本人にはこのあたりピンと来ないかも。もう一つ難点を言えば、一つ目の殺人は結構綱渡り的とは言え計画されてたのに、二つ目以降はあまりに衝動的で最後に至っては…という部分。特に最後はどうだったんだろう…
ただそういったことを抜きにしても、さまざまな謎が複層的に絡み合った構成は流石クリスティでした。
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犯人の正体にビックリ。
クリスティって、舞台設定も登場人物の関係性も謎自体も複雑じゃないし、文章もわかりやすくてすらすら読めるのに、なんでいつもちゃんと驚かせる真相が待ってるんだろう。感心してしまう。
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登場人物が多くてマープル登場前に挫折しかけたけど、途中からいろんな人のいろんな秘密が発覚して面白くなっていった。犯人の秘密にはびっくり!
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いやぁこれは!久々に「面白かった!」と声に出てしまいました。
先に読んだ『火曜クラブ』にそこまでハマれず、ううむ私はミス・マープルよりポワロ派かも、と思いかけていましたが、こうして他の本にも手を出してよかったです。やっぱり長編の方が好きだなぁ。
「殺人をお知らせします。……」
開幕数ページで鮮やかに告知される"殺人"。小さな村の人々は、特に関心なんてありませんよという顔をして続々とミス・ブラックロックの屋敷であるリトル・パドックスに集います。
私は基本的に、ミステリーを読む時に推理をしないタイプ。
ただ純粋に、ああこれからどうなるんだろう、この人もあの人も怪しいな――と、作者が散りばめたひっかけに次々とハマっていくんです。
そして最終的に全員が犯人に見えてしまう中で、鮮やかに明かされる真実。見事に、騙されました!
これはきっと二度目に読むともっと面白いでしょうね。久々に、満足の行く読書体験でございました。
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初めてのミス・マープルシリーズ。
ドラマで見たことはあったのでストーリーは大まかに覚えていたけど、やはり活字を目で追いながら情景を想像するのはとても楽しい。
個人的に一番好きなのはジュリア(エマ)。淡々としていて、可愛らしいところもあって、素性がバレても狼狽えず堂々と振る舞う。素直で無垢な子供のようだけどしっかりと自分の意思や考えを伝えることができる強く優しいバンチも好き。そしておっとりとしてロッキングチェアが似合いそうな老嬢ミス・マープルのラストの掃除道具入れ?の中に隠れてドーラの声を真似るという行動力と度胸は老嬢故の人生経験から得たものなのか、はたまた彼女の生まれ持った素質なのか。ミス・マープルはてっきり安楽椅子探偵なのだと思っていたので、その行動力にはとても驚かされてすっかりファンになってしまった。
この勢いで他のミス・マープルシリーズも全て読むつもりだ。
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ミス・マープル長編4作目。終盤に意外な人間関係が明らかになる展開に「おおっ」となった。
マープルは割と早めに登場してくれるが、あくまで捜査協力者という感じだ。捜査担当はクラドック警部。マープルは「詮索好きなおばあちゃん」という印象で、捜査しているとは思われないキャラなんだろう。
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ミス・マープル・シリーズの代表作の一つ。晩年のクリスティは傲慢なポアロよりも控え目なマープルが好みだったという話があるそうだが、さもありなん。目立って表舞台で活躍はしないものの、人間心理の細部をかき集めて推理を組み立てるスタイルは、マープル独自の境地だ。イギリス田舎町の牧歌的な風景を描きつつ、その田舎においてすら隣人の出自を知らないことが増えてきたという世相を反映したサスペンスは秀逸。真相が明かされる瞬間の強烈な悪意の表出も鮮やか。
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新聞で殺人が予告される。それだけでもドキドキする展開だが、実際にその時になってある見知らぬ人が殺されている。なぜ?だれが?ミステリの醍醐味が詰まった作品。
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マープルシリーズも4冊目。犯人は当たる訳がない!でもヒントも出してたんだ~ある朝新聞に殺人予告記事が出される!10月29日18:30にリトル・パドックスで殺人が行われる。そこの住人のレティシアは困惑する。当日、銃声が3発、記事通り若い男性が死んだ。レティシアも耳に軽症を負う。自殺なのか他殺なのか?また、リトル・パドックスに住むレティシアの幼馴染が死んでいる。さらに、犯人に近づいた近所の住人も殺される。レティシアを巡る遺産相続。動機はその遺産だろう。複雑で入り組んだ人間関係で真相は理解できたけど、難しい。⑤
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旅のお共として。ミス・マープルの長編。面白かった。人気作というのも頷ける。レティとロティが出てくるのにも気付いてたけど、単なる言い間違いかと思ったよ。これが翻訳物じゃなければもっと気になったのかも。最初の殺し方はすごいし、そんな理由で昔の友達を殺しちゃうの?と。でもドーラの性格上、よく1年も我慢できたな、とも思う。結局金なのか。