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うーん。
くどい説明のラノベ。
ふるい少年漫画を文字にした感じ。
自分のようにマンガを浴びるように読んできた人間には、その劣化版に思えて、どうにも面白くはなかった。
暴力の描写も、心が沸き立たない。
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文藝春秋がけっこう満を持して翻訳版を出してきたので買って読んでみたのですが、あんまり乗り切れなかったなぁ。この手のジャンルは翻訳者の文体で好き嫌いがずいぶんと変わるってことかな。全然リズムが合わないし、読み返しても登場人物達の体の使い方が追い切れない描写ばかり。
アクション描写は平山夢明『ダイナー』の方が上。建造物内での群衆スペクタクルは呉勝浩『スワン』の方が上。日本人作家、すげぇな。再認識した。
この作品で着目すべきは、最終的に勝ったのか負けたのかはさておき、社会階層、職業、人種、貧困、性あらゆる差別と抑圧への抗いの描かれ方だった。その差別は本作のテーマとして「暴力」に表出しているのだけど、結局は「無理ゲーをやらざるを得ない現代の若者のサバイバル」に収束するメッセージなんだろうと読んだ。
そこの筋だけはすごく良かったな。
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むーん。これは失敗だったな。予想通りでしかなかった。冒頭にコロンバイン事件を書きたい→銃を使っちゃ駄目→素手にする、という理由の執筆だが、書いてる本人が格闘ずきで、本人だけがきもちゃえー、という作品だった。戦国鍋TVでやってた「川中島学園」と全く一緒で、高校内に派閥があって、寝返りなどもあり、武装して手作り武器を装着して学園に通う。↑本家?はまだ歴史が学べたが、こっちはただヤられる前にやる、それだけでなあ。ほんとこの時代に訳した空気読まないセンス、それはスゲエ。売れる訳ないやん!もう一捻りないと駄目。