紙の本
とにかく読んでみて!面白いから!
2020/05/29 08:04
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLの枠におさまらない、確かに本格ミステリーでした。
本のタイトルから殺人が起こるのはわかっていて、最初から誰が疑わしいのかと気にしながら読んだのですが、半ばを過ぎるまで事件の首謀者が誰か絞れず、ドキドキしました。最後の方はなんと大胆な計画を!ってハラハラしましたが、とりあえずハッピーエンドにたどり着きました。読了後、何度も前を読み返して伏線の確認をしてしまいました。
ミステリーが分量多いので、エロシーンは少なめですが、ミステリ好き、ストーリー重視の人にはぴったりなお話です。色々とハードな部分もあるので、最後の方は思わず涙ぐんでしまうシーンもありました。
あ~っ!!ネタバレするからこれがギリギリです。
ハラハラ、ドキドキ面白かったから、ぜひ読んでみて!
電子書籍
おもしろかった
2020/06/18 22:15
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何を言ってもネタバレになる気がするので何も書けないのですが、めっちゃ良かったです。なんだかすげぇタイトルだな?って思っていましたが読み終わってみれば納得のタイトルです。読後、わーー!?って思ってすぐに読みなおしました、2回目読むのがこんなに面白い本ある?なかなかないです。受けも攻めもいいキャラでとても好きになります。BLですがミステリーの方が濃いです、BLが薄いという意味ではないんですけど、普通にBLを脇に置いておいても面白い話で、性行為なければ全面的にいろんな人にお勧めできるのにな~って思ったりしました。でもBLじゃなければそういう終わり方にはならなかった気もしますし、BLで良かったです。とりあえずエンタメとして楽しいミステリーBLでした。
電子書籍
再読も楽しい
2020/06/16 12:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まい - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに偽りなし、ミステリー小説です。ミステリー&サスペンスBLがもっと増えてほしい! ネタバレなしにレビューが本当に難しいので、とにかく読んで欲しいとしか言えないのですが、BL要素もきちんと入っているので、ラブ&サスペンスどちらも欲しい方に超おすすめいたします。かなりハラハラする展開も用意されていますが、最後はちゃんとハッピーエンドですので、そこは安心してくださいね。
電子書籍
他レビューに違わず良かったです
2021/03/31 20:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みゅー - この投稿者のレビュー一覧を見る
他レビューに違わず良かったです。
阿久津の立場は思ったとおりだったけど、行動から犯人なのか、助けようとしてる人なのかが分からず、とてもミステリーっぽかった。
本格ミステリーかと言われると、先読みできてしまう部分があるのでそうでもないですが、テンポ良く進むのであまり気にはならないかな。
レビューするとネタバレしそうなのであまり言わない方がいいかな。
でもお姉さんの事についてだけはホントに可哀想でならない。
最後の最後まで言い逃れしている姿は腹立たしいが、天罰は下ったと言っていいのかな。
この二人の今後が普通に気になる。
心に傷を負った受けとどんな付き合い方をするのか是非見てみたいですね。
電子書籍
これはなかなか面白かった
2020/12/13 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるBLになるのはお話の最後で、だったらBLである必要もなかったんじゃないかというくらいミステリーです。そしてこのミステリー部分がしっかり練られているのでたいへん読み応えがあります。犯人だけでなく、どうしてこの2人この短期間にくっついたんだろう?という驚きもありました。
べったべたなラブは最初からありませんが、たまにこういうお話もいいものだと思います。
投稿元:
レビューを見る
登場人物が胸糞ばかりで注意が必要。自分は苦手だったので中々進みませんでした。まあ推理が骨子なので仕方ないのですが。
不安を感じさせていく展開から驚きの最後へ。ハッピーエンド主義者には嬉しいラスト。推理ものとしてまとまりすぎていて、Hのくだりを余計に感じるほどでした。
楠田さん、意外にも引き出しの多い作家さんでびっくり。
難しいシチュをちゃんと書ききる筆力もあるので、萌えが合うならおススメです。
投稿元:
レビューを見る
"リゾート"とか"殺人"とかっていうタイトルと表紙イラストに心をわしづかみされて読み始めたけど、思った以上にメインが本格的なミステリーで面白かったです!
BLも好きだけど、ミステリーも大好き~という、欲張りさんにはぜひおすすめ。
自粛で外出もままならない今、腐女子にはうってつけの作品でした。
船で12時間の美しい孤島にある豪華リゾートホテルで次々とおこる不可解な死亡事件、招待客は一癖あるセレブばかり…と冒頭から話に引き込まれる展開です。
行動力バツグンで強靭な精神力の持ち主である旅行雑誌のフリーライター×内気で人見知りな会社員。
豪華リゾートホテルで滞在するうちに徐々に親しくなっていく二人です。
支配人の花井は、有能で好感が持てるキャラでしたが、後は全員セレブとは名ばかりのクズの集まりで…!
しかも、全員きちんとキャラ立ちしていて、ぼやけた人物ゼロというのが素晴らしかったです。センセの作品は初読みだったと思うのですが、描写力、構成力の上手さに心惹かれました。
あらすじは語れないけど、阿久津という男の魅力については語らせてほしいです!
すごく強いとか、カッコいいとか、男の色気があるとか、そんなんじゃないけど彼の人間性がとにかく男前なのですよ。
次々とおこる惨劇の中、君は俺が守るから、と何度も瑞樹に言いきかせる阿久津。
阿久津の「天罰は下るのか?」という話は事件の核心を突いていて、深く考えさせられました…
ミステリー好きなんですが、ストーリーの顛末にはなかなかのものがあり、救いもあってすごい…!ってなりました。
読んだらほんとに悪いヤツをこの手で成敗したくなるはず。
重いテーマでもあったけど、そこに甘いラブもしっかりあって癒されました。二人にはラブラブで幸せになってほしいです。
投稿元:
レビューを見る
BLでミステリー!ヒャッホーとよろこび勇んで読んだものの、まあまあだなって感想。期待値がでかすぎた。
ミステリーとしては普通。2時間サスペンスな出来。ネタバレだけど、主人公を犯人にしたのは、他キャラを目立たせるより主人公を立てたかったのかなと思う。ある意味、受けが犯人、攻めが探偵という、おいしい組み合わせでもある。
主人公が嫌なことをされてもなかなか言い返せないが、ちゃんと復讐果たすというのは傍から見たら十分やベエ奴だと思う。あんまし好きな性格のキャラじゃなかった。BLの文脈でミステリーやるとこうなるのかというのはわかっておもしろかった。
BLとしては、ドキドキはあったものの、いちゃいちゃの部分が物足りない。この著者はこの作品が初めてなのでさじ加減はわからないが、他の著者の作品に比べて薄いとは思う。
攻めが受けのことを前から気にしてグイグイきたのはいいけど、守るよ発言にはは?となってしまった。昔から気になってたし、動機もわかってるからとは承知しているものの、受けから見たら攻めは初対面なわけで、いきなり言われてもなという感触。それが醍醐味とは思えなくなってきてるこちらの問題だろうな。
一人一人のキャラ描写は良かった。嫌なキャラが多いが、なんかやっぱ2時間サスペンスのようなキャラ立ち。最後、主人公のことが許されたのがみんないい人だな。ていうか、主人公が集めた人達以外の人が完全に巻き込まれで可哀想。もっと人数絞っても良かったんじゃ?
ミステリーとしての伏線や、主人公の描写具合はちゃんと文法にならってたと思う。あとから読めばなるほどとなるし。主人公の能力の高さについては、話したことからしか推察できないので、ちょっとずるいなとは思う。思い付けるが可能かまでの証拠が弱い。ケチをつけるならそこかな。
総じて、もっと面白く書けるだろうなとは思った。これからもミステリーBLが続いて欲しい。
投稿元:
レビューを見る
面白かったんですが、途中まで嫌なヤツのオンパレードでちょっと辟易しちゃったので、☆4つ。
まぁ、ストーリー的に嫌なヤツっぷりが必要なのもわかるのですが、根拠のない悪意っていうか、嫌みを言ったり、意地悪する根底にコンプレックスとか僻みとか、何かしらの理由みたいなのがないと、ちょっと読むの辛いかな。
投稿元:
レビューを見る
極限の状態って、人間性が出るよね…。と、読みながら思ってしまった。怒ってもすぐに口に出すことが出来ない瑞樹が、イライラを募らせるくらいだから。そんな中、どんな状況でも態度を変えず、嫌な態度を取られても受け流す阿久津はすごい。隔離された場所での人の死。混乱する中で、瑞樹の近くに阿久津がいてくれて、本当によかった。
大切な人を傷つけられた恨みはすぐには消せないと思うけれど、少しずつでも自分の今の生活に目を向けられるようになるといいな。と思った。
投稿元:
レビューを見る
両親を亡くし、自分を育ててくれた姉の悲しい事件と死、法の下で裁かれなかった関係者へ自分の持つスキルを使い復讐を考える瑞樹と阻止しようとする阿久津
姉を思い心の傷を抱える瑞樹、愛しさを抱きながら助けようとする阿久津の重くないミステリーです。
人間の持つエゴ、弱さ、狡さ、汚さを揃えた脇役である悪人たち。その悪人に振り回され傷ついてきた弱者。
どっちが加害者?と楽しめました。
イチャラブは少ないですが、よくよく考えると阿久津、大胆に存在アピールしてたわwと思いました。
投稿元:
レビューを見る
「無人島の豪華リゾートホテルで夢のようなバカンスを」
そんな体験ツアーの抽選に当たった会社員の瑞樹に声をかけてきたのは旅の同行取材をするフリーライターの阿久津。
楽しい旅になると期待したけど他の客は横柄な人ばかりで…。
読ませてくれるミステリーでした。
瑞樹の気持ちや行動の裏に実は、とか阿久津の言葉の意味とかが終盤になり驚きの事実が分かる。
切なくて堪らなかった。
瑞樹の心にようやく阿久津のおかげで光が灯って良かった。
これから2人で楽しい未来を生きていって欲しいと願います。