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投稿者:みちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんとにある、上野の科学博物館を舞台に繰り広げられるちょっと不思議な世界の話。とっても読みやすい!!
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投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
トーハクに嘆きの川が出現するという発想は面白い。主人公がトラウマを克服し、悩める登場人物たちの助けになるというアイディアも良い。が、広げた大風呂敷に見合わない稚拙さが気になる。文章が稚拙というのもあるが、中途半端なユーモアや、これといった取り柄もない登場人物がさも才能豊かな演奏家のような扱いを受けるアンバランスさなど、「中高生の文芸部ですか?」という幼さを感じた。
登場人物の器の割に物語のスケールが大きくて、アンバランス。全くお勧めできません。
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博物館に現われる狭間の世界。呼び寄せたのは彼の絶望。
不思議と不思議が重なったその先は、出流の覚悟と想いが出口を示してくれる。
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東京国立博物館にある、常世と浮き世の境、嘆きの川。迷い混む人の嘆きで、水量や流れが変わるその川で、嘆きや自分を投影していた展示物と対話したり、船頭にお茶と菓子で持てなされ、説得されたりする。
主人公の声が大きいので好みは別れそうだが、船頭のキャラクターとの対比で良いバランスになっている気がする。埴輪犬可愛い。
アケローンと聞いて、ギリシャ神話に精通する人はすぐにわかったんだろうなと思うと、教養は大事なものだと改めて思う。彼の嘆きは、誰かに必要とされることだったのだろうか。
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博物館内がヴェネツィアの運河化している。観光とか遊覧なら楽しそうな木舟だが……。ちょっとした失敗が尾を引いて、好きな事が心の傷になるのは悲しいね。渡し守・朧と大学生・出流の交流は、最初こそカウンセラーとクライアントのように見えたが、最後にはその関係が変化して良かった。脇役も基本的に優しい。とくに途中から登場した懐こい埴輪犬が、癒し担当かのごとく元気をくれた。モフモフはなくとも賢くていい子だ。
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一応は短編連作の形だが、個々のエピソードに短編として完成度はあまりなく、長編とみた方が良さそう。気弱で、色々ダメダメな主人公と神秘的な美形の関係性を描くファンタジーもの。有り体に言えばよくある話で、その分、そつなくまとまっている。船上で振る舞う菓子を朧がミュージアムショップで買っていて、その代金の原資が渡し賃(160円)だから、小銭ばっかというような、変な生活感が漂うディテールがおかしい。
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博物館が急に河になったらビックリしますよね!
まさかの生者と死者の境界線なんて……
煙管を持った金魚が愛くるしかったです!
もう少し登場して欲しかったです!
埴輪のケルベロス可愛いです!
ペットに欲しいです!
でも、突進されたら痛いですね……笑
朧ツンデレ具合が……好きです!