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近年、ファッション誌でも、アパレルショップでも、見かける骨格診断。
ストレートタイプ、セミストレートタイプ、ウェーブタイプ、と三つに分けるあれだ。
趣旨は、自分のタイプを知って、それを活かした服を選ぼうというもの。
自分の嫌いなところを短所と思い込まず、うまく生かして気分良く装うことを説く。
言葉遣いが美しく、セレブ相手のお仕事の人ってこんなふうなんだなあ、と感心する。
で、骨格診断の話だ。
だいたい、イメージコンサルタントは、この骨格診断と、カラー診断をする。
カラー診断は、肌色や髪色などを四つの類型に分類するあれだ。
本書はカラー診断はあまり出てこない。
筆者はロンドンを拠点に活躍するイメージコンサルタント。
顧客も日本人ばかりではない。
カラー診断に重きを置かないのは、そういう背景があるのかな、と推測する。
一方、骨格診断についての判断のしかたは、今まで見聞きしてきたものと比べ、わかりやすかった。
どの本を見ても同じと思ってきたけれど、わかりやすく伝えられているかどうかは、実は筆者の力量に依存するのだと気づく。
それにしても、イメージコンサル業界って…。
何人かの本読んできたが、依拠する理論はどうやら一つのようだ。
自分の身に応用することより、いつから今の状況が生まれたのか、何が作用したのかといったことが気になってくる。