紙の本
ナイトフライ
2017/05/11 13:35
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
「生演奏にしか聞こえない打ち込み」を十八番とする音の魔術師・冨田恵一氏による、ドナルドフェイゲンの名盤を軸にした録音解析。玄人向けだが、かなり面白い。
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ひたすら感動。思わず2回も聴きなおしました。
聴こえていない音や事象がたくさんあったことに気が付きました。
演奏をする人でないと判らない内容もありましたが、私としては大変満足でした。
ドナルドフェイゲンのナイトフライ。30年以上前のアルバムですが、みなさんに聴いてほしいです。
そのあと、この本を読んでほしいなぁ。
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ドナルド・フェイゲンの1982年の名盤について、その時代背景や録音技術についての話を交えながら語りつくした一冊。ポップ・ミュージックの感覚的な心地良さについて、こんなにも明晰に論理的に必然性をもって作り上げられていたことに驚かさせられる。ディスクガイド的に表層をなぞるのでなく、音の響き、音の重なり合いにまで耳を澄ます様に誘導するその語り口は、さながら音のソムリエが見落としていた音楽の豊潤さについて教えてくれているようだ。感じることと考えることは決して相反するものではなく、こんなにも丁寧に結び付いている。
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音楽制作者の視点からものすごく詳細に解説をしている本ではあるのだが、著者が(大前提ではあるが)そもそも熱心なリスナーであることから、専門的になりすぎず分かりやすい解説になっている。「Maxine」や「The Nightfly」をアツく解説していて、ああ好きなんだろうなぁ、と感じながら読んでいた。
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ドラムがリズムマシンだったとは、思いもよらなかった。すべてサンプリングしたものをループで使っていたとは恐ろしい。1982頃なら確かにYMOもテクノデリックを出していたから、技術的には可能だったのだろうが。細かいフレーズや音色、歌詞にまで至る分析の仕方も徹底しており、これでもか、というほど。今まで何百回も聴いてきたはずだが、今後は聴こえ方が違ってくるかも。
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すげー。Nightfly 1枚の録音方法を徹底的に分析。構成とかについても。現役のアレンジャー/プロデューサーがこういうの書いてくれるというのはすばらしい。
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キリンジファンとしてはSDは聴かなければ、と思いつつ未聴であったところ、冨田さんの解説本発見。GauchoとAjaの制作プロセスの違いとか、色々マニアックな情報が書かれているのでじっくり読みます。
読了。正直音楽を専門にしていない身としてはよくわからなかった部分も多かったが、各曲の作り込み方を詳しく解釈されてたので、ふむふむこれかな、と聴きながら読んだ。そして今、SD沼に爪先突っ込んだような気がしている。