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ボクシングヘビー級チャンピオンの歴史の本。ヘビー級チャンピオンには、みんなの夢、希望など様々な想いをみんなが寄せる。チャンピオンになれるのは一握り。
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世界ヘビー級チャンピオンが「地上最強の男」であった時代のボクシング史を描く。
ときに人々の思いを乗せ、それだけにとどまらず、人種の誇りを背負い、ときに社会を変えるほどの影響力を持つチャンピオンの栄枯盛衰。出自やチャンピオン自身の思い、戦いに、過去の選手だが、今目の前で戦っていて、声援を贈りたくなるような心地すらする。
また、この本においては、「白人」「黒人」が、重要な物語の軸として登場する。この本は、単にボクシング史、チャンピオン伝記にとどまらず、アメリカという国が、いかに強大な力を持ち、栄えてきたか、その歴史を語るものであり、栄華の裏にどのようなものがあったのか、皆が憧れるような美しいものであったのか…、そうした現実を突きつけ、読み手に疑問を投げかけるものであった。
そういう意味で、非常に読み応えがあり、面白い一冊でした。
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単行本500ページの超大作。ボクシングヘビー級チャンピオンの歴史とそれを取り巻く世相や風俗、黒人差別についてもページを割いて非常に読み易くした20世紀のアメリカ裏面史の側面もある。やはり百田氏は政治的な発言を少し控えて、このような上質の作品を書いてもらいたい。
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ボクシングはやった事有りませんが、漫画は誰しもはまった事有ると思います。僕もその一人です。あしたのジョーやはじめの一歩など時代時代でボクシング漫画というのは有りました。ヘビー級を舞台にした漫画では敬愛する村上もとか先生の「ヘヴィー」なんてのも有りました。
特に「はじめの一歩」の影響は個人的にとても大きいものでありました。本作でも聞いたと事のある名前が沢山出てきてテンション上がりました。
ジャックデンプシーの「デンプシーロール」、フロイドパターソンのサンデーパンチ「ガゼルパンチ」ガードスタイル「ピーカブースタイル」は主人公幕の内一歩が習得したものであり、馴染み深いものでありました。
さて、本題ですが本書はヘビー級プロボクシングの原型が生まれてから、スーパースターモハメド・アリ迄のボクサーたちの築きあげて来た輝かしい記録を追ったドキュメンタリーです。実際の収益や来場者数なども網羅されていて、資料としても素晴らしいものは無いでしょうか。
ボクシングという野蛮な殴り合いを、競技として磨き上げて来た各時代の選手たち。そしてチャンピオンという輝かしい座に座ったあとの凋落の行方。とてもとても読みごたえが有りました。
格闘技が多様化して「最強」という議論もあまり起こらなくなりました。(昔はどの競技が最強かの議論がよく有った気がします)。しかしボクシングのヘビー級世界チャンピオンは紛れもなく人類で一番輝いている男です。
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ヘビー級ボクシング、そのチャンピオンの足取り。
ヘビー級チャンピオンが、本当に世界最強であっただけでなく、黒人差別を壊して行く力ともなった。
だから、マイクタイソンが入ってないんだ。もうそう言う時代でもないし、ボクシング以外にもメジャー格闘技があるし、団体が沢山あるし。
文章はあまり好きではない。
個人的には、もうちょっと濃淡つけていいと思うし、ファイトマネーとか観客とか、毎度要らん。資料的なところも狙ってるのかな。あるいは、ボクシングファンだといいのかも。
終章が、良かった。
構成がうまい。
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久々ページの減るのが惜しいと思えるくらい面白い本。それにしても百田氏、一作家でありながらよくここまで詳細にヘビー級の歴史を調べたものだな。
この本で悟ったのは強者は慢心から負けに結びつくケースがびっくりするくらい多いと言うこと。
大事な局面では、例え楽勝と感じてもきを引き締めて生きて行こう。
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モハメドアリの時代になってくると知っていることが多いぶん面白くなってくるが、それ以前のヘビー級チャンピオンは名前だけしか知らない選手も多かったので勉強にもなる なによりこの時代、こういう本を読んで気になったらYouTubeでみられる試合も多いのが嬉しい スポーツは背景を知れば知るほど面白くなるものである
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一度断念した本を再度読み直した。なかなかページが進まず再度断念するかもと思いながら読見ました。おそらく、ボクシングは見るが熱狂的なファンではないためそれがページを捲る速度を遅くした要因だと思う。
アメリカ合衆国、黒人、ボクシング。
地上最強の男、地上最強の国。
アメリカ史をボクシングをもとに人種差別を語りアメリカがいかに最強の国隣、そして地上最強の男(ヘビー級チャンピオン)の衰退と共にアメリカ合衆国の衰退を語るラストは唸らされました。