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どうやら本作は毒島シリーズの2作目に当たるようで、前作の前段のようだ。しかし犯人たちの心理描写が巧みでそれを言い破る毒島の痛快さは見事だ。著者は数々のスターを持っているがその共演が最近は散見され、本作では若き頃の犬養を見ることができ、毒島も他のスターたちと共演するのだろうか。第1作目も読まなきゃ、もう共演してるかもしれない。
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毒島さんが刑事から作家になった流れがわかった話。最後というので一瞬死ぬのかと思ったら、そうだ作家になったんだっけと思い直す。それにしてもあいわらずの毒島さんの「毒舌」。今回は今どきの承認欲求と自分好きの痛い方々が登場しては読者をイラつかせておいて最後に毒島刑事が鉄槌を下すという流れだが、その毒舌に爽快感さえ感じてしまった。そんな毒島さんが好き(犬養刑事も好き)だけれどお友達にはなりたくないかな…
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殺人教唆かーたしかに今の時代、こういう方向性で人を殺すってありそうだなと思う。しっかし自分の人生なのに人のせいにしすぎな人間ばっかり出てきて辟易する…嫌なやつ描くのうまいなー中山七里。
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多彩な捜査手法と類いまれな洞察力、温和な表情に反した辛辣な物言いと執拗さ。刑事としては確かに優秀ながら人間としては全幅の信用が置けないところがある。
毒島真理 警部補。
”自己愛と承認欲求で凝り固まった化け物”たちや、彼らをネットで操る”匿名の犯罪者<教授>”との取調室での対決で毒島が吐き出す言葉は、痛快でもあったが、心が痛くなることもあった。「自分の中にも”化け物”が潜んでいるのではないか」と。
この作品は「作家刑事毒島」のエピソードゼロ的な位置づけになるのか。
毒島のその後の活躍(?)を追ってみたい。
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大手町の連続殺人、出版社の連続爆破、女性を狙った硫酸攻撃、それらの事件の陰に”教授”が存在していた。頭が切れるが毒舌の毒島が犯人に迫る。
毒島、独特のキャラクターで読むこちら側も楽しませてくれる。心理戦、痛いところをどんどんついてゆく、自白に追い込む毒島も読み応えあるが、今回の社会派内容としては、承認要求、劣等感…今を反映しているのかな。歪んでました。
この事件を最後に去ってしまったのが寂しいね。
敵に回したくない人だなあ、さようなら。
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毒島刑事の事を麻生係長は嫌ってるけど、いい刑事だ。最後の事件の意味はエピローグでわかった。
知能比べの刑事モノ。
毒島刑事シリーズを他にも読みたい。
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タイトルの意味がわかり前作を再度読みたくなりました。
毒舌だけではなく事前の情報収集が綿密にしてあり、一度ロックオンされたら逃げ道が一切ないのが徹底されていました。
若い頃の犬養刑事が新鮮です。
そして、麻生班長は大変そうだなぁと思いました。
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四話からなる短編集。
『教授』で繋がる犯人達に対し、毒島刑事が追い詰めていく様子は毎度のことながら容赦なし。
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毒島シリーズ第2弾。
主人公毒島が刑事時代に扱った5つの事件からなる短編集。
毒島氏にぜひ官邸広報をお願いしたいもんです。
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毒島さんの続編を楽しみにしていたけど、前日譚でくるとは流石です。単純な続編は難しそうだったもんね。
それもワンテーマに絞った連作短篇ときた。構成が巧みです。ちょっとステレオタイプにすぎるかもしれないけど、そこはオリジナルが月刊誌連載だからなんだろうね。
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図書館で借りた本。
タイトル通り。毒島刑事の最後の事件の話。毒島刑事がどうして刑事を辞めてしまったのかというストーリー。
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こちらの方がまだ面白かった。エリートサラリーマンの射殺、出版社の爆破、婚活女性の顔面に塩酸、殺人者への報復、これらを影で操っていた「教授」とは?
でもまぁ根拠薄弱だし、どのようにして操れたのかとかの描写もないし、やっぱりあんまりだっかな。
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毒島さんが刑事を辞める事になった事件
そんな理由で⁈
被害にあった人達が気の毒で仕方がない事件が続くが
事件の裏には「教授」の存在があった
自分の手を汚さずに人の命を奪った者の末路とは
毒島さんの信じるものは…
覚悟した毒島さんは怖いです。
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毒島さんが刑事だったときの話。毒島刑事の嫌らしさが存分に描かれている短編連作。中山七里の人物描写の多彩さには本当に脱帽。
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てっきり「作家刑事 毒島」の続編、と思っていたら、続きというより先の作品の前日譚で、毒島が作家になる前の刑事だった頃の話でありました。毒島の後輩刑事として犬養も登場していますが、この頃はまだ彼も新人刑事。彼の新鮮な新人刑事時代も読むことが出来てなかなかに美味しい作品です。肝心の主人公の毒島の物言いは確かに厭らしいけど、彼なりの正義感やら警察官としての矜持やらが垣間見えて格好良さも感じます。まぁ、だからといって、お近づきにはなりたくないですけど(苦笑)
それぞれの事件の犯人は、まぁよくあるテンプレート的な犯人像ばかり。特に「教授」の正体はさもありなん、という感じ。そういう意味ではこの著者の作品の中ではあっさりな結末だったけれど、毒島の強烈なキャラはまだまだ読みたいので、刑事時代、作家時代問わず、続編を出していただきたい。