投稿元:
レビューを見る
蔵之介さんの主演で2時間ドラマ化された話の続編。続編なんだけど、実際には作家になる前の刑事時代の話。で、短編5本だが、全体として繋がっている。なかなか面白い。毒島さんの毒舌、ええわあ~
投稿元:
レビューを見る
毒島刑事シリーズも知らないままに読み始めてしまったことがとても悔やまれるし、犬養刑事の存在もすっかり忘れていたとは。トホホ以外の何物でもない。。犯人を追い詰める執拗さや嫌らしさとドラマ化された時の佐々木蔵之介さんとが重ならなくて消化不良を起こしていた。先の内容が予測出来ることが多かったのにも関わらず最後まで面白く読み通せただけに毒島、犬養シリーズも俄然気になってくる。
投稿元:
レビューを見る
毒島シリーズの2作目。
時系列として前作より前になるのかな。
序盤からの4つの事件。それを裏で操るとされる「教授」。
個々の事件を解決しながら真の黒幕を暴く物語。
毒島の狡猾な捜査。話術で真相と容疑者の精神を破壊させる取り調べ。
結構面白かったです。
翻弄させる麻生と犬養も他の作品では見られない姿で。
最後の展開は壮絶で「最後の事件」という結末になったけど。
毒島のキャラクター、またどこかで見たい!
投稿元:
レビューを見る
作家刑事毒島の前日譚。刑事を退職し、作家になったきっかけとなった事件。
作家刑事毒島が面白かったので読みました。ただ、私は作品内で語られていた出版業や作家業のうんちくが面白いと思っていたので、そこが好きだった人にはそんなにハマらないと思います。
毒島さんのキャラクターや、振り回される犬養刑事が好きな人にはおすすめだと思います。
投稿元:
レビューを見る
「作家刑事毒島」の毒島の現役刑事として関わった最後の事件の話。大手町会社員射殺事件·出版社連続爆破事件·婚活女性へのアシッドアタック·昭和の惨殺事件の犯人達への復讐事件を天下一品の毒舌と皮肉で犯人を追い込んでいく。他では切れる上司の麻生と新人部下の犬養が振り回されているのは楽しい。犯人の劣等感を容赦なく攻撃する展開は痛快だが呆気ないな、と思っていたら全てを繋ぐ「教授」の存在が浮かび上がってからが本番。自分の手を汚さない「教授」との対決の二転三転や結末に毒舌皮肉が効きまくり本領発揮!が堪能出来た。また作家編か刑事編が読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた本。第5章まで事件は形を変えて続いていくが、実は黒幕がいました。という展開。犯人の目星はつくので謎解きと言う点は物足りなさも感じたが、毒島刑事の取調べのやり取りは読んでで痛快さを感じる。小説家になりそうな毒島刑事に期待する。
投稿元:
レビューを見る
わーん!怖い怖い怖い怖い!事件の内容とか毒島の言動とか、とにかく怖い。どうしてかって、自分にも思いあたることがいくつもあるからだ。毒島にぶつけられたあれもこれも、自分の中にある。自分だけか、他のひともそうなのか。みんな抱えてて外に出してないだけなのか。や、考えたこともないからダダ漏らしてる可能性もある。誰かは知っているのかもしれない。
犬養を追いかけてここまできたけど、とんでもないとこにきちゃったなぁ。
投稿元:
レビューを見る
「作家刑事毒島」の刑事時代の話。
大手町で起きた連続射殺事件や出版社への連続爆破事件などを一見凶悪犯罪のように見せかけるが、全てが自己顕示欲の自分勝手な犯罪で、すぐに犯人は捕まる。
しかし、事件の影に見え隠れする犯人の心情を操る「教授」と呼ばれる存在に刑事の毒島は固執する。
飄々とした毒島のキャラクターはそのままに、麻生やまだ新人だった犬養が毒島に振り回さる様がファンには堪らない。
犯人の犯行動機はとても許せるものではないし、簡単に犯罪に手を染める人間が最近実際にも多いことから、小説であってもリアルな恐怖を感じる。
この事件を最後に作家になってしまう毒島だが、もう少し刑事としての毒島を見ていたいと思ってしまう作品だった。
投稿元:
レビューを見る
そうですか、かなり前に読んだ「作家刑事毒島」の前職の話だったのですね。気づかなかった。
いつも通りサクサク読めました。も一度作家毒島読んでみよう。中山さんの小説には、必ず四字熟語が出てきますね。今回は各章のタイトルも四字熟語。とても勉強になります。すぐに忘れちゃうけど。。。
あと、読めない漢字もたまに出てくるんだよなぁ。
今はスマホ片手で心配なし。
投稿元:
レビューを見る
犯行動機は承認欲求。
「そんな馬鹿な」と笑えないところに、そら恐ろしいものを感じる連作短編集。
ストーリーは当然のこと、物語終盤2頁にわたって繰り出される毒島刑事の舌鋒が強烈。
傍観者として読んでいたいのに、当事者気分を味わう羽目になる。
それでも面白いものは面白いんだよなあ。
投稿元:
レビューを見る
毒島さんが警察を辞めた理由が明かされました。
いい人なんですよね。
これからの活躍も期待しております。
投稿元:
レビューを見る
2022/2/20読了。
御子柴シリーズを読み終わってしまったので、次は何にしよう?と思い…
初めて手に取ったみた「毒島刑事」もの。
お手軽に読める。
最後はあっけない…というか…それで良いの?と思わずにいられない。
もう一捻り、欲しかった。
そして毒島刑事、好きじゃないタイプなので残念。
投稿元:
レビューを見る
毒島刑事が名前の如く毒舌を畳みかけ、容疑者を落としていくのが圧巻の連作短編集。連続射殺事件、出版社連続爆破事件、連続塩酸浴びせ事件、連続硫酸タリウム注射事件(どれも連続だねえ)の犯人たちを教唆する「教授」という存在が浮かび上がる。集団にはなじまないが、鋭い洞察力を持つ毒島は次々と犯人を追い詰め、教授に迫っていく。さすがの麻生班長も若き日の犬養隼人刑事も茫然自失の有様である。事件自体は卑劣・悲惨なもので、うわっと思うが、ミステリーとしては読みごたえありだ。勿論、どんでん返しぽいものもある。毒島が辞職して作家になるのもどんでん返しか。
投稿元:
レビューを見る
毒島刑事第二弾。
前作よりも毒舌だった。
といっても毒島刑事が作家になる前の話なので、
時系列的にはこちらの方が以前の話になるが。
前作は警察に所属していると言っても、
オブザーバー的な立場だったのに対し、
今回はバリバリの捜査官なので、
国家権力を背負っている感じが毒舌をきつく感じるのだろうか。
それでも、容疑者の相手をしている時は、
職業的な必要性だとこちらが勝手に値引いているせいか、
身内に対する毒舌には身がすくんだ。
それとも、今回の犯人「教授」が、
人を操って犯罪を行う強敵だったためか。
そのせいか、前作より面白かった。
投稿元:
レビューを見る
案外、時間かかってしまった毒島さん、最後の事件。また、すごいキャラを作り出したなー、中山さんは…といった感じ。「中山七転八倒」によると、中山さん御本人と似たキャラなのか気になりつつも、今回も楽しませてもらいました。