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シュールな1冊。そこまでしますか中学校!中学校に妻と子供を監禁されてありえないのにありえそうな(そこがまた怖い!)教師達と戦う父親が痛快です。
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中学生の時に読んだ。
ストーリーはおぼろげでも、22歳の今でも思い出せるキャラクターの濃さ。英語の先生とか特に!
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15年前の話である
それぞれの教科の痛いところを一つ一つ確認してくれる、だが主人公の話が結局理想論であることも否定できない、だから改善でなく逃走という結論に納得した
結局大勢の国民を効率よく教育するには犠牲もありうる
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中学のいわゆる保護者会に行った妻と息子が帰って来なかったので、中学校に乗り込む作家さんのお話
学校教育に対して、清水義範らしい揶揄の仕方なんだけど、この中学の教育論というかがすっげーわかるわー
というより、教育論批判についてかなり同意するというのが正しいかな
30年前に書かれたものなのに、今現在でもこの課題はまったく進展がないというのを実感
自分が体験したものと、親目線で見て取れるものと、親として教師と接して感じるもの
もっと子供を信じてやればいいと思うんだけどなぁ
作中で、教育というのは復讐だという主張があるけど、まぁ一理あると思う
ストレートで教師になる人は、子供の頃から教師になるまで「学校」という社会しか経験していないことになる
大学では教育に関して学ぶ機会はあるものの、やはりそれは大学とは言え教師からのものでしかない
大学の時、教育学部の人と話してて「バカじゃねーの?」と思う意見が時々あったものの、それが教育の場では最適とされていることだったりするんだよね
その意見に迎合できる人だけが教師になり、「バカじゃねーの?」と思う人は教師にはならないというサイクル
そりゃぁ改善しないわな
国語に関しては、清水義範の「国語入試問題必勝法」でも書いてある内容を予備校でも教わったなぁ
選択肢を除外する理由として、「言いすぎ」、「不足」、「間違い」
あと、一番厄介なのが、「一般的には正しい意見だが文中にはかかれていない」
一番近いものっていうんだったら、多少見当違いに思えても他の選択肢には明らかな間違いがあるんだから正解にせざるを得ないよな
こんな読解力を試して何になるのかね?
以前、とある作品のこのキャラは恋心を抱いているかどうかで友人と議論になったけど
作中には明確な恋とは断定されていないけど、行動から明らかに恋心を抱いていると思える状況
言葉では否定しつつも実際はどうか、と言うのは読者それぞれに委ねられたものであって、誰かに決めつけられるものではなないと思うんだよね
文章として書かれた表面上の意味と、さらにその奥に隠された主張を読み解くのが文学だと思う
ま、表面上の意味も正しく読み取れないならその奥なんてわかんないんだろうけどさ
社会に関しては、思想が偏っていない社会科教師なんていないのでは?と思うほどにどっちかに偏ってた印象
主に左側にね
ちょいちょい自分の意見を授業で入れてくるの、ホントやめて欲しい
決められたカリキュラムというのも大事なのはわかるけど
世の中にはモンテッソーリ教育というのもありましてね
皆一斉に同じ事を学ぶのではなく、それぞれの長所を伸ばす方法もあるあるわけで
実際にそれを取り入れている幼稚園や市立の学校もある
なので、子供の自主性に任せたらとんでもないものになるわけではないんだよなぁ
この本、読む人によってとらえ方がまったく変わってきそうだな
教師にとっては将に悪書���なるのか、問題提起のテキストとなるのかは分かれるところだろうね