紙の本
きっちりコンパクトにまとめた分量が嬉しい解説本
2006/08/18 12:03
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラえもんのアニメを、子供の頃見ていた、あるいは、今でも見ている人はかなりの数に及ぶと思います。テレビを付ければ、週に一コマ、動くドラえもんの姿が見ることができ、定期的に映画が製作され、放映されています。ほとんどの人が、一度は見たことがある作品でしょう。しかしながら、その一方で「原典」であるところの漫画版ドラえもんについては、その長大な連載期間ゆえに、よほどの事がない限り、フォローしきるのは難しくなっています。つまり、漫画版ドラえもんを解説した本の需要が生まれてくるのです。
本書は、そうしたニーズにしっかりと答えた一冊です。作品の理解のために必要な、種々の要素を過不足無く盛り込んでいる上に、図も豊富で、これまでアニメ版にしか触れてこなかった人も、全く違和感なしに入っていける内容になっています。値段も安く、文庫であるために、持ち運びにも適しているのも嬉しいところ。お子様をはじめとする「現役」でドラえもんを見ている層にお勧めできるのはもちろんのことですが、子供に連れ添う形で映画などを見る前に一読しておく、といった使い方もできるのがこの本のいい所。正に実用志向の研究本と言えるでしょう。
電子書籍
大人も!
2022/02/17 01:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これ、読んで良かったです。大人も読んで楽しいドラえもんの秘密や、裏話とか、い、こうだったなぁ……と思い出すことも……。お子さんと一緒に大人の方も
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名前負けしない「ドラえもんマニアのための本」。もちろん単行本を全部読んでる人なら知ってる内容だけど、単行本未収録のキャラへの言及や、愛のある目線で綴られたコラムはどれも必見。
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ドラえもんが大好きすぎて、自称ドラえもんマニアな人は必ずこの本を読みましょう(笑)45巻すべて読んだだけじゃ分からない小話もあり。きちんと系統だてて分析してあり、ドラえもん学を志すにあたっては必須の一冊。ドラえもんが少し好き、程度の人には全然おもしろくないかも(笑)
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ドラえもん好きは重宝。
マニアしゃなくても楽しめる一冊。
てんコミのジャイアンのリサイタル回数や、しずちゃんの入浴回数なんかも載っている徹底ぶり。
ドラビアだらけです。
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謎本ブームが起きる中、満を持して発行された、ドラえもんルームによる公式本。オーソドックスな謎に答えます。
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以下の謎をひとつでも知りたくなったドラえもん好きは、是非読むといいよ。
・なぜドラえもんが青いのか?→ネズミに耳をかじられたから、というのは有名な話。だがなぜわざわざドラえもんの色を青に設定したのか?
・コミック版には収録されていない、幻のお助けロボット●●の存在。のび太もだらしないし、ドラえもんもちょっと便りない。セワシが送り込んだ●●…ドラえもんファンは数多いけれど、このロボットの存在を知る人は1%もいないのでは?!
・「安雄」と「はる夫」→すぐに誰か思い浮かぶ?この二人の顔が思い浮かんだら、かなりのマニアだね。
・ドラえもんといえば秘密道具。だが道具の出てこないお話も存在するのだ。道具なしでも素敵なお話になるって登場人物がみんな個性豊かなあらわれだよね!さぁ、いくつ浮かぶかな?
ほかにものび太の成長っぷりや、のび太としずかちゃんの愛の物語の考察なども読んでいて面白い。
主要登場人物のあんな顔やこんな顔も…。
清楚なしずかちゃんのグダグダっぷり(下着姿でアイスをむさぼっている!)や、スネちゃまの自慢ランキングなどなど、読んでいて飽きない!
改めて「ドラえもん」という漫画の偉大さを感じた1冊。
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ISBN 4-09-416041-8
入手条件・定価 438円
全国書誌番号 98060684
団体・会議名標目 小学館∥ショウガクカン
団体・会議名標目 藤子プロ∥フジコ プロ
普通件名 漫画∥マンガ
→: 上位語: 絵画∥カイガ
→: 下位語: 少女マンガ∥ショウジョマンガ
→: 関連語: 諷刺画∥フウシガ
→: 関連語: 漫画家∥マンガカ
→: 関連語: キャラクター
→: 関連語: 漫画喫茶∥マンガキッサ
NDLC KC486
NDC(9) 726.101
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000002651984
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「ド・ラ・カルト」4
編 小学館ドラえもんルーム
出版 小学館文庫
p216より引用
“自分の弱さというものを知り尽くしながら、
それでもやっぱり、一段でも二段でも、一歩でも二歩でも、
前へ行きたい、高みに登りたい。”
日本を代表する漫画でありアニメであるドラえもんの中の、
マンガ作品群に対しての研究をまとめた一冊。
連載年表がついているため、
歴史が一覧できて便利です。
上記の引用は、
原作者・藤子・F・不二雄氏の語録の中の一文。
己を知り向上心を持ち続ける事が、
現状の悪い部分を解決する良い方法なのでしょう。
ドラえもんをより深く知りたい方に。
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国民的マンガドラえもんの公式研究本。単行本に収録されていない内容までもが収められている貴重な本。ドラえもんのすごいところは設定に縛られていないところ。後で変わったり無かったことになっているものが多い。このフレキシブルなところが長期の連載を可能にした源だろう。
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ドラえもん研究をしたい方は必見。私はこの本で人生の筋道をたてられたといっても過言ではない。
ドラえもんの真のメッセージを感じられる
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ドラえもんの世界を、おちょくるでもなく、重箱の隅をつつくでもなく、「正統」な感覚で深く掘り下げた本。
「ドラえもん愛」が伝わってくるなあ。すばらしい。
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初版で買って、何度も何度も読んで、相当年数お蔵入りしてました(*ノ∀`*)もう忘れていた知識の方が多いけど、改めて読むと感動が甦ります。嬉しくない!またドラえもんと一緒に暮らさない!は今回も泣きました。声優さんは変わってしまったけど、初代ドラえもんの声は記憶の中に刻み込まれてます。設定の秀逸さ、ドラえもんが生まれた経緯、長年続く名作アニメたる所以がよく分かる1冊です。
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読書は面白いけど、頭や心が疲れることも多いので、箸休めに良さそうと思いこの本を借りてみた。
この本は1998年に出版されていて、ドラえもん論の先がけのような本みたいです。ドラえもん好きなので、ドラえもん特集の雑誌や50周年の記念本は持っているけれど、それらよりも読みやすく、コミック未収録の作品についてなど知らない内容もたくさんあって面白かった。
P.162より
「ドラえもん」の設定の矛盾について、重箱の隅をつつきだしたらきりがない。
それよりもむしろ、目を向けるべきは、こういう細かい矛盾をいくらでも飲み込んでしまうようなおもしろい設定についてだ。